湿疹・発疹で考えられる病気･原因は？医師が徹底解説！

発疹は皮膚に出来る病変のなかでも急にでてきたもののことを指します。湿疹は発疹のなかに含まれます。 発疹のなかでも皮膚に赤みを帯びたり、水疱になったりするようなポツポツとしたできもので、さらに、かゆみやヒリヒリ感がでることを湿疹とよぶのです。

皮膚にでる発疹は、生まれつきのものから、感染ででるもの、アレルギーによる蕁麻疹などさまざまです。感染症では手足口病や突発性発疹、伝染性紅斑や伝染性単核症、水痘や麻疹、風疹などがあげられます。稀に、川崎病や膠原病など全身疾患で発疹がでることがあるため注意が必要です。

発疹のひとつである湿疹の原因となる病気は、接触性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎が多くを占めます。接触性皮膚炎のかぶれのもとになるものは、石けんや洗剤、化粧品などの化学物質だけでなく金属や食べ物など多岐にわたります。その他に湿疹の原因となる皮膚疾患としては脂漏性皮膚炎、貨幣状湿疹、うっ滞性皮膚炎、皮脂欠乏性湿疹などがあげられます。

もちろん、年代により疑われる病気はかわってきますが、皮膚に病変がでる病気は多種多様であり、老若男女問わず発疹や湿疹はでます。

すぐ病院に行った方が良い「湿疹・発疹」症状は？

• 高熱が出現した場合
• 息苦しさ、口や顔の腫れ、下痢などの症状がある場合

これらの場合には、すぐに病院受診しましょう。

行くならどの診療科が良い？

主な受診科目は、皮膚科、内科です。

問診、診察、血液検査、培養検査、画像検査などを実施する可能性があります。

病院を受診する際の注意点は？

持病があって内服している薬がある際には、医師へ申告しましょう。

いつから症状があるのか、痒みや痛みがあるのか、他にどのような症状があるのか、など医師に伝えましょう。

治療をする場合の費用や注意事項は？

保険医療機関の診療であれば、保険診療の範囲内での負担となります。

湿疹・発疹症状の病気