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足の親指の爪の横が痛い

SY0233 足の親指の爪の横が痛い

歩く度に足の親指の爪の横が痛いと、動くのが億劫になり運動不足の原因の1つとなりますよね。ここでは、足の親指の爪の横が痛くなる原因と考えられる病気、対処法などをMedical DOC監修医が紹介します。

「足の親指の爪の横が痛い」ときに考えられる病気と対処法

足の親指の爪の横が痛いときに考えられる病気には、爪の変形や炎症など爪の周りに問題がある場合と、糖尿病などの全身疾患によるものが考えられます。歩くのに重要な足を支える足の指付近の健康はとても大切です。まだ我慢できるから、と放置すると悪化してしまう可能性もあります。原因を探って適切な対処を心がけましょう。

足の親指の爪の横が痛くて腫れている場合の原因と対処法

足の親指などの関節付近が腫れて激痛を生じるの状態のことを指します。
まずは、足を高い位置に保ちましょう。机の上に足を上げるのも良いでしょう。患部を安静にし、よく冷やしましょう。
このような症状が現れた場合、痛風が疑われます。痛風は、体内で作られる尿酸が増えすぎて結晶化して関節や組織にたまって炎症を起こす病気です。ある日突然、足の親指の付け根などの関節が赤く腫れ痛み出す痛風発作が起こります。男性に多く見られ、高カロリー食、過食や多量の飲酒が危険因子と考えられています。

足の親指の爪の横が痛くて膿んでいる場合の原因と対処法

爪の周囲が痛み、腫れがあり、膿が溜まって黄色くなっている状態のことを指します。ズキズキとした痛みで眠れないこともあります。爪の下や爪の横に膿が溜まり、黄色くなることもあります。
足の親指の爪の横が痛くて膿んでいる場合は、清潔なコットンやティッシュなどをあて、抑える程度で出た膿を拭き取り、水かぬるま湯で洗い流しましょう。無理にいじって膿を出すと余計に腫れがひどくなったりするため、強く絞ったり引っ掻いたりしないようにしましょう。
このような症状がある場合、化膿性爪周囲炎が疑われます。化膿性爪周囲炎とは、ささくれ、深爪、巻き爪、陥入爪、マニキュア、爪を噛む癖などが原因で、病原菌が侵入して炎症を起こすものです。

足の親指の爪の横や指先が痛くて血色がない・悪い場合の原因と対処法

手や足の指の血流が悪くなり爪が真っ白や青紫色に変色してしまう状態のことを指します。痺れや痛みを伴うこともあります。
まずは、指先や体を温めましょう。徐々に顔色や爪の色が悪くなっていって元に戻らない場合や、息苦しくなって来る場合は心臓や肺に病気がある可能性があります。すぐに医療機関を受診しましょう。
このような症状が現れる場合、膠原病や、肺や心臓の病気の疑いがあります。膠原病は、全身の血管や皮膚、筋肉、関節などに炎症が見られる病気の総称で、関節が痛む関節リウマチや、手の指先から皮膚が硬くなる強皮症なども膠原病の一種です。慢性閉塞性肺疾患や肺線維症などの肺の病気によって十分な呼吸ができない場合や、心不全などの心臓の病気によって血液の循環が十分にできない場合などが考えられます。

足の親指に針で刺されているようなチクチクとした痛みがある場合の原因と対処法

足の指にチクチクした痛みや、ジンジンとしたしびれがある状態のことを指します。両足に現れ、足の指から始まり足の裏、足の甲、ふくらはぎというように下から上の方に広がっていきます。
まずは、鎮痛薬を服用しましょう。医療機関から処方されているものがなければ、市販薬でもいいでしょう。
このような症状がある場合、糖尿病が原因の神経障害が疑われます。糖尿病は、インスリンがうまく作用せず血糖が高くなる病気です。糖尿病になると、合併症としてしびれや痛みなど感覚が鈍くなる神経障害と、足への血の流れが悪くなる末梢神経障害が起こりやすくなるのです。

すぐに病院へ行くべき「足の親指の爪の横が痛い」症状

ここまでは痛みが起きたときの原因と対処法を紹介しました。
応急処置をして痛みが落ち着いても放置してはいけない症状がいくつかあります。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。

爪に黒い線がある場合は、皮膚科へ

爪に縦方向の黒い線がある、黒い線の幅が拡大する、爪の周りの皮膚に黒いしみがでる、爪が変形してくる症状が当てはまります。
爪に黒い線がある場合に考えられる病気は、爪や爪周辺にできた悪性黒色腫(メラノーマ)という皮膚がんです。悪性黒色腫は、皮膚の色を作るメラニン細胞やホクロの細胞が悪性化したもので、皮膚がん(悪性腫瘍)です。
主な診療科は皮膚科です。早期発見、早期治療が大切ですので、少しでも疑わしい場合は早めに医療機関を受診しましょう。

「足の親指の爪の横が痛い」のは巻き爪が原因?

足の親指の爪の横が痛い場合、巻き爪が原因である可能性があります。
巻き爪は、爪が湾曲し、皮膚に食い込んでいる状態です。主に足の親指の爪にみられます。
巻き爪になると、湾曲した爪が皮膚に当たり、炎症が生じて、痛みや赤みが見られます。巻き爪部分が皮膚に食い込んで、痛みや炎症を起こした状態を陥入爪といいます。進行すると、巻き爪部分がさらに皮膚に食い込んで炎症がひどくなり、爪の横の皮膚に肉芽腫という赤い腫れが生じることもあります。さらに炎症が進むと、指先が化膿して膿がたまり激痛を伴います。足の指先に体重を乗せることができなくなり、靴が履けなくなる、踵で歩くような状態になることもあります。
巻き爪かどうか自分でチェックする方法をご紹介します。巻き爪は、爪を前から見ると、筒状や、「の」の字、「つ」の字のように見えたりする状態になります。爪の下の皮膚に爪の端が食い込みます。深爪や足に合わない靴を履くこと、外反母趾、爪の水虫なども巻き爪の原因になります。
巻き爪の主な診療科は皮膚科です。爪の先の両側に孔をあけ、ワイヤーを通し爪の湾曲を矯正する治療や、アクリル人工爪を装着する治療などがあります。まずは、受診しましょう。

「足の親指の爪の横が痛い」のはひょうそ・爪囲炎が原因?

足の親指の爪の横が痛い場合、原因はひょうそ(瘭疽)・爪囲炎の可能性があります。
ひょうそとは、手足の爪周辺の小さな傷から細菌感染を起こし、炎症が起き、痛みや腫れが生じている状態です。
ひょうそに起こりやすい症状は、手や足の爪の周囲が赤く腫れ、激しく痛み、炎症が進むと膿が溜まったり、指先の関節が腫れて曲がらなくなったりすることです。
ひょうそかどうか、自分でチェックする方法をご紹介します。ひょうそは、爪の縁が赤く腫れたり、爪の縁に沿った皮膚の下や爪の下に膿が溜まることが特徴です。爪の周りの怪我、ささくれ、巻き爪、水や洗剤などによる刺激が原因となることがあります。指を噛む、指をしゃぶるなどの癖がある人にも起きやすいです。ただし、原因となる菌の特定には皮膚科での細菌培養検査が必要となります。
ひょうその主な診療科は皮膚科です。抗菌薬の軟膏の外用、内服薬や痛み止めを使用することもあります。膿が溜まっている場合は切開して中から膿を出すこともあります。まずは、受診しましょう。

「足の親指の爪の横が痛い」治し方&痛みを緩和させる対処法

痛みを抑えるためには、市販薬の鎮痛剤を飲んでも良いでしょう。
ロキソプロフェンの有効成分が配合されている痛み止めは、眠くなりにくく効き目も早いです。
15歳未満の小児であれば、アセトアミノフェンが有効成分に配合されている痛み止めを使うようにしてください。
もし、腹痛などの症状もある場合は、市販の鎮痛薬は胃への刺激が強いため控えたほうがいいでしょう。
巻き爪が原因の場合、テーピングは痛みの緩和が期待できます。痛みのある爪と皮膚の間をテープの力で広げて痛みを緩和しましょう。爪の横ギリギリにテープの端を貼り、爪と皮膚の間を広げるように強く引っ張りながら指の下を通り反対側に回して貼ります。

「足の親指の爪の横が痛い」症状で考えられる病気と特徴

考えられる病気は21個ほどあります。
各病気の詳細はリンクからご覧ください。

関連する病気

  • 巻き爪
  • 陥入爪
  • 外反母趾
  • 蜂窩織炎
  • 化膿性爪周囲炎
  • ひょうそ
  • 爪白癬
  • 強皮症
  • 混合性結合組織病
  • 多発性筋炎
  • 皮膚筋炎
  • 関節リウマチ
  • 心不全
  • 心血管奇形
  • 肺線維症
  • 痛風
  • 悪性黒色腫
  • 有棘細胞癌

爪や骨の変形が原因である疾患

多くの場合、爪の切り方や靴選びなど日常生活習慣で改善することが期待できます。

  • 巻き爪
  • 陥入爪
  • 外反母趾

細菌・真菌感染などが原因である疾患

小さな傷は細菌感染症のきっかけになります。知らないうちに足の指に傷がついていないか確認しましょう。

  • 蜂窩織炎
  • 化膿性爪周囲炎
  • ひょうそ
  • 爪白癬

爪症状の原因が全身性の病気

代謝性の疾患や肺や心臓の疾患などの症状の一つとして指や爪などの変形や痛みが出現します。

  • 糖尿病
  • 膠原病
  • 強皮症
  • 混合性結合組織病
  • 多発性筋炎
  • 皮膚筋炎
  • 関節リウマチ
  • 慢性閉塞性肺疾患
  • 心不全
  • 心血管奇形
  • 肺線維症
  • 痛風

皮膚疾患が原因

皮膚がんは足の指以外でも発症します。

  • 悪性黒色腫
  • 有棘細胞癌

まとめ

足の親指の周りは、爪や足の変形による痛み、関節の炎症、細菌などの感染、全身疾患や血行不良など、さまざまな原因で不調が現れます。
歩行時などの違和感が生じたときには、よく足の指の観察をしてみた方が良いでしょう。
糖尿病などによって神経障害があると、痛みの感覚がなくなっており症状がひどくなってから発見されることがあるため注意が必要です。
原因を正しく見つけ、適切な治療を早めに受けることが大切です。

この記事の監修医師