浅田さん
歯医者さんの先生にお話を伺う機会ってなかなかなくて。今日はたくさん質問したいと思います!
土黒先生
診療時間内にお話しする機会って、確かに少ないですものね。なんでも聞いてください! その前に、浅田さんはいつもどのように歯のケアをされていますか? すごくきれいな歯をされていますよね。
浅田さん
私、本当に特別なことはほとんどしていなくって、毎日歯を磨いて、気になったときに歯医者さんに行くくらいです。歯のクリーニングと、歯石取りとか、自分でできないところは先生にやってもらっています。
土黒先生
定期的に行かれてるのですね。すごくいいことです。
浅田さん
コロナ禍で、歯医者さんへ行く回数がぐっと減ってしまいましたが。
土黒先生
そういう方、多いです。以前はだいたい何カ月おきに通っていましたか?
浅田さん
前は気がついたときに行っていましたが、今は2カ月に1回くらいかな。以前はホワイトニングもしていたんです。最近はできていなくて、そろそろホワイトニングをしたいです。
土黒先生
ホワイトニングもされていたのは、すごく素敵なことだと思います。
浅田さん
ペース的にはどれくらいがいいのでしょうか?
土黒先生
人によりますね。たとえば、タバコを吸っていてヤニがつきやすいからと月に1回クリーニングに来られる方もいらっしゃいますし、歯磨きが上手な方は3カ月に1回の方もいらっしゃいます。
浅田さん
コーヒーとか紅茶がすごく好きなんですけど、歯に色がついてしまうって聞いたことがあって……。
土黒先生
はい。ついてしまいます。コーヒーや紅茶のステインの影響で、歯の裏側が黒くなっている方は多くいらっしゃいますね。
浅田さん
それ聞くと、飲むのを控えようかなとか思ってしまいます。
土黒先生
好きなものを我慢すると辛いので、飲むたびにお水も飲まれるといいですよ。中和させるといいんです。
浅田さん
やってみます! それと、自分では気づいていなかったのですが、小顔矯正の先生に「歯のくいしばりがすごくあるね」って言われたんです。競技をしていた影響かもしれないのですが、すごく気になって、マウスピースを作ってもらいました。寝るときにマウスピースをしているのですが、これって歯に悪くないんでしょうか?
土黒先生
歯ぎしりや食いしばりのある方は、歯がすり減ってしまったり、あごの関節に負担がかかってしまったりするので、マウスピースを着けてもらったほうがいいんですよ。大丈夫です。
浅田さん
よかったです。歯の食いしばりで顔の輪郭が変わることってあるのでしょうか?
土黒先生
あります。よく噛むと咬筋と呼ばれる筋肉が発達して膨らみますから。意外かもしれませんが、食事中以外は人間って、きっちり噛み合わせているわけではないんですよ。ですから、寝ているときにグーって強く噛んでいると、咬筋が発達しちゃうんです。
浅田さん
競技でジャンプをするとき、顎にグッと力を入れたせいで歯が欠けてしまったこともありました。あの頃の食いしばりの癖がまだあるんだと思います。マウスピースをつけていると寝づらいんですが、がんばります。顔の輪郭が変わるのは嫌だから(笑)。
土黒先生
そこは、頑張ってもらったほうがいいと思います。見た目も大事ですから(笑)。浅田さんは健やかな歯を保つために、マウスピースをされたり、コロナ禍でも2カ月に1回は歯科医院に通われたりと、すごく意識が高いですよね。美しい歯を保つには大切なことなので、続けていただきたいです。