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特集「紫外線」 夏の終わりのスキンケアについて 鷲見玲奈アナウンサーと皮膚科専門医と対談 フリーアナウンサー 鷲見 玲奈さん 特集「紫外線」 夏の終わりのスキンケアについて 鷲見玲奈アナウンサーと皮膚科専門医が対談 フリーアナウンサー 鷲見 玲奈さん

夏の紫外線対策、みなさんどうしていますか? 仕事柄、ロケで紫外線にさらされる機会の多いフリーアナウンサー鷲見玲奈さんも、この時期のスキンケアに興味津々のご様子。日本皮膚科学専門医である木村有太子先生と対談形式で、紫外線と肌の関係について掘り下げていきます。

鷲見 玲奈さん

インタビュアー
鷲見 玲奈(フリーアナウンサー)

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2013年4月、テレビ東京入社。入社後すぐに深夜番組『一夜づけ』の担当となり、人気を博す。2020年にテレビ東京を退社し、フリーアナウンサーとして活躍中。
木村 有太子先生

監修医師
木村 有太子(順天堂大学医学部附属浦安病院 准教授)

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日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。順天堂大学医学部・大学院医学研究科准教授。専門分野は真菌、美容皮膚科・レーザー、痤瘡。
chapter01 夏の終わりは乾燥肌になりやすい? chapter01 夏の終わりは乾燥肌になりやすい?

鷲見 玲奈さん鷲見さん

紫外線対策。つまり日焼け止めを塗る時期は、夏だけで大丈夫なのでしょうか? 

木村先生木村 有太子先生

一年中、紫外線はふりそそいでいます。確かに5月~8月は紫外線量が増加するため、日焼けのピークは夏ともいえるのですが、秋冬も日焼け止めは塗っておいた方がベターです。また、紫外線は窓からも入ってくるため、屋内にいるときでも塗っておくとよいと思います。

鷲見 玲奈さん鷲見さん

やはりそうですよね。仕事柄、一年中紫外線対策はしているのですが、日焼けしやすいのが本当に悩みなんです。

木村先生木村 有太子先生

肌が赤くなる方、茶色くなる方など、紫外線の影響は個人差があります。鷲見さんはどのような影響がでますか?

鷲見 玲奈さん鷲見さん

いわゆる日焼け肌というのでしょうか……茶色くなります。

木村先生木村 有太子先生

日焼けした後、乾燥しやすくなりませんか?

鷲見 玲奈さん鷲見さん

乾燥します!

木村先生木村 有太子先生

表皮にはバリア機能があるのですが、紫外線の影響でそのバリア機能が低下してしまいます。そうすると乾燥しやすくなり、さわるとゴワゴワした感じになります。肌は乾燥すると角質を厚くして水分が出ていくのを防ごうとしますので、ターンオーバーが乱れてしまうという、悪循環に陥ります。

鷲見 玲奈さん鷲見さん

やはり紫外線の影響だったんですね……。乾燥してるうえに色が黒くなって、ファンデーションも合わなくなり、確かに悪循環を感じます。

chapter02 日焼けした肌、乾燥した肌のアフターケアについて chapter02 日焼けした肌、乾燥した肌のアフターケアについて

木村先生木村 有太子先生

日焼けで、悲惨な体験をされたことありますか?

鷲見 玲奈さん鷲見さん

屋外での長時間ロケで、日傘がさせない環境だと、ひと目でわかるほど肌がボロボロになります。ひどい日焼けをしてしまうと、そのあとしばらく戻らなくて、「あ~あの日の日焼けが……」なんて思い出すこともあります。

木村先生木村 有太子先生

長時間、日焼け止めを塗りなおせなかったんですね……。理想は、2~3時間おきに日焼け止めを塗りなおすことですが。

鷲見 玲奈さん鷲見さん

なかなか難しいです。メイクしていただいた後に手を加えるのはハードルが高くて。

木村先生木村 有太子先生

そうですよね。今はさまざまなタイプの日焼け止めが出ていますから、メイクの上からスプレーできるタイプを常に持っておくのはいかがでしょうか? 髪にも使えて便利です。もしくは、日焼け止めクリームを手のひらで体温と同じ温度にしてから、ポンポンと肌に置くように塗ると、メイク崩れしにくくなります。

鷲見 玲奈さん鷲見さん

やってみます! スプレータイプの日焼け止めも試してみたいです。

木村先生木村 有太子先生

撮影中は難しいと思いますが、サングラスをして目を紫外線から守ることも大事です。紫外線を浴び続けると、歳を重ねるにつれ耳の後ろにシミやシワが出てくる原因になってしまうんです。それと、耳の後ろにも日焼け止めを塗るようにしてください。また、マスクで日焼けを防ぐことはできないため、マスクでカバーされている口元にも日焼け止めを忘れないでくださいね。

鷲見 玲奈さん鷲見さん

耳の後ろもマスクで隠れる部分も、気を抜いてはいけませんね。どうしても日焼けし、乾燥してしまったときは、どうしたらよいのでしょうか?

木村先生木村 有太子先生

日焼けは、軽い火傷と考えて下さい。当日は、少し冷やすと沈静効果があるのでおすすめです。とにかく、炎症を抑えることが大事です。ほてりが鎮まったら十分に保湿をして、美白美容液を使ったり、ビタミンCを飲んだりして対処するといいですね。

鷲見 玲奈さん鷲見さん

冷やして、保湿して、美白する。

木村先生木村 有太子先生

はい。急性期はそれが肝心です。

鷲見 玲奈さん鷲見さん

肝斑も気になっているのですが、対処方法ありますか?

木村先生木村 有太子先生

トラネキサム酸ビタミンCを併用で摂るのが効果的です。

鷲見 玲奈さん鷲見さん

濃いシミになってしまったら、レーザー治療しかないでしょうか?

木村先生木村 有太子先生

肝斑ではなく紫外線によってできた濃いシミであれば、確かにレーザー治療が効果的だと思います。

chapter03 肌診断後に最適なスキンケア方法を見つけましょう chapter03 肌診断後に最適なスキンケア方法を見つけましょう

木村先生木村 有太子先生

基本的にはしっとりしている状態ということで、素晴らしいと思います。化粧のノリが毎日同じという方はほとんどいないので、特に気にしなくていいと思います。女性の場合は特にデリケートで、ホルモンバランスによっても肌の調子が変わりますから。

鷲見 玲奈さん鷲見さん

よかったです。シミ・そばかすが気になるとチェックしましたが、日焼けが原因だと思うので、気をつけようと思います。

木村先生木村 有太子先生

皮膚のターンオーバーが促進されると、日焼け肌の色も戻っていくのですが、やはり日焼けを防ぐことが一番です。季節の変わり目の肌トラブルも、みなさんたいてい感じてらっしゃいます。すべてを未然に防ぐことは難しいので、夏の終わりの乾燥肌には保湿をするなど、そのときに正しい対処をしていくといいですね。

鷲見 玲奈さん鷲見さん

トラブルというほどではなくても、肌のくすみを感じるときがあります。あれはなにが原因なのでしょうか?

木村先生木村 有太子先生

一番上の角質が硬く厚くなると、皮膚表面の凹凸が大きくなります。いわゆる“キメ”が粗くなってしまうと、くすんで見えてしまう原因に。やはり、肌のターンオーバーがうまくいかないことが原因といえます。

鷲見 玲奈さん鷲見さん

肌の変化が激しいと、敏感肌なのかしら? と思うこともあります。出張の後や疲れているときに特に気になるので、きっとターンオーバーが乱れてしまっているんですね。

木村先生木村 有太子先生

日焼けを極力避け、規則正しい生活を送っていれば、艶肌キープができると思いますので、できる範囲でケアをしてみてくださいね。

鷲見 玲奈さん鷲見さん

はい! 肌トラブルを未然に防ぐ意識で、がんばります!

編集部より

女性にとって、肌のトラブルは死活問題……。いつでも健やかな肌を保ちたいものですが、特に夏の終わりの日焼けと乾燥にお困りの方も多いはず。木村先生のおっしゃるように、紫外線対策を完ぺきに行うことでそれらのトラブルが軽減されるなら、やらない手はありません。こまめに日焼け止めを塗り、たっぷりと保湿をすることで、つややかな肌に整えて秋を迎えたいものです。

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この記事の監修医師