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「血圧が160以上で現れる症状」はご存じですか?原因や血圧を下げる方法を医師が解説!

 公開日:2026/04/18
「血圧が160以上」で現れる”リスクや症状”はご存じですか?医師が解説!

血圧160以上が示す身体のサインとは?メディカルドック監修医が、医療機関と家庭で数値が異なる理由や、高血圧が招く重篤な健康リスクについて詳しく解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「血圧が160以上で現れる症状」はご存知ですか?原因や血圧を下げる方法を医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

伊藤 陽子

監修医師
伊藤 陽子(医師)

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浜松医科大学医学部卒業。腎臓・高血圧内科を専門とし、病院勤務を経て2019年中央林間さくら内科開業。相談しやすいクリニックを目指し、生活習慣病、腎臓病を中心に診療を行っている。医学博士、産業医、日本内科学会総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医、日本東洋医学会漢方専門医、日本医師会認定産業医、公認心理師。

高血圧とは?

血圧とは、心臓から全身に送り出された血液が動脈の壁を押す圧力のことを言います。血圧の高さは心臓が押し出す力と血管の拡張、弾力性により決まります。また、血液量が多くなったり、さまざまな原因で血管が収縮したり、動脈硬化により血管の弾力性が低下することで血圧が上昇するため、気をつけなければなりません。

血圧の基準値と高血圧の範囲

血圧の基準値(正常血圧)は、診察室での測定で収縮期血圧120mmHg未満かつ拡張期血圧80mmHg未満です。しばしば、診察室では血圧が上昇することがあります。健康診断などで高血圧を指摘された場合、自宅での血圧も測定することをお勧めします。
家庭血圧での正常値は、収縮期血圧115mmHg未満かつ拡張期血圧75mmHg未満です。
また、診察室血圧で140/90mmHg以上、家庭血圧で135/85mmHg以上の場合高血圧と診断されます。

Ⅱ度高血圧の数値

高血圧と診断された場合、さらに血圧の高さによりⅠ度高血圧、Ⅱ度高血圧、Ⅲ度高血圧と分類されます。
このうち、Ⅱ度高血圧に分類される血圧は、診察室で収縮期血圧160〜179mmHgかつ/または拡張期血圧100〜109mmHgにあたる場合です。家庭血圧では収縮期血圧145〜159mmHgかつ/または90〜99mmHgの場合がⅡ度高血圧と診断されます。

Ⅲ度高血圧の数値

Ⅲ度の高血圧は診察室で収縮期血圧180mmHg以上かつ/または拡張期血圧110mmHg以上を指します。家庭血圧では収縮期血圧160mmHg以上かつ/または拡張期血圧100mmHg以上の場合を言います。

家庭内と医療施設でなぜ高血圧の値が異なるのか

診察室外での血圧と、診察室での血圧が異なる原因としていくつか要因が考えられます。まず第一に白衣高血圧と言って、診察室では緊張が強く血圧が上昇してしまうことがあります。この場合には、自宅での血圧(家庭血圧)は、正常である事で区別をすることができます。緊張が強い方では、白衣高血圧がみられることが多いです。通常白衣高血圧は自宅での血圧を測定してもらい、問題が無ければ経過をみることが多いです。しかし、非高血圧と比較すると将来的な脳心血管病イベントを発症するリスクが高いと報告されています。注意して経過をみることが大切です。
第二に、仮面高血圧と言って診察室では血圧が高くないにも関わらず家庭での血圧が高い方です。これは、血圧が上昇する時間帯が異なっている可能性があります。朝に血圧が上昇していても日中は血圧が正常である方もいます。朝の血圧上昇は脳心血管イベントの発症リスクが高くなることが分かっており、治療を検討します。
自宅と医療機関での血圧の差がある場合には循環器内科を受診して相談をしてみると良いでしょう。

血圧160以上だとどのような症状・リスクがある?

収縮期血圧が160mmHg以上である場合、Ⅱ度高血圧と言えます。自覚症状はあまりないことも多いですが、さまざまなリスクがあると考えられます。

血圧160以上で起こりうる症状

収縮期血圧が160mmHg以上でも、自覚症状がないことが多いです。収縮期血圧が180mmHg以上のいわゆる高血圧緊急症となって初めて、頭痛などの自覚症状がみられることも多いです。しかし、160mmHg程度でも頭が重い(頭重感)、朝に頭痛がするなど軽い症状がみられることもあります。このような症状がある場合には、自宅で血圧を測ってみましょう。

血圧160以上で起こりうる健康リスク・病気の危険性

収縮期血圧が160mmHg以上で症状がなかったとしても、放置することは危険です。
今までの研究から、血圧120/80mmHgを超えて血圧が高くなるほど、脳卒中、虚血性心疾患、心不全、心房細動、慢性腎臓病、認知症のリスクが上昇することが分かっています。収縮期血圧が160mmHg以上を放置することで、動脈硬化が進行し、これらの病気が発症する危険性が増します。なるべく早めに生活習慣を改め、それでも低下しない場合には内服治療を考えましょう。早めに内科・循環器内科を受診することをお勧めします。

「血圧が160以上」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「血圧が160以上」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

血圧が160以上で何の症状があったらすぐに病院に受診した方が良いですか?

伊藤 陽子医師伊藤 陽子(医師)

収縮期血圧が160mmHg以上だからと言って緊急で受診する必要はありません。しかし、激しい頭痛、意識障害、視力障害、胸痛、息苦しさ、吐き気などの症状を伴う場合には緊急で受診する必要があります。症状がない場合には、自宅で血圧測定を行い収縮期血圧が140mmHg以上持続する場合には循環器内科を受診しましょう。

血圧が160以上だと脳梗塞になるリスクが高くなりますか?

伊藤 陽子医師伊藤 陽子(医師)

血圧が上昇するほど脳卒中のリスクが上昇することが分かっています。高血圧が持続することで動脈硬化が進行し、脳梗塞が発症しやすくなるため早めに治療をすることが大切です。

血圧の上が160以上で高血圧の人は薬で治療できますか?

伊藤 陽子医師伊藤 陽子(医師)

血圧が高い場合、降圧剤により治療をすることができます。しかし、二次性の高血圧などでは、他の原因を調べる必要があるため、まず循環器内科を受診し、相談をしましょう。

50代で血圧が上160を超えた場合日常的に血圧を測るべきでしょうか?

伊藤 陽子医師伊藤 陽子(医師)

どの年代であっても収縮期血圧が160mmHg以上の場合には治療の適応となる事が多いです。持続的に血圧が高い場合には、治療が必要となりますのでまず自宅で血圧を測定してみることが大切です。その上で、血圧が高い場合には受診しましょう。

まとめ 「血圧が160以上」と言われたらまず自宅で血圧測定を!

収縮期血圧が160mmHg以上である場合、高血圧である可能性が高いです。しかし、診察室で緊張して測定した場合には、血圧が高めに出てしまうこともあります。まず高血圧を指摘されたら、自宅で血圧を測定しましょう。自宅でも収縮期血圧が140mmHg以上持続している場合には、循環器内科を受診することが大切です。
高血圧は自覚症状がないことも多いですが、放置することで動脈硬化が進行し、脳卒中や心血管疾患のリスクとなります。早めに受診して治療をすることが大切です。

「高血圧」の異常で考えられる病気

「高血圧」から医師が考えられる病気は8個ほどあります。各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

循環器系の病気

脳神経系の病気

内分泌代謝系の病気

腎泌尿器科系の病気

「高血圧」に関連する症状

「高血圧」と関連している、似ている症状は7個ほどあります。各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

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