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  4. 動悸で考えられる病気・原因は?医師が徹底解説!

動悸で考えられる病気・原因は?医師が徹底解説!

動悸

動悸の症状は、心臓の拍動である「ドキドキ」を強く感じたり、その拍動音が大きく聞こえたり、いつもよりも早く感じたり一定のリズムではなく乱れた拍動を感じたりする状態のことを指します。

心臓は、全身に血液を運ぶために一生懸命動きます。そのため、貧血や脱水のように血液や血液の成分が少ない場合は、脈を早く感じるような動悸を感じやすいでしょう。また、不整脈がでると拍動の乱れや、極端に早くなったり遅くなったりする動悸として感じます。緊張したときに、心臓の拍動を強く感じたことはありませんか。不安や心配、緊張といった精神的な要因によっても動悸は生じます。

貧血や脱水、また発熱や低血圧などは、脈を速くするような動悸を感じる代表的な病気です。不整脈が出る心臓の病気は、狭心症や心筋梗塞など心臓の血管が原因のもの、弁膜症という心臓の弁に原因があるものが考えられます。心臓以外の病気として、甲状腺ホルモンの過多により働きが強くなってしまう甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)、血液の成分に偏りが出る低カリウム血症や低マグネシウム血症があげられます。また褐色細胞腫という副腎にできる腫瘍でも不整脈がでます。そして、精神的な要因としてパニック障害という病気もあります。

パニック障害は、女性が男性の2.5倍多く、60歳を超えると減少する傾向にあります。また、甲状腺機能亢進症も女性に多く、20~30代の若い方に多い傾向にあるのです。

すぐ病院に行った方が良い症状は?

  • 胸痛や息苦しさ、冷や汗などを伴う場合
  • 動くことができないほどの強い動悸を感じた場合
  • 安静の状態で脈拍数が1分間に140回を超える場合

これらの症状の場合には、すぐに病院受診を検討しましょう。

行くならどの診療科が良い?

主な受診科目は、内科、循環器内科です。

問診、診察、心電図検査、画像検査(レントゲンなど)、血液検査などが実施される可能性があります。

病院を受診する際の注意点は?

持病があって内服している薬がある際には、医師へ申告しましょう。

いつから症状があるのか、症状が出るきっかけはあるか、どのくらいの時間続くか、他の症状はあるのかなどを医師へ伝えましょう。

治療をする場合の費用や注意事項は?

保険医療機関の診療であれば、保険診療の範囲内での負担となります。

動悸症状の病気

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この記事の監修医師