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「ウォシュレット」の正しい使い方・間違った使い方はご存知ですか?医師が解説!

 公開日:2025/01/22

ウォシュレットが原因で大腸がんを発症することはある?Medical DOC監修医がウォシュレットで肛門を洗いすぎによる病気・疾患・ウォシュレットの正しい使い方・間違った使い方・大腸がんの原因・予防する食生活・予防法などを解説します。

※この記事はMedical DOCにて『「ウォシュレット」が原因で「大腸がん」を発症することはある?医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

齋藤 雄佑

監修医師
齋藤 雄佑(医師)

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日本大学医学部を卒業。消化器外科を専門とし、現在は一般外科、消化管内視鏡検査、生活習慣病を中心に診療を行っている。現在は岩切病院、高砂内科・消化器科クリニックに勤務。
日本外科学会外科専門医。日本医師会認定産業医。

「大腸がん」とは?

大腸がんは、大腸にできるがんの総称です。大腸は、盲腸、結腸、直腸からなり、それぞれにがんが発生します。初期段階では自覚症状が少ないため、便潜血検査や大腸内視鏡検査などによる早期発見が重要です。 進行すると、血便、腹痛、便秘、下痢などの症状が現れます。 治療法は、がんの進行度や患者さんの状態によって異なりますが、手術、化学療法、放射線療法などが行われます。

「ウォシュレット」が原因で「大腸がん」を発症することはある?

結論から言うと、ウォシュレットの使用と大腸がんの発症に直接的な因果関係はありません。 ウォシュレットは、肛門を清潔に保つための有効な手段であり、適切に使用することで肛門周囲の感染症などを予防する効果も期待できます。ただし、過度な使用や誤った使い方によって、肛門周囲の皮膚を傷つけたり、必要な常在菌まで洗い流してしまう可能性があります。 これにより、皮膚の炎症や感染症のリスクが高まる可能性はありますが、大腸がんの発症に直接つながるわけではありません。

ウォシュレットの正しい使い方

水圧と温度を適切に調節する

水圧は「弱」または「中」に設定し、温水温度は体温に近い37℃前後に設定しましょう。 強すぎる水圧や高温の温水は、肛門周囲の皮膚を傷つける可能性があります。

肛門に直接当てない

ノズルを肛門に直接当てずに、少し離れた位置から洗浄しましょう。 肛門に直接ノズルを当てると、粘膜を傷つける可能性があります。

洗浄時間は短くする

ウォシュレットのメーカーが推奨する洗浄時間は10秒〜20秒程度です。 長時間洗浄すると、皮膚に必要な皮脂まで洗い流してしまい、皮膚炎や痔核の悪化につながる可能性があります。

ウォシュレットの間違った使い方

強すぎる水圧で洗浄する

強すぎる水圧で洗浄すると、肛門周囲の皮膚を傷つけ、炎症や出血を引き起こす可能性があります。

高温の温水で洗浄する

高温の温水は、肛門周囲の皮膚を刺激し、やけどや炎症を引き起こす可能性があります。

ノズルを肛門に直接当てる

ノズルを肛門に直接当てると、粘膜を傷つけ、痛みや出血を引き起こす可能性があります。

「ウォシュレットと大腸がん」についてよくある質問

ここまでウォシュレットと大腸がんなどを紹介しました。ここでは「ウォシュレットと大腸がん」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

ウォシュレットを使うことで大腸菌に感染することはありますか?

齋藤 雄佑齋藤 雄佑 医師

ウォシュレットの使用によって、大腸菌による感染症が起きる可能性は非常に低いですが、全くないと断言するのは難しいです。そのためにも、ウォシュレットの適正利用として、直腸内に水圧をかけるような使い方や長時間の利用は避けましょう。

編集部まとめ ウォシュレットを正しく使って健康を守ろう!

ウォシュレットを適切に使用することで、快適さと衛生面を向上させることができます。適正利用のために、使用時間や水圧、水温など注意点を理解しておきましょう。これらに注意できれば、皮膚や健康に悪影響を与えるリスクを軽減することができます。

「大腸がん」と関連する病気

「大腸がん」と関連する病気は8個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

血液科の病気

婦人科の病気

大腸がんと症状が似ている病気は多くあります。初期の症状はあまりないことも多く、注意が必要です。気になる症状がある場合には、早めに内科を消化器内科を受診しましょう。

「大腸がん」と関連する症状

「大腸がん」と関連している、似ている症状は7個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

関連する症状

上記の症状がみられた場合には、大腸がんも疑われます。しかし、他の病気でも同様の症状がみられることもあり、症状のみでは区別がつきません。症状がある場合には、放置せずまず内科、もしくは消化器内科で相談をしましょう。

この記事の監修医師