FOLLOW US

目次 -INDEX-

  1. Medical DOCTOP
  2. 歯科TOP
  3. 矯正歯科TOP
  4. 矯正歯科コンテンツ
  5. 矯正歯科の費用は?大人・子どもの費用相場や保険・医療費控除について解説

矯正歯科の費用は?大人・子どもの費用相場や保険・医療費控除について解説

 更新日:2024/04/04
矯正歯科の費用は?大人・子どもの費用相場や保険・医療費控除について解説

歯並びや噛み合わせの治療は矯正歯科で行うことになりますが、歯列矯正で気になるのが費用ではないでしょうか。

矯正歯科治療には、ワイヤー矯正・裏側矯正舌側矯正)・マウスピース型矯正があり、使用する装置や治療範囲などで費用が異なります。矯正歯科治療は基本的に自由診療になるので保険が適用されず、矯正歯科医院によって費用が異なります。

本記事では、それぞれの費用相場や保険・医療控除などを解説するので、歯列矯正を考えている人はぜひ参考にしてください。

鈴木 聡

監修歯科医師
鈴木 聡(桜新町グリーン歯科・矯正歯科)

プロフィールをもっと見る
広島大学歯学部 卒業
有馬歯科勤務
グリーン歯科クリニック開院
医療法人社団緑幸会 開設

矯正歯科の種類

矯正歯科の種類
歯並びや噛み合わせの治療方法には3つの方法があります。治療期間や使用する矯正装置が違うので、ここからはそれぞれを比較してみましょう。
また、歯列矯正をしてみたいものの、見た目が気になり治療に踏み切れない人もいます。そのような場合は、外からは装置が目立ちにくいものを検討するとよいでしょう。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、ブラケット(歯の一本一本に装着する装置)にワイヤーを通し、ワイヤーの弾力性を利用して少しずつ歯を動かしていく治療法です。
ブラケットには金属製・プラスチック・セラミックなどの種類があります。ワイヤー矯正には次のようなメリットがあります。

  • 適応できる症例が多い
  • 取り外しの手間がない
  • 細かい調整がしやすい

ワイヤー矯正のデメリットは次のような点です。

  • 矯正装置が目立つ
  • 歯磨きがしにくい
  • 痛みを感じることがある
  • 矯正装置が外れることがある

硬いものや繊維質のものを噛み切ろうとすると、装置が外れてしまう可能性があります。また、装置があたって口内炎になることや、歯磨きがしづらいためむし歯や歯周病のリスクが高まることなどに注意が必要です。

裏側矯正(舌側矯正)

裏側矯正舌側矯正)とは、歯の裏側(舌側)に装置を装着して行う矯正治療です。ワイヤー矯正と同じようにワイヤーによる歯列矯正ですが、装置を裏側(舌側)に装着するため目立ちにくい点が特徴です。
裏側矯正舌側矯正)にはフルリンガル(上下の歯に装着)とハーフリンガル(上の歯だけに装着)があります。裏側矯正舌側矯正)のメリットは次のような点です。

  • 矯正装置が目立ちにくい
  • むし歯になりにくい
  • 舌で触る癖がなくなる

裏側矯正舌側矯正)のデメリットは以下のような点が挙げられます。

  • 発音しにくい場合がある
  • 装置に舌が接触し痛むことがある
  • 装置の装着には技術が必要

裏側矯正舌側矯正)は、矯正装置を装着した側の歯を動かしやすいため、出っ歯や受け口の人の歯列矯正に適しています。

マウスピース型矯正

マウスピース型矯正は、透明なマウスピースを装着して歯を少しずつ動かしていく治療法です。1~2週間ごとにマウスピースを交換して目標とする歯列になるように歯を移動させます。
マウスピース型矯正には次のようなメリットがあります。

  • 透明で目立ちにくい
  • 食事や歯磨きのときは取り外せる
  • 衛生的なためむし歯や歯周病のリスクが低い
  • 矯正装置が外れる心配がない
  • 不快感や痛みが少ない
  • 金属アレルギーでも装着できる

ただし、マウスピース型矯正は以下のようなデメリットがあります。

  • 歯並びを大きく変える治療は難しい
  • 装着期間がワイヤー治療より長い
  • 取り外しが手間で自己管理が必要
  • マウスピースの洗浄などのケアがいる

マウスピース型矯正は、1日20時間以上はマウスピースを装着しなければなりません。また、食事の際に取り外した場合は歯磨きしてから装着する必要があります。
また、取り外しが頻繁な場合はマウスピースの保管にも気を使う必要があります。マウスピース型矯正は取り外しが可能なことによるメリットがある分、しっかりとした自己管理が求められるといえるでしょう。

大人の矯正歯科の費用相場

大人の矯正歯科の費用相場
ここまで矯正治療に使用する矯正装置について解説しました。矯正装置の違いは材質や矯正方法だけではなく、費用面でもそれぞれ違ってきます。矯正治療にかかる費用はおおまかに次のような内訳です。

  • 初回カウンセリング料
  • 検査代・診断料
  • 装置代
  • 調整料
  • 保定装置代(治療が終了後の後戻りを防止するため)

なお、抜歯が必要な場合やむし歯や歯周病がある場合は別途費用がかかることがあります。大まかな費用総額は治療前に提示されるので、歯科医院で確認しましょう。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正の費用は、一般的な治療で使用されるメタルブラケットでは600,000~1,000,000円(税込)が相場です。気になる部分だけを治療する部分矯正の費用相場は、200,000~300,000円(税込)程であることが多いようです。
費用だけをみると部分矯正は費用が抑えられる傾向にありますが、歯並びの状態や治療を行う範囲などの問題で部分矯正が向かない場合があります。治療を受ける歯科医院でしっかりと歯科医師に相談しましょう。また、矯正装置の種類も豊富なため、目立ちにくい装置を選択する場合は費用がもう少し高くなるでしょう。

裏側矯正(舌側矯正)

裏側矯正舌側矯正)は表側に装置を装着する場合よりも技術面で難しくなるため、表側のワイヤー矯正に比べると費用が高くなる傾向があり、費用の相場は1,000,000~1,600,000円(税込)です。裏側矯正舌側矯正)も装置の種類で費用に差があります。
裏側矯正舌側矯正)で費用を抑えるには、ハーフリンガルを選択するという方法もあります。ハーフリンガルでは費用を200,000~300,000円(税込)程抑えることができます。

マウスピース型矯正

マウスピース型矯正の費用相場は歯をどれだけ移動させるかによって大幅に変わります。移動が少ない場合の費用相場は、600,000~800,000円(税込)です。しかし、複雑で移動量が多いと800,000~1,100,000円(税込)の費用相場になります。
マウスピース型矯正はおよそ2週間ごとにマウスピースを交換しながら歯列矯正をする方法なので、大きく歯列を変える矯正治療の場合は費用負担が大きくなると考えられます。

子どもの矯正歯科の費用相場

子どもの矯正歯科の費用相場
子どもの不正咬合は、費用がかかっても小さいうちに治しておきたいと思う方もいるのではないでしょうか。
ここからは、子どもの歯列矯正はいつ頃から始めるとよいのか、また費用はどの程度なのかについて解説します。

ワイヤー矯正

子どもの矯正治療は第1期治療(3~12歳頃)と第2期治療(12歳~)の2つの開始時期があります。
第1期治療の矯正治療は、歯並びの土台作りが目的です。そのため、治療には床矯正と呼ばれる装置を使用します。床矯正は、子どもの成長に合わせて装置を交換していきます。1装置の平均相場は25,000~70,000円(税込)程で、床装置の装置数で変わってきますが、第1期治療トータルでの費用相場は200,000~400,000円(税込)程です。
第2期治療は大人の矯正治療と同じくワイヤー矯正装置が使用されます。第2期治療の費用相場は、250,000~650,000円(税込)程度です。
なお、歯科医院によって子どもの費用を第1期と2期に分割している場合や、1期ごとに設定している場合があるので治療前に詳細を確認しましょう。

裏側矯正(舌側矯正)

子どもの裏側矯正舌側矯正)は大人よりも難しくなる傾向があり、費用相場はワイヤー矯正と比較すると200,000~400,000円(税込)程高くなります。全期トータルの費用相場は、450,000~1,050,000円(税込)となります。

マウスピース型矯正

子どものマウスピース型矯正の費用は、トータル350,000~950,000円(税込)程度になります。第1期の費用はいずれも床矯正の費用と同じです。不正咬合が少ない場合や、特に急いで治療を開始する必要がない場合は、第2期の歯並びや噛み合わせの治療から始める場合もあります。
ただし、3歳児健診で反対咬合(受け口・しゃくれ)を指摘された場合は、大きくなるにつれ症状が目立ってくる可能性があります。反対咬合や歯の凹凸が大きい場合は、なるべく早い時期から治療を開始すると治療効果が高いでしょう。

矯正歯科の保険と医療費控除について

矯正歯科の保険と医療費控除について大人の矯正治療は見た目や噛み合わせの改善が目的になるため、ほとんどの場合保険適用にはなりません。子どもの矯正治療も同様に、出っ歯や受け口の治療であっても保険適用になりません。ただし、先天性の異常(指定された59の疾患)や顎変形症と認められた場合などは、保険による治療が受けられる可能性があります。
また、矯正治療において歯科医師が治療目的と認めた場合は、医療費控除の対象となります。子どもの矯正治療はほとんどの場合で医療費控除を受けることが可能です。歯列矯正にかかった費用の領収書は保管しておき、申請してみましょう。

矯正歯科なら桜新町グリーン歯科・矯正歯科にご相談を

桜新町グリーン歯科・矯正歯科 診察室
矯正歯科にはさまざまな種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。また、費用も変わってくるため自分にはどの矯正治療が適しているのか悩む方もいるでしょう。そんな方は、桜新町グリーン歯科・矯正歯科に相談してみてはいかがでしょうか。

桜新町グリーン歯科・矯正歯科矯正歯科だけでなく一般歯科や小児歯科、歯科口腔外科に対応しており、痛みに配慮した治療をしてもらえます。

できる限り歯を抜かない非抜歯矯正に対応

大人の歯列矯正では抜歯によってスペースを作り、歯の移動場所を確保して歯列矯正を行う場合があります。しかし、抜歯はなるべくしたくないと思っている方は少なくないでしょう。

桜新町グリーン歯科・矯正歯科では、ゴムメタル(GUMMETAL)ワイヤーやMEAW(ミュウ)ワイヤーを使用して、できる限り歯を抜かない治療を目標にしています。ゴムメタルワイヤーは形状記憶の性質がある合金で、曲げられるのが特徴です。前後だけではなく、垂直方向・奥にも3Dに歯を動かせるので、立体的に歯列矯正ができる治療法です。デメリットは、矯正装置に慣れるまで時間がかかることや、ワイヤー調整のために定期的な通院が必要になることなどがあります。

治療費は、検査・調整費用・矯正費用・保定装置の作製費などを含めて650,000~800,000円(税込)程度が目安です。治療期間は早ければ半年~1年程度、基本的には2~3年程度で、治療回数は6~30回程度です。

歯を抜きたくない方や短期間で治療を終わらせたい方は、桜新町グリーン歯科・矯正歯科に相談してみてはいかがでしょうか。

さまざまな矯正方法で患者さんに適切な治療を提案

桜新町グリーン歯科・矯正歯科 岡本浩正院長
桜新町グリーン歯科・矯正歯科の岡本浩正院長は矯正歯科治療やインプラント治療を専門に学んだ歯科医師で、痛みの少ない治療をコンセプトにされています。歯科治療は痛みが強いというイメージによる患者さんの恐怖や、過去に治療が受けられなかったことがある患者さんの悩みに真摯に向き合い、患者さん一人ひとりに適した治療方法を一緒に考えることを大切にされているそうです。

また、岡本先生は矯正治療の後戻りや根管治療にも精通しており、予後が心配な歯科治療についての相談も受け付けています。小児歯科では子どもの矯正歯科治療の相談にも乗ってもらえるので、子どもの気になる癖や歯並びなどがある場合は一度相談してみてはいかがでしょうか。

むし歯から噛み合わせまでトータル歯科診療

桜新町グリーン歯科・矯正歯科は、むし歯1本から全体的な噛み合わせ、将来的な予防を見据えた治療計画まで、さまざまな治療の選択肢を提案し、患者さんのご希望に沿って選べるように提案することを大切にしているそうです。

また、成人矯正や小児矯正をはじめ、可能な限り痛みを抑えた治療を目標にしています。

患者さんに寄り添ったお口全体の歯科診療を受けることができ、自分に適した治療法を見つけることができるでしょう。

桜新町グリーン歯科・矯正歯科の基本情報

アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間・治療回数

東急田園都市線 桜新町駅西口より徒歩30秒

東京都世田谷区桜新町2-9-1 小泉ビルB1F

診療時間
10:00~13:00
14:30〜19:00

【費用(税込)】矯正費用 800,000~910,000円
【治療期間】1~2年
【治療回数】12~24回

この記事の監修歯科医師