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拡大床とは

 更新日:2024/11/19

拡大床とは

拡大床とは、歯がきれいに並ぶためのスペースが足りない場合や、上下の歯並びのつり合いの関係から、歯列を頬側(横方向)に拡大してスペースを作る装置です。抜歯の必要がなく、あごをゆっくりと押し広げる装置を口腔内に装着します。ずっと装着したままの固定式と、就寝前など連続して使用できる時間帯に装着する着脱式があります。あごが発育途中のお子様に使われることが多いです。

拡大装置で顎をゆっくりと押し広げていく治療ですので、発育途中のお子様に適しています。

メリット

・ワイヤー矯正と比較して、強い力がかかりにくいため痛みが少ない
・拡大量が1日1mm程度のため、見た目への影響が少ない。

デメリット/副作用

・着脱式は1日に最低8時間以上の装着が必要
・装置が大きいため、発音しづらさや異物感を感じることがある
・拡大床だけで歯列矯正が完了することは少なく、ワイヤー矯正を併用することがある

・固定式の装置を使用する矯正治療と比べ、治療期間が長くなることがある

治療期間

1年~3年程度

費用相場

片顎:3万~5万円程度
※治療期間や費用は治療の手法や素材によって大きく異なる場合があります。

この記事の監修歯科医師