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矯正歯科の費用はどのくらい?歯列矯正の種類や大人・子どもの費用相場について解説

 更新日:2024/02/01
矯正歯科の費用はどのくらい?歯科矯正の種類・大人・子どもの費用相場について解説

矯正歯科は一般歯科と異なり、歯並びや不正咬合・顎の変形などの矯正治療を行います

歯並びにコンプレックスがあり矯正治療に興味はあるが、治療費用はどのくらいかかるのか気になっているという方もいるのではないでしょうか。

また、矯正治療中の見た目が気になり治療に積極的になれない方もいるでしょう。

本記事では、矯正歯科で治療を受ける際の費用相場や、矯正器具の種類などを解説します。

佐本 博

監修歯科医師
佐本 博(青山アール矯正歯科)

プロフィールをもっと見る
平成3年4月 日本大学歯学部入学
平成9年3月 日本大学歯学部卒業
平成10年4月 日本大学松戸歯学部矯正科入局
平成11年4月 日本大学大学院矯正学専攻
平成15年3月 博士号取得 (骨代謝に関与する骨シアロタンパク質BSPについての研究)
平成15年4月 日本大学助手(日本大学松戸歯学部歯周科)
平成15年12月 公益社団法人 日本矯正歯科学会「認定医」取得
矯正認定医取得後、日本大学松戸歯学部歯周科で3年間歯周治療を学ぶ。
平成18年 港区南青山にて「青山アール矯正歯科」開院し、インビザライン治療を開始する。
平成21年大阪・なんばに「青山アール矯正歯科 大阪院」開院

矯正歯科の費用について

矯正歯科の費用について
歯列矯正は、原則保険適用がされず全額自己負担になる場合がほとんどです。費用が高額となるため、歯並びに悩んでいても矯正歯科治療をすることに消極的な方もいるのではないでしょうか。ここでは、矯正歯科の費用について解説します。

歯列矯正は基本的に保険が適用されない

歯列矯正は、審美性の向上を求めて治療を受ける場合が多く、保険が適用されないケースがほとんどです。ただし、厚生労働省が定める疾患や咬合異常で歯列矯正が必要と判断された場合は保険が適用されます。
歯科矯正で保険適用されるものは以下の疾患です。

  • ダウン症候群
  • ターナー症候群
  • ジストロフィー
  • 唇顎口蓋裂
  • 軟骨形成不全症
  • 6歯以上の先天性無歯症

これらの疾患は日常生活に支障をきたすことがあるので保険適用が認められています。また、歯列矯正が障害を軽減および除去する治療であれば「自立支援医療」に適用され負担額が軽減される制度があります。ただし、この制度は医療機関の指定があります。

歯科医院や矯正の方法によっても費用が違う

歯列矯正原則自由診療扱いになります。そのため、使用する矯正器具や矯正の方法で歯科医院によって費用が異なります。
通院期間が長期間になると治療費はさらに高額になるでしょう。なお、医療機関によっては分割払いやカード払いを実施している場合があります。
発育段階の子どもの噛み合わせや歯並びの改善が目的の矯正歯科治療は医療費控除が適用されます。ただし、成人の美容目的の矯正歯科治療は医療費控除の対象外です。詳しくは管轄の税務署に確認すると良いでしょう。

歯列矯正の種類

歯列矯正の種類
歯列矯正に使用される矯正装置には、ワイヤー矯正(ブラケット矯正)やマウスピース型矯正の2種類があります。
ワイヤー矯正(ブラケット矯正)は、歯の表面にワイヤーとブラケットを装着するのが一般的です。しかし、見た目を気にする方やスポーツ選手などで歯の表面に打撃が生じる可能性がある方などは、歯の裏面に矯正装置を取り付ける舌側矯正裏側矯正)があります。
ここからは、それぞれの特徴を紹介します。

ワイヤー矯正(ブラケット矯正)

ワイヤー矯正(ブラケット矯正)とは、ブラケットと呼ばれる金属またはセラミックの小さな装置を歯の表側や裏側に装着させます。その後、ブラケットにワイヤーを通して歯列全体を矯正させる治療法です。
歯に沿って曲がっていたワイヤーの元に戻ろうとする性質を利用して歯が動き矯正される仕組みです。個人差はありますが、歯が移動するのは1ヶ月で1mmが目安です。
ブラケットやブラケットに装着するワイヤーにはいろいろな種類があります。ワイヤーは太さ・強度・色などが費用に影響しますが、長期間装着するので見た目で選ぶ方もいます。

ワイヤー矯正のメリットは多くの症例に適応することができることや、装置の取り外しが不要であることなどが挙げられます。デメリットは、矯正装置が目立つことや痛みを伴うことがあるなどです。

舌側矯正(裏側矯正)

舌側矯正裏側矯正)は「リンガル矯正」とも呼ばれます。一般的なワイヤー矯正は歯の表側に装着するので矯正装置が目立ちますが、この舌側矯正裏側矯正)は歯の裏側に矯正装置を取り付けるため、矯正装置が目立ちにくいのが特徴です。
口を大きく開けなければ相手から矯正装置が見えることがほとんどないので、接客業や営業職の方などで人前に立つことが多い方におすすめです。
ただし、舌側矯正裏側矯正)は、技術的に装着が難しいためブラケット治療と比べると費用が高めになります。また、難易度の高さから舌側矯正裏側矯正)を実施しない歯科医院もあるので、希望するのであれば実施の有無を確認しておきましょう。

舌側矯正裏側矯正)のメリットは、装置が見えにくいため審美性が高いことや口腔内が傷つきにくいなどがあり、デメリットは費用が高くなることや発音に影響が出ることがあるなどです。

マウスピース型矯正(インビザライン)

マウスピース型矯正の一つである『インビザライン(※)』は、マウスピース型のカスタムメイド矯正装置です。透明の薄いプラスチック製で作成されているので装着時の違和感が少なく、装着していることが周囲にわかることはほとんどありません。そのため、矯正治療中も口元を気にせず笑顔を見せることが可能です。
また、ブラケットのようなワイヤー調整の必要がなく、自分で取り外して歯磨きができます。なお、インビザラインはほかにもさまざまなメリットがあります。

  • 装置が目立ちにくい
  • 粘膜への痛みや刺さる痛みがない
  • 取り外しができるので衛生的
  • 普段の食事ができる
  • 金属アレルギーの方も使用可能
  • 通院回数が少ない(2~3ヶ月ごと)

インビザラインの交換は1~2週間ごとに自身で行います。なお、メリットの多いインビザラインですがデメリットもあります。次にインビザラインのデメリットをあげます。

  • 医師の指示に従った装着時間の自己管理が必要
  • 症例によっては適応できない場合がある
  • 補助矯正器具を装着する場合がある
  • 歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合がある
  • 紛失や破損すると別途費用が発生する

(※) 未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

大人の矯正歯科の費用相場

大人の矯正歯科の費用相場
歯列矯正に使用する矯正装置を紹介しましたが、ここからはそれぞれの装置の費用相場をみてみましょう。

大人のワイヤー矯正(ブラケット矯正)の費用相場

ワイヤー矯正(ブラケット矯正)は、歯を全て矯正する全体矯正と一部分のみ矯正する部分矯正があります。ブラケットやワイヤーにはさまざまな種類があるため、矯正装置の種類によっても費用は大きく変わります。
全体矯正の場合の費用の相場は850,000~1,100,000円(税込)程です。これは、メタルブラケットを使用した際の平均的な費用になります。全体の矯正期間は歯の状態にもよりますがおおよそ2年程です。
部分矯正の費用は300,000~500,000円(税込)程が平均相場となります。前歯の一部のみを矯正したい、費用をなるべく抑えたい場合は部分矯正を検討すると良いでしょう。ただし、部分矯正は歯並びの状態によりできない場合もあるので注意が必要です。

大人の舌側矯正(裏側矯正)の費用相場

舌側矯正裏側矯正)の費用の相場は800,000~1,500,000円(税込)程です。表側矯正の費用相場に比べると高額となる理由は、技術料が高いことや装置がオーダーメイドとなることなどが挙げられます。歯の裏側は表面と比べると形が複雑で既製のブラケットの装置が使用できない場合が多く、矯正装置を患者さんの歯並びに合わせて作る必要があるためです。また、裏側に装着するのは表側に比べて難しく、技術や時間がかかるので治療費が高くなります。
なお、舌側矯正裏側矯正)の平均の治療期間は2~2年半程です。

大人のマウスピース型矯正(インビザライン)の費用相場

インビザラインにも全体矯正と部分矯正があります。
全体矯正は、600,000~1,200,000円(税込)程で、部分矯正は300,000〜500,000円(税込)程が費用相場となっています。
インビザラインは、治療前にカウンセリングや検査を行い治療計画を決めます。この時に費用なども提示されますので、きちんと確認しましょう。
なお、インビザラインは使用するマウスピースが完成するまでに1ヶ月程かかります。その後1~2ヶ月分のインビザラインを受け取り、自分で定期的に新しいインビザラインと交換しながら6ヶ月~3年程度矯正します。

子どもの矯正歯科の費用相場

子どもの矯正歯科の費用相場
子どもに歯列矯正を行う場合も、治療費が気になるところでしょう。子どもは歯根や顎の骨がまだ固まっていないため大人より矯正期間が短くなる場合もあり、費用面でも大人と比べると安く治療ができる可能性があります。
また、子どもの歯列矯正は、歯や顎の発育や機能の改善には必要な行為と認められているため、基本的に医療費控除の対象になります。なお、医療費控除の対象基準については税務署に確認すると良いでしょう。

子どものワイヤー矯正(ブラケット矯正)の費用相場

子どもの矯正治療では、第1期治療(3~12歳)だけで終了した場合に歯並びが完全にはきれいにならないことがあります。これは、子どもの骨格が成長時期で、乳歯から永久歯に生え変わる時期のためです。そのため、第1期治療だけでは終わらず成長期が終了してから第2期治療(12歳~成人)も必要になる場合があります。
第1期治療(3~12歳)は「床矯正」と呼ばれる取り外せる装置を使った治療が一般的です。この装置は子どもの成長に合わせて交換していきます。装置の相場は1装置25,000~70,000円(税込)程で、使用する装置の数により費用が増減します。
第1期治療の合計費用は200,000~400,000円(税込)程です。なお、第1期治療は「骨格の改善」を重視した矯正治療になり治療期間は1~3年程度になります。
第2期治療で行う治療は、歯並びや噛み合わせを整えるための治療です。この時期からの治療は、ワイヤーやブラケットを使用した矯正装置を使用します。
なお、第2期治療の相場は250,000~650,000円(税込)程で、治療期間は1~2年程度です。

子どもの舌側矯正(裏側矯正)の費用相場

子どもの舌側矯正裏側矯正)は、第2期治療段階で行うことができます。
舌側矯正裏側矯正)は子どもの場合も表側矯正に比べると費用がやや高くなり、費用相場は300,000~700,000円(税込)程になるでしょう。使用装置や装着部分の範囲で費用の変動があります。

子どものマウスピース型矯正(インビザライン)の費用相場

子どものマウスピース型矯正インビザライン』の費用相場は、350,000~1,000,000円(税込)程です。
子どもの場合、子ども用のインビザラインを使用します。子どものインビザラインを使用した歯列矯正は、乳歯と永久歯が混在する第1期矯正(6~12歳)で行います。
この時期は、顎の成長を利用してバランス調整や歯並びを整えることが可能です。第2期矯正を実施するかどうかは、さらに調整が必要なときと1期矯正ができなかった場合になります。
1期か2期どちらかのみの場合の費用は350,000~600,000円(税込)で、両方必要な場合は合わせて800,000~1,000,000円(税込)程です。

矯正歯科なら青山アール矯正歯科へご相談を

青山アール矯正歯科
東京で矯正歯科をお探しなら、青山アール矯正歯科はいかがでしょう。

青山アール矯正歯科は、2006年にマウスピース型カスタムメイド矯正装置『インビザライン』に特化した歯科医院として開業された、ストレスの少ない矯正治療を提供している矯正歯科です。東京院と大阪院があり、オンライン診療や遠隔診療も行っています。

治療経験豊富な矯正歯科医院

青山アール矯正歯科は豊富な症例数と経験で患者さんに応じた矯正治療を提供されています。治療中も見た目の配慮や装着期間の短縮に努め、快適性の高い治療を心がけ、今まで矯正治療に消極的だった方にも受診しやすい環境を作っているそうです。

治療のゴールを左右する治療計画は経験豊富な院長が全て作成し、治療経過もチェックしているといいます。審美性だけではなく、正しい咬合に調整することを目標とし、装置の特性を活かしてできるだけ歯を抜かない矯正治療にも努めているそうです。

また、小児矯正も行っており、お子さんに適したさまざまなストレスフリーの矯正装置を用意しています。矯正中にむし歯が発見された場合は他歯科医院と連携して治療を行うので、矯正治療を続行することができるそうです。

※年度別実績はこちら

難症例にも対応が可能

青山アール矯正歯科治療
インビザラインに特化した歯科医院として、これまでに多くの難症例をインビザラインで治療されています。小学生から60代まで幅広い患者さんに対応しており、さまざまな理由で矯正治療を諦めていた方にも矯正治療を受けていただけるように尽力されています。

青山アール矯正歯科インビザラインのスペシャリストが多数在籍しており、独自の治療技術を活かして患者さん一人ひとりに合ったカスタムメイドの治療計画からインビザラインを製作しているそうです。

インビザラインのオンライン初診診療に対応

青山アール矯正歯科では、通院回数を減らしたい方にはインターネットとAIを活用したオンライン診療を行っています。

自宅にいながらスマホでAIまたは担当の歯科医師の診察を受けることができます。

このオンライン診察では予め青山アール矯正歯科から貸与された特殊な機械とアプリを使用して、定期的に歯の動きや噛み合わせのチェックなどを行うことが可能です。

そのため、通院回数を減らすことや場所を選ばず受診することができるので、通院にかかる時間や交通費の削減に繋がります。遠方で通院が難しい方でも、安心して治療を受けることができるでしょう。ただし、処置が必要な場合などは通院が求められる場合もあります。

インビザラインによる治療を検討されている方は、理想の歯並びを生涯にわたって維持するために矯正治療後のサポートも重視している青山アール矯正歯科に相談してみてはいかがでしょうか。

青山アール矯正歯科の基本情報

アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間・治療回数

青山一丁目(銀座線、半蔵門線、都営大江戸線) 4番南出口 徒歩3分
 東京メトロ千代田線 乃木坂駅 3番出口 徒歩3分
 都営地下鉄大江戸線・東京メトロ日比谷線 六本木駅 徒歩7分

東京都港区南青山1-15-2 越山ビル2F

診療時間
11:00〜14:00
15:00〜19:30

▲…10:00~13:00/14:00~18:30

【費用(税込)】660,000~1,100,000円
【治療期間】2年~3年
【治療回数】5~20回

この記事の監修歯科医師