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「脇腹が痛い」のは何が原因?考えられる病気も医師が徹底解説!

「脇腹が痛い」のは何が原因?考えられる病気も医師が徹底解説!
脇腹が痛い時、身体はどんなサインを発しているのでしょうか?Medical DOC監修医が考えられる病気や何科へ受診すべきか・対処法などを解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。
中村 雅将

監修医師
中村 雅将(医師)

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弘前大学医学部卒業。弘前大学大学院医学研究科卒業。腎臓専門医・透析専門医・内科専門医として弘前大学、徳島大学、社会医療法人川島会川島病院、医療法人清永会矢吹病院などで臨床経験を積み、現在は医療法人さくら さくら記念病院に副院長として勤務。医学博士。日本内科学会総合専門医、日本腎臓学会専門医・指導医、日本透析医学会専門医・指導医の資格を有する。

「脇腹が痛い」原因と対処法

脇腹の痛みは、さまざまな状況の可能性があり、筋肉の疲労、神経の圧迫、内臓の炎症といった原因が考えられます。

脇腹が痛い原因と対処法

脇腹の痛みは、強さや性質が一定ではなく動作や姿勢によって変化することがあります。 例えば、咳をする際や運動中に痛みが生じたり、左右の脇腹で症状の程度が異なったりすることがあります。 脇腹に痛みを感じた時には、まずは安静にし、ゆっくり深呼吸をして痛みのある部位を軽くマッサージしたり、温かいタオルや湯たんぽで患部を温めたりすることで、症状が和らぐ場合があります。痛みが続いて改善しない場合や、血尿、発熱、呼吸困難、日常生活に支障をきたすほどの激しい痛みがある場合は、速やかに医療機関を受診する必要があります。 左右どちらか、あるいは両側の脇腹の奥に重い痛みがある場合は、腎盂腎炎[MN1] や尿管結石[MN2] の可能性があります。腎盂腎炎では発熱や排尿痛を伴い、尿管結石では激しい痛みと血尿が見られます。泌尿器科を受診しましょう。肋間神経痛[MN3] も脇腹痛の重要な原因の一つです。肋骨の間を走る神経が圧迫されたり炎症を起こしたりすることで、鋭い痛みや刺すような痛みを感じることがあり、左右どちらにも起こりえます。姿勢の悪さ、激しい運動、長時間同じ姿勢でいることなどが誘因となることがあります。

脇腹の左側が痛い原因と対処法

脇腹の左側の痛みは、心臓、胃、脾臓、膵臓、腎臓、肋骨、筋肉など、多くの重要な臓器や組織に関連し、痛みの程度も異なるため痛みの原因を特定するには慎重な観察が必要です。 心筋梗塞発症時に左脇腹の圧迫感や鈍い痛みを認めることがあります。 この場合、前胸部に締め付けられる感じがあったり、胸の痛みが左腕に放散したり、冷や汗をかいたり、呼吸困難を伴うことがあります。 心筋梗塞[MN4] による症状だった場合には命に関わる可能性があるため、即座に医療機関を受診することが極めて重要です。 消化器系の疾患も左側の脇腹痛の原因となります。 胃炎や胃潰瘍[MN5] は、食事後や空腹時に左上腹部に痛みを引き起こすことがあります。 特にストレスや不規則な食生活、過度な飲酒や喫煙は、これらの症状を悪化させる可能性があります。 膵炎[MN6] も左脇腹の痛みを起こすことがあります。膵炎では心窩部から背中や左脇腹にかけての痛みが特徴的です。痛みの程度も軽い痛みから、じっとしていられないほどの激しいいたみまで、様々です。 脾臓の腫大や炎症により左側の脇腹に鋭い痛みや圧迫感を生じることがあります。 感染症、血液疾患、免疫系の異常などが原因として考えられ、専門的な検査が必要です。 脇腹左側の痛みに対しては、まず安静にし、痛みの性質や持続時間、随伴症状に注意を払うようにしましょう。軽度の痛みであれば、温湿布や軽いマッサージ、深呼吸などで症状が改善することもあります。しかし、痛みが持続的で強い場合や、発熱、吐き気、呼吸困難などの症状を伴う場合は、直ちに救急外来を受診するようにしましょう。

脇腹の右側が痛い原因と対処法

右脇腹の痛みは、肝臓、胆のう、腎臓、腸などの臓器、神経、筋肉の異常によって起こることがあります。痛みの種類やタイミングによって原因が異なるため、注意が必要です。 軽い痛みで特定の動作でのみ感じる場合は、筋肉痛や肋間神経痛が考えられますが鈍い痛みが続く場合や食後に強まる場合は、胆のう炎や胆石症[MN7] の可能性があります。特に脂っこい食事後に痛みが増し、吐き気を伴う場合は、胆のうの異常が疑われます。消化器内科を受診しましょう。肝炎や肝腫瘍も原因となることがあり、だるさや黄疸が見られる場合は、早めに内科を受診してください。 急激な激しい痛みや呼吸困難、意識障害を伴う場合は、緊急性が高い状態であり救急受診が必要です。

咳をすると脇腹が痛い原因と対処法

咳をするたびに脇腹が痛む原因は様々です。最も一般的なのは、咳が続くことによる筋肉や神経への負担です。特に、インフルエンザや気管支炎、風邪などで咳が長引くと、肋間筋や腹直筋に過度の負担がかかり、筋肉痛や炎症を引き起こすことがあります。このような場合は、温めて筋肉をリラックスさせることで痛みが和らぐことが多いです。 咳をすると鋭い痛みがあり、体を動かしたり、深呼吸をしたりすることで痛みが悪化する場合は、肋間神経痛や肋骨骨折[MN8] が考えられます。肋間神経痛[MN9] は、ストレスや姿勢の悪さ、帯状疱疹ウイルス感染などが原因となり、痛みが持続することがあります。肋骨骨折は、激しい咳を繰り返した際に起こりやすく、強い痛みがある場合は整形外科を受診する必要があります。 肺炎や胸膜炎でも脇腹が痛むことがあり、発熱や呼吸困難感、痰絡みの咳などが見られます。また、肺がんが進行した場合も咳と脇腹の痛みが現れることもあるため、咳が長期間続く、血痰が出る、体重減少がある場合は、早めに呼吸器内科を受診することが重要です。 突然の激しい胸痛や息苦しさを伴う場合は気胸や肺塞栓症の可能性があるため特に注意が必要です。救急受診を検討する必要があります。

走ると脇腹が痛い原因と対処法

走るなど運動をした際に脇腹が痛むETAP(Exercise-related transient abdominal pain)は別名“side stitch”とも言われます。一般的に「差し込むような痛み」や「つるような痛み」として表現され、とも言われます。運動[MN10] 開始直後や運動中に痛みが出現し、運動を中断すると徐々に和らぐ特徴があります。原因は様々ですが、主なものとしては横隔膜の痙攣、筋肉の疲労、脱水症状、脾臓など消化器系の問題、肋間神経痛などが挙げられます。痛みが起きたら、まずは運動を中断し、安静にしてください。深呼吸をしたり、脇腹を軽くマッサージしたりするのも有効です。痛みが和らぐまでは無理に運動を再開しないようにしましょう。 痛みが続く場合や、他の症状(発熱、吐き気、嘔吐など)を伴う場合は、医療機関を受診しましょう。受診科は、痛みの原因によって異なりますが、一般的には内科や消化器内科、整形外科などが考えられます。激しい痛みや呼吸困難、意識障害などがある場合は、緊急性が高い状態です。すぐに救急車を呼ぶか、救急外来を受診してください。

横になると脇腹が痛い原因と対処法

横になると脇腹が痛む原因は様々で、筋肉や神経、消化器系、泌尿器系、婦人科系などの問題が考えられます。 痛みを感じたら、まずは楽な姿勢で安静にしましょう。深呼吸やマッサージも有効です。 考えられる原因としては、筋肉痛、肋間神経痛、腰椎椎間板ヘルニア[MN11] 、便秘、ガス溜まり、過敏性腸症候群、腎臓結石、腎盂腎炎、子宮内膜症、卵巣嚢腫などが挙げられます。受診科は痛みの原因によって異なりますが、内科、消化器内科、整形外科、泌尿器科、婦人科などが考えられます。 激しい痛み、呼吸困難、意識障害がある場合は、緊急性が高い状態です。すぐに救急車を呼ぶか、救急外来を受診してください。

すぐに病院へ行くべき「脇腹が痛い」に関する症状

ここまでは症状が起きたときの原因と対処法を紹介しました。 応急処置をして症状が落ち着いても放置してはいけない症状がいくつかあります。 以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。

激しい痛みや血尿がある場合は泌尿器科、発熱や食後の痛みが続く場合は消化器内科へ

突然の強い脇腹の痛みが出現し、冷や汗が出るほどの苦痛を伴う場合、尿管結石や腎盂腎炎が疑われます。特に血尿を伴う場合は、尿路に異常がある可能性が高いため、すぐに泌尿器科を受診してください。痛みが激しい場合は、救急外来の受診も検討しましょう。 右脇腹に痛みがあり、発熱や食後に症状が悪化する場合、胆のう炎や胆石症の可能性があります。左脇腹の痛みが激しく、吐き気や嘔吐を伴う場合は膵炎が疑われます。これらの疾患は放置すると悪化するため、消化器内科を早めに受診し適切に検査・治療を受けることが重要です。

受診・予防の目安となる「お腹の真ん中が痛い」のセルフチェック法

・痛みが続く、または徐々に悪化する ・ 痛みが激しい ・他の症状(発熱、吐き気、嘔吐、血尿、呼吸困難など)を伴う ・市販薬を服用しても症状が改善しない ・痛みの原因がわからない 最終的な判断は、ご自身の状態と合わせて、医師に相談することが重要です。

「脇腹が痛い」症状の特徴的な病気・疾患

ここではMedical DOC監修医が、「脇腹が痛い」に関する症状が特徴の病気を紹介します。 どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。 ここではMedical DOC監修医が、「脇腹が痛い」に関する症状が特徴の病気を紹介します。 どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

尿管結石

尿管結石は、腎臓で作られた結石が尿管を通って膀胱へ移動する際に、結石が尿管に引っかかることで激しい痛みが生じる病気です。突然、脇腹や背中に激しい痛みが出現し、痛みに伴い吐き気や嘔吐、冷や汗、血尿などがみられます。結石が尿管を塞ぐと、腎臓からの尿の流れが滞り、腎臓に負担がかかるため、早めの治療が必要です。 尿管結石は主に泌尿器科で治療されますが、薬物療法、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)、経尿道的結石除去術(TUL)といった治療法があります。薬物療法では、痛み止めや吐き気止め、尿管を広げる薬などが投与されます。ESWLは、体外から衝撃波を当てて結石を砕く治療法で、TULは、内視鏡を使って尿管内の結石を取り除く治療法です。

腎盂腎炎

腎盂腎炎は、腎臓の腎盂という部分に細菌が感染して起こる病気です。膀胱炎など下部尿路の感染症が上行し、腎臓まで達することが主な原因です。 腎盂腎炎の主な症状は、高熱、悪寒、腰背部痛です。その他、吐き気、嘔吐、頻尿、排尿痛などがみられることもあります。重症化すると、敗血症という血液中に細菌が入り込む状態になり、命に関わることもあります。 腎盂腎炎の治療は、主に抗生物質の投与です。また、十分な水分補給や安静も大切です。症状が改善しない場合や、悪化する場合は、入院治療が必要となることもあります。 高熱や腰背部痛、吐き気、嘔吐などの症状がある場合は、腎盂腎炎の可能性があるため、早急に医療機関を受診しましょう。腎盂腎炎が疑われる場合は、泌尿器科を受診するのが一般的ですが内科でも対応可能です。受診時には、症状、経過、既往歴などを詳しく伝えるようにしましょう。

胆石症・胆のう炎

胆石症は、胆のう内に胆石ができる病気で、胆石により胆管が塞がると右上腹部に激しい痛みが生じます。脂肪分の多い食事や胆汁の流れが悪くなることが主な原因とされています。胆のう炎は、細菌感染により炎症が起こり、発熱や強い痛みを伴う疾患です。 胆石症は症状が軽い場合は、脂質を控えた食事を心がけ、安静に過ごします。痛みが強い場合は鎮痛薬を使用することもありますが、炎症が進行すると抗生剤治療や手術が必要になります。胆のう炎を繰り返す場合や重症化が疑われる場合は、胆のう摘出術が推奨されます。 右上腹部の強い痛みが続く、発熱や黄疸を伴う、吐き気がある場合は、胆のう炎の可能性があるため、すぐに医療機関を受診してください。特に、痛みが激しくなる場合や食後に症状が悪化する場合は注意が必要です。その際は消化器内科または消化器外科受診が適切です。症状が急激に悪化した場合は、救急外来の受診を検討してください。

膵炎

膵炎は急性と慢性に分けられます。急性膵炎は突然の激しい上腹部痛や嘔吐を伴い、慢性膵炎は長期間の炎症が続くことで消化機能が低下します。原因として、アルコールの過剰摂取、胆石、膵管の閉塞、脂質異常症 などが挙げられます。 急性膵炎では絶食と点滴 による治療が基本で、炎症が強い場合は鎮痛剤や抗炎症薬を使用します。慢性膵炎ではアルコールを控え、脂肪を制限した食事管理 が重要で、消化酵素の補充や血糖コントロールが必要になることもあります。 突然の激しい上腹部痛が背中まで響く、嘔吐、黄疸、血圧低下がある場合 は、重症化の可能性があるため、すぐに病院を受診してください。慢性膵炎でも、食後の痛みや体重減少が続く場合は専門医の診察が必要です。 消化器内科への受診が適切です。急性膵炎が疑われる場合は救急外来を受診してください。

肋間神経痛

肋間神経痛は、肋骨に沿う神経(肋間神経)が刺激されることで生じる鋭い痛みが特徴の病気です。姿勢の悪化、筋肉の緊張、ウイルス感染(帯状疱疹)、ストレス などが原因となります。痛みは深呼吸や体の動きで悪化することが多いです。症状が軽い場合は患部を温める、ストレッチを行う、姿勢を整える ことで痛みが和らぎます。鎮痛薬(ロキソプロフェン、イブプロフェン)やビタミンB12製剤が有効です。帯状疱疹[MN1] が原因の場合は、早めの抗ウイルス薬治療が必要です。 痛みが続く、悪化する、水ぶくれが出る、安静にしても改善しない 場合は受診が必要です。胸痛や息苦しさがある場合は、心臓や肺の疾患との鑑別が求められます。 医療機関は整形外科や神経内科を受診してください。帯状疱疹が疑われる場合は皮膚科、強い胸痛がある場合は循環器内科での診察が適切です。

帯状疱疹

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスが原因で発症する病気です。幼少期に水ぼうそうに感染した後、このウイルスは体内の神経節に潜伏しており、加齢や免疫力の低下により再活性化することで発症します。皮膚に赤い発疹や水ぶくれが帯状に現れ、強い痛みを伴うことが特徴です。治療には抗ウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビルなど) が用いられ、発症早期に服用することで症状の重症化を防ぎます。痛みが強い場合は鎮痛薬(NSAIDsやアセトアミノフェン)、神経痛が長引く場合は神経障害性疼痛の治療薬 を使用することがあります。発疹や水ぶくれが現れた、神経に沿った強い痛みがある場合は、できるだけ早く皮膚科を受診してください。特に、目の周囲に症状が出る、発熱や倦怠感が強い場合は重症化のリスクが高いため、速やかな治療が必要です。受診時は皮膚科への受診が基本ですが、強い神経痛が続く場合は神経内科の診察が適しています。眼の周囲に症状が出た場合は眼科、耳の症状を伴う場合は耳鼻咽喉科での診察が推奨されます。

「脇腹が痛い」時の正しい対処法は?

脇腹の痛みがある際に自身で何か対策を講じることができないか気になるところです。筋肉痛や神経痛であれば、ロキソプロフェンやイブプロフェンなどの鎮痛薬が有効ですが、これらのNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は消化器疾患や内臓の炎症が疑われる場合は、服用を避けた方が安全です。また、肋間神経痛では、期門(きもん)(肋骨の下)、神封(しんぼう)などのツボを軽く指圧することも効果が期待されます。胃腸の不調による痛みには、大建中湯や六君子湯といった漢方薬が役立つこともあります。ただし、腎臓や胆のうの病気が原因の可能性がある場合、市販薬では対応できないため、医療機関を受診する必要があります。市販薬を使用してもよいのは、筋肉痛や軽い神経痛、胃腸の不調による痛みです。一方で、突然の強い痛みや発熱、血尿、呼吸困難を伴う場合は重大な疾患の可能性があるため、医療機関を受診することが推奨されます。 規則正しい生活を心がけ、暴飲暴食やアルコール、喫煙を控えて予防に努めましょう。 痛みを早く治すには、筋肉の炎症が原因なら患部を温める、急性の炎症が疑われる場合は冷やして炎症を抑えることが有効です。十分な睡眠も回復を早める助けになります。安静にしても痛みが改善しない場合や悪化する場合は、自己判断せず医療機関を受診してください。

「脇腹が痛い」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「脇腹が痛い」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

両脇腹がつるように痛む原因について教えてください。

中村 雅将 医師中村 雅将 医師

両脇腹がつるように痛む場合、その原因は様々です。運動中や運動後に痛みが出る場合は、横隔膜や腹斜筋の過剰な収縮が考えられます。これは、水分不足や電解質バランスの乱れが影響していることが多いです。運動をする際には、事前のストレッチや、こまめな水分補給を心がけましょう。 肋間神経痛も原因の一つとして挙げられます。長時間の同じ姿勢やストレスは神経に悪影響を及ぼし、脇腹の痛みとして現れることがあります。深呼吸や体をひねる動作で痛みが増す場合は、肋間神経痛の可能性が高いです。 消化器系の問題も考えられます。腸にガスが溜まったり、便秘が続いたりすると、脇腹に痛みを感じることがあります。特に食後に痛みが強まる場合は、腸の蠕動運動が関係していることが多いです。水分や食物繊維を積極的に摂取し、腸の動きを整えることが大切です。 痛みが続く場合や、呼吸困難、発熱などの症状を伴う場合は、腎臓や膵臓の疾患の可能性も考えられます。自己判断せずに、内科や神経内科を受診し、適切な検査を受けるようにしましょう。

まとめ

脇腹の痛みは、いろいろな原因で起こります。軽度の痛みであれば、安静や温めることで改善することも多いのですが、重大な病気の症状が潜んでいることもあり注意が必要です。 発熱や血尿、呼吸困難を伴う、痛みが続く、悪化するといった場合には、早めに消化器内科、泌尿器科、循環器内科 などを受診しましょう。特に突然の強い痛みがある場合は、速やかに救急外来を受診することが重要です。自己判断せずに適切な検査治療をうけるようにしましょう。

「脇腹が痛い」で考えられる病気

「脇腹が痛い」から医師が考えられる病気は8個ほどあります。 各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

腎・泌尿器科の病気

消化器科の病気

神経科の病気

脇腹の痛みは、他の部位の痛みと関連していることが多く、循環器疾患や呼吸器疾患、消化器疾患、尿路系疾患、婦人科疾患が考えられます。

「脇腹が痛い」に似ている症状・関連する症状

「脇腹が痛い」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。 各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

関連する症状

  • 背中の痛み
  • みぞおちの痛み
  • 腰の痛み
  • 下腹部の痛み
上記のような症状がある場合には、「狭心症」「心筋梗塞」「肺疾患」「腎盂腎炎「尿管結石」「膵炎」「胃潰瘍」「胃炎」「膵炎」「腎疾患」「椎間板ヘルニア」「虫垂炎」「腸疾患」「婦人科疾患」の可能性があります。脇腹の痛みが長引く、悪化する場合は、適切な診療科を受診しましょう。

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