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ニキビ治療のおすすめの方法は?ニキビの原因・治療法・治療薬をご紹介します

 更新日:2023/09/27
顎を押さえる

ちょっとした体調の変化でも発生してしまうニキビに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。ニキビはそのうち治るからと放置する人もいますが、適切な治療をすることで綺麗な肌を目指せます。

ここからは、ニキビの治療方法・原因・治療薬・おすすめの皮膚科をご紹介します。凸凹肌の改善やニキビの炎症に悩んでいる人は参考にしてください。

平岩 亮一

監修医師
平岩 亮一(にっしん皮フ科・形成外科)

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埼玉医科大学医学部卒業。埼玉医科大学病院医局、東京医科歯科大学勤務、都内美容外科の院長を経た2005年、埼玉県さいたま市に「にっしん皮フ科・形成外科」開院。同年、法人化に伴い、医療法人社団日進会理事長就任。日本形成外科学会、日本美容外科学会、日本コエンザイムQ協会、日本抗加齢医学会の各正会員。医療特許複数保有。

ニキビ治療におすすめの方法は?

ニキビ治療におすすめの方法は?
ニキビの状態にもよりますが、治療方法は以下のようなものがあります。

  • 内服薬
  • 外用薬
  • レーザー治療
  • 維持療法

内服薬と外用薬は抗生物質が含まれていることが多く、毛穴詰まりの解消だけでなくアクネ菌を抑制します。ニキビにはいくつも種類があるため、1つの薬で治すのではなく併用して処方されることが多いです。
抗生物質が配合された内服薬と外用薬は、ニキビを完全になくすとは限りません。黒くなってしまったニキビや深いところにあるものは、レーザー治療で摘出することがおすすめです。レーザー治療をすることでニキビ痕になりにくくなるため、凹凸肌に悩んでいる人は施術を検討すると良いでしょう。
また、維持療法を行うことで治療後も再発予防ができます。アダパレンや過酸化ベンゾイルといった治療薬は内服薬などにも含まれますが、継続することでニキビ予防の効果が期待できます。

ニキビの原因は?

ニキビの原因は?
ニキビの原因を把握することで、適切な治療や再発防止ができます。アクネ菌だけが原因ではなく、毛穴の炎症によっても凸凹肌になることがあります。そこで、毛穴の炎症とアクネ菌について詳しく見ていきましょう。

毛穴の炎症

毛穴にアクネ菌が増殖して炎症が起こると赤ニキビが発生します。紅色丘疹や膿疱はこの毛穴の炎症が原因です。放置するとニキビ痕に悩むことになるでしょう。
毛穴の炎症は皮脂の過剰分泌による毛穴詰まりだけではありません。メイクを落とさず寝たり洗顔方法が間違っていると汚れが毛穴に詰まったままになってしまいます。
入浴時には、洗顔料やシャンプーなどのすすぎ残しにも注意しましょう。洗顔料が毛穴に入り込んだままになってしまい不潔です。炎症が起きたからといってケアを怠ってはいけません。
治療薬に頼りきりではなく規則正しい生活を心がけ、スキンケアを徹底しましょう。きちんと対策していけば早くなめらかな肌を目指すことができます。

アクネ菌

アクネ菌がニキビの原因菌と聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。アクネ菌は毛穴の中に存在する常在菌の1つで、酸素がある環境では死滅してしまいます。そのため、酸素に触れない毛穴や皮脂腺の中で繁殖しやすいのです。
アクネ菌は皮膚表面を弱酸性に保つことで、外部から付着する害のある病原菌を増殖させません。そのため、アクネ菌は害ばかりではないのです。アクネ菌の量が多すぎることがニキビ肌の原因といえるでしょう。
アクネ菌は毛穴にたまった皮脂を餌にして繁殖する常在菌です。おでこ・顎・フェイスラインといった皮脂量が多い部分に多く存在し、年齢や性別は関係ありません。
皮脂の過剰分泌を抑えるケアをしないと、アクネ菌の餌が増えていきます。また、炎症を起こさないためにもアクネ菌を増やさないようにしましょう。

皮膚科での主な治療法

皮膚科での主な治療法
自己ケアでのニキビ治療には限界があります。再発防止や適切な治療を受けるためにも皮膚科で治療してもらいましょう。今回は主な治療法を4つご紹介します。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは薬剤を肌に塗布し、角層や表皮顆粒層から基底層の間までの皮膚を剝がす治療法です。剥離することで表皮のターンオーバーが活性化し、皮膚が改善していきます。ニキビだけでなくメラニンの除去にも使用される方法ですが、接触皮膚炎が起こる可能性があることを覚えておきましょう。
ケミカルピーリングの薬剤には、グリコール酸・サリチル酸・トリクロロ酢酸が含まれています。グリコール酸には皮膚剥離作用がありますが、濃度を誤るとむくみや痂皮形成が起こることがあります。
サリチル酸はただ剥離するわけではありません。硬くなっている角質を柔らかくすることで剥離するので、ゴワついた肌を改善します。
トリクロロ酢酸には表皮を再生する作用があるので、ニキビ跡対策に使用されます。

外用薬

ニキビ治療には飲み薬が処方されることもありますが、塗り薬を処方されることもあります。ニキビが軽度の場合には、外用薬とスキンケアによる肌質改善で治療を行います。
しかし、外用薬で全てのニキビを治療できるわけではありません。外用薬で治療できないニキビは、他の方法で治療していきましょう。外用薬には抗生物質入りのローション・クリーム・ゲルなどが処方されます。
抗生物質には細菌を取り除く働きがあり、炎症が起こっているニキビを改善できる成分です。外用薬の長期使用は推奨されていません。長くても3カ月以内に服用を中止するようにしましょう。
また、外用薬に含まれている成分は風邪薬などに含まれていることがあります。この場合耐性菌がついている可能性があるので、効果が出ないことがあることを覚えておいてください。
外用薬の効果を感じられないのなら、成分が合っていないことが考えられるため医師に相談しましょう。

皮下注射

皮下注射はステロイド注射といわれ、ニキビができている部分に直接注射することで炎症を早く鎮める効果があります。
また、顎やフェイスラインにできやすい盛り上がったニキビ痕にも効果がある治療方法です。凹凸が気になっている人におすすめの治療方法といえるでしょう。

レーザー

ニキビ治療に用いられるレーザーは炭酸ガスレーザーであることが多く、面皰を破壊することで治療します。麻酔を使用せずに施術することが基本ですが、痛みに弱い人は麻酔ができるか医師に確認しましょう。注射による麻酔ではなくても麻酔テープやクリームなどで行ってくれることがあります。
照射して穴を開けたところから原因の皮脂や角栓を除去しますが、再発した時に自分で行うことはしないでください。レーザーによる穴開け過程がないと、皮膚が傷ついてニキビ跡になってしまいます。
治療後は赤みやヒリつきがありますが、数週間で治まることがほとんどです。

ニキビの主な治療薬は?

ニキビの主な治療薬は?
ニキビの治療薬を処方されても、実際の効果がわからない人が多いのではないでしょうか。そこで治療薬として使用される4つをご紹介します。

イオウ

イオウは乾燥によってできるニキビではなく、皮脂の過剰分泌が原因でできる脂漏性ニキビの治療に使われます。脂漏性ニキビはホルモン変化が激しい思春期に起きやすく、学生で悩んでいる人も多いでしょう。
イオウには殺菌効果や毒性をなくす作用がありますが、炎症を抑える効果はありません。そのため、炎症が起きている場合はステロイド剤が一緒に処方されることがあります。
また、あまりに皮脂量が多い場合は、皮脂量を減少させる抗真菌剤の併用を検討しましょう。特に皮脂がたまりやすい鼻周辺に使用してください。

過酸化ベンゾイル

過酸化ベンゾイルはニキビや肌荒れの原因である、アクネ菌や黄色ブドウ菌に対して抗菌作用があるニキビ治療薬です。また、ターンオーバーを促す作用により、肌のゴワつきの改善が見込める薬でもあります。
過酸化ベンゾイルには耐性菌がいません。そのため、ニキビ治療薬の中でも長期的な使用に適している薬です。副作用としては、乾燥や皮膚が剝がれたり肌が腫れることが確認されています。
また、妊婦への使用は推奨されていません。肌が危険な状態でない限りは処方されないでしょう。授乳中の使用は母乳への移行が確認できていないため、授乳の継続か中止を検討する必要があります。使用中は日に当たりすぎないように注意してください。

アダパレン

アダパレンはステロイドを含まない薬で、ニキビが新しくできることを抑制する作用がある医薬品です。アダパレン自体に抗菌作用がないので、過酸化ベンゾイルと併用することが推奨されています。
繰り返すニキビに悩んでいる人におすすめですが、妊娠中や授乳中には使用できません。これは、母乳への移行や胎児への安全性が確保されていないためです。
また、副作用として乾燥や刺激を感じることがあります。塗布量や回数を減らし、化粧水などの保湿剤で乾燥対策を行いましょう。アダパレンの使用前に保湿剤を塗布することで、副作用の軽減が確認されています。

栴檀海斗

栴檀海斗は生体皮膜剤の1つで、新生児にも使用できるにっしん皮フ科・形成外科のオリジナル医薬品です。第3類医薬品なので日常生活に支障が出るようなリスクはありません。ステロイドに依存してしまっている人におすすめの医薬品です。
ただし、ニキビ全てを根本的に治癒できる薬ではありません。かゆみ因子を分解する効果と肌を刺激から守るバリア機能を高めることで、かゆみを抑えて凸凹のない肌に改善します。
また、角栓による毛穴の開きを抑制することで、アクネ菌の発生を抑えてニキビのできにくい肌が目指せるでしょう。

ニキビでお悩みならにっしん皮フ科・形成外科にご相談を

にっしん皮フ科・形成外科の外観
ニキビを治療したいけど、どこの病院に行けばいいかわからないという人も多いと思います。ここからはニキビでお悩みの人におすすめのにっしん皮フ科・形成外科をご紹介します。3つのおすすめポイントを詳しく見ていきましょう。

HOYAフォトニクス社製の炭酸ガスレーザー治療器での治療が可能

治療中
ニキビは塗り薬やケミカルピーリングで治癒するとは限りません。治癒できないニキビは、HOYAフォトニクス社製の炭酸ガスレーザー治療器を使用します。

この機器の出血させずに皮膚を切る性質を利用して穴を開け、毛包に貯留した面皰を摘出する治療方法です。ニキビが多い人は1度の治療で終わるわけではありません。ニキビの状態や度合いにもよりますが、週1度の通院で5〜20回分の摘出を行います。

そのため、2〜4カ月かかることを覚えておきましょう。レーザーによる傷跡は残りませんが、開放面皰だった場合再発する可能性があります。また、治療中の痛みや治療後に赤みが出ることがありますが、一過性のものにすぎません。

国内外(アメリカを含む)13件の特許技術を取得している栴檀海斗での治療を提案

一般的にはニキビの炎症や肌荒れの改善のためにステロイド剤が処方されます。しかし、ステロイドは強い抗炎症作用だけでなく、免疫を低下させてしまう作用があるので注意が必要です。

にっしん皮フ科・形成外科が特許を取得した栴檀海斗には、免疫力が低下する作用はありません。そのため、塗っていてもバリア機能によってニキビが再発しにくくなるのです。

しかし、傷んだ肌や湿疹がある場合、さらに乾燥する可能性があります。かゆみが強くなったり悪化を感じられる場合は医師に相談してください。ヒアルロン酸などの増粘多糖類と相性が悪いので、スキンケア用品と併用するときは配合成分に注意しましょう。

苦痛や負担を短期間で減らすことを第一に考えた治療を行う

痛みやニキビ肌は誰しもがすぐに治したいと思うでしょう。にっしん皮フ科・形成外科では、患者さんの心に寄り添いながらできるだけ早く治癒するよう施術していきます。

治療する上で、優先順位をつけることが欠かせません。ニキビだけを対処しても再発につながってしまいます。そこで、面皰を取り除くだけではなく肌の状態を改善しながらなめらかな状態になるよう治療方法を検討する必要があるのです。

ただ、一方的に治療するのではなく、施術のメリット・デメリットを説明し納得した上での施術しか行いません。ニキビによる炎症や凹凸にお困りなら、にっしん皮フ科・形成外科で相談してみてください。

にっしん皮フ科・形成外科「ケミカルピーリング」「レーザー治療」「栴檀海斗」の費用についてはこちら

にっしん皮フ科・形成外科の基本情報

アクセス・住所・診療時間

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14:00~18:00

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