すぐに病院へ行くべき「新型コロナウイルス感染症による喉の痛み」の特徴とは?【医師解説】

すぐに病院へ行くべき新型コロナウイルス感染症による喉の痛みの特徴とは?Medical DOC監修医が解説します。
※この記事はMedical DOCにて『「新型コロナウイルス感染症」による「喉の痛み」の特徴はご存知ですか?【医師解説】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修理学療法士:
小島 雄也(理学療法士)
目次 -INDEX-
すぐに病院へ行くべき「新型コロナウイルス感染症による喉の痛み」に関する症状
ここまでは症状が起きたときの原因と対処法を紹介しました。
応急処置をして症状が落ち着いても放置してはいけない症状がいくつかあります。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。
呼吸困難が現れた場合は呼吸器内科へ
もし新型コロナウイルス感染症と診断されており、呼吸困難、あるいは息ができないような症状が現れた場合は救急処置が必要です。呼吸困難の原因として最も多いのは、やはり肺炎によるものです。救急車を呼ぶか、早急に呼吸器内科や耳鼻科、あるいは救急科を受診するようにしてください。
受診・予防の目安となる「新型コロナウイルス感染症による喉の痛み」のセルフチェック法
・息が苦しい症状がある場合
・意識の状態がおかしい症状がある場合
・顔色が悪かったり唇が紫色になったりしているなどの症状がある場合
こうした症状がある場合、新型コロナウイルス感染症が重症化している可能性があります。すぐに医療機関を受診しましょう。
「新型コロナウイルス感染症による喉の痛み」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「新型コロナウイルス感染症による喉の痛み」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
新型コロナウイルス感染症の初期症状について教えてください。
小島 敬史(医師)
新型コロナウイルス感染症の初期症状は、喉の痛みや鼻水・鼻詰まりといった風邪のようなものがよく見られます。それに加えて、だるさや発熱、筋肉痛といった全身症状が生じることも多く、インフルエンザによく似ています。
熱はないけど喉が痛いのはどんな病気が考えられますか?
小島 敬史(医師)
熱なしでも喉が痛いといった場合は、いろいろな原因が考えられます。今回ご紹介した新型コロナウイルス感染症や、一般的に風邪と言われる上気道炎、インフルエンザ、扁桃炎などが挙げられます。その他にも、胃食道逆流症などの消化器系の病気の場合もあります。症状が長引く場合には、早めに医療機関を受診しましょう。
喉が痛い時にカロナールを飲んでもいいのでしょうか?
小島 敬史(医師)
カロナールはアセトアミノフェンを配合した解熱鎮痛薬です。喉が痛い時にカロナールを飲んでも問題がない場合が多いです。ただし、他の解熱鎮痛薬との併用は避けることなどの用法容量を守るようにしましょう。購入する際に薬剤師の方に相談するのが良いでしょう。喉が痛い時にカロナールなどの痛み止めを内服しても症状が改善しない場合、医療機関を受診することをお勧めします。
まとめ
今回の記事では、新型コロナウイルス感染症による喉の痛みについて詳しく解説しました。
新型コロナウイルス感染症は多くの場合は休養や対症療法で改善しますが、中には重症になってしまう場合もあります。症状が悪化する際や長引く場合には、医療機関を受診するようにしましょう。
「新型コロナウイルス感染症による喉の痛み」で考えられる病気
「新型コロナウイルス感染症による喉の痛み」から医師が考えられる病気は13個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
消化器科の病気
「新型コロナウイルス感染症」の喉の痛みは多くの場合、咽頭炎や気管支炎などの上気道炎症状から始まりますが、罹患後症状や他の合併症が背景にある場合もあります。特に長引く喉の痛みは、多様な原因を考慮する必要があります。
「新型コロナウイルス感染症による喉の痛み」に似ている症状・関連する症状
「新型コロナウイルス感染症による喉の痛み」と関連している、似ている症状は30個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
関連する症状
「新型コロナウイルス感染症による喉の痛み」には多くの関連症状が伴います。特に、上気道症状(鼻水、咳、声枯れなど)が初期に現れやすく、全身症状(発熱、倦怠感、筋肉痛など)も伴う場合が多くみられます。その他にも、消化器症状も併発する可能性があります。




