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「夜中に目が覚める」原因はご存知ですか?医師が徹底解説!

 公開日:2024/08/22

夜中に目が覚める時、身体はどんなサインを発しているのでしょうか?Medical DOC監修医が考えられる病気や何科へ受診すべきか・対処法などを解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。

※この記事はMedical DOCにて『「夜中に目が覚める」原因をご存知ですか?医師が予防法を3つご紹介!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

別府 拓紀

監修医師
別府 拓紀(精神科医)

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2012年産業医科大学医学部卒業。大学病院や市中病院で精神科の経験を積み、現在精神科医として市中病院勤務。大手企業の専属産業医経験あり。病院や企業の嘱託産業医経験多数。公認心理師、精神保健指定医、認知症サポート医、日本精神神経学会精神科専門医・指導医、日本老年精神医学会専門医、日本臨床精神神経薬理学会専門医、メンタルヘルス運動指導士、日本医師会健康スポーツ医、産業医、日本DPAT先遣隊隊員。

「夜中に目が覚める」症状で考えられる病気と対処法

真夜中に目が覚める、いわゆる中途覚醒は、生活習慣の乱れが主な原因ですが、その他にも注意すべきさまざまな原因が考えられます。今回は、その症状に対する病気や対処法について記載していきます。

夜中に目が覚める症状で考えられる原因と治し方

一度眠りについたのに、午前3時、4時といった深夜に目が覚めることがあります。睡眠のリズムには波がありますので、起きてすぐに眠ることが出来れば特に問題はありません。また、昼寝をしたり、日中ごろごろしたりする生活をしていると、夜中に目が覚めることがあります。生活習慣を正しても、なかなか眠れない、といった状態が続けば、精神科へ相談しましょう。

ストレスや不安感で夜中に目が覚める症状で考えられる原因と治し方

ストレスがたまっている状況や、不安の多い環境下では、寝つきも悪くなり、途中で目が覚めることも多くなります。ストレスや不安は社会生活を送るうえで避けて通れないもので、一時的なものであれば休養や生活リズムの構築により様子をみることで多くは改善します。しかし、長い期間持続するようであれば、精神科を受診しましょう。

20代で夜中に目が覚める症状で考えられる原因と治し方

20代のころは、環境の変化が目まぐるしく生活リズムも乱れがちです。
また、仕事や遊びで夜中に起きて日中に眠るといった生活をすることも多いでしょう。夜中に目が覚める原因のほとんどは生活習慣の乱れです。まずは生活習慣を見直し規則正しい生活を心掛けましょう。それでも夜中に目が覚める状態が続くようなら、精神科へ相談しましょう。

暑くて夜中に目が覚める症状で考えられる原因と治し方

寝苦しく、暑さで目が覚めることがあり、その時に大量の汗(寝汗)をかいていることがあります。その場合は、空調を整えて睡眠環境もよくすることが必要です。環境を整えたうえで寝汗により目が覚めるのが続く場合は、自律神経の調整がうまくいっていない場合があります。ストレスや生活習慣を整えましょう。それでも寝汗が続くようであれば、まれですが腫瘍によるものの可能性もあります。寝汗に合わせて微熱が続く、寝汗だけでなく日中も急に汗を大量にかくようになった、といった状態になった際は内科受診をお勧めします。

夜中にトイレに行きたくて目が覚める症状で考えられる原因と治し方

夜中に何度もトイレに目が覚めることがあります。夜間に大量の水分をとる、お酒を飲む、といったことが原因である可能性があり、生活習慣の見直しが必要です。それでも状態が改善しない場合は、男性なら膀胱や前立腺の疾患、女性なら膀胱の疾患が原因となる可能性もあるため、泌尿器科へ相談しましょう。

すぐに病院へ行くべき「夜中に目が覚める」に関する症状

ここまでは症状が起きたときの原因と対処法を紹介しました。
応急処置をして症状が落ち着いても放置してはいけない症状がいくつかあります。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。

寝汗と夜中に目が覚めるなどの諸症状が続く場合は、内科へ

大量の汗をかいて目が覚める場合は、多くの場合は夜中に大量の水を飲んだり、飲酒が原因であったり、生活習慣の乱れによる自律神経の調節障害が原因であったりと、生活習慣を整えれば改善することがほとんどです。
しかし、まれに悪性リンパ腫やインスリノーマ、褐色細胞腫などの腫瘍性病変が原因となることがあります。生活習慣を整えても寝汗が続き、微熱を伴う場合や、お腹がすく場合、動悸を伴ったり体重が急に減ったりするような場合は、内科に相談しましょう。

「夜中に目が覚める」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「夜中に目が覚める」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

トイレで夜中に何度も目が覚める症状はどんな病気が考えられますか?

別府 拓紀 医師別府 拓紀 医師

膀胱や前立腺疾患の可能性もあるため、続くようなら泌尿器科を受診しましょう。

夜中に目が覚める症状の予防法を教えてください。

別府 拓紀 医師別府 拓紀 医師

昼寝をしないこと、寝酒をしないこと、ストレスをうまく解消する生活を送ることで予防することができます。

夢見が悪く、よく夜中に目が覚める場合何科に相談すべきでしょうか?

別府 拓紀 医師別府 拓紀 医師

精神科を受診することをお勧めします。

夜中に目が覚めるのは更年期障害が原因でしょうか?

別府 拓紀 医師別府 拓紀 医師

更年期といったホルモンバランスの乱れも原因として考えられますが、まずは生活習慣を整えることを心がけてください。

まとめ

夜中に目が覚めるのは生活習慣の乱れが主な原因ですが、場合によっては重大な病気が隠れていることもあるため、生活習慣を整えても症状が続くようなら病院を受診しましょう。

「夜中に目が覚める」で考えられる病気と特徴

「夜中に目が覚める」から医師が考えられる病気は9個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

夜中に目が覚める原因のほとんどは生活習慣の乱れですが、それを改善しても病状が持続する場合は病院受診をお勧めします。

「夜中に目が覚める」と関連のある症状

「夜中に目が覚める」と関連している、似ている症状は6個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

「夜中に目が覚める」他に、これらの症状が見られる際は、「睡眠障害」「睡眠時無呼吸症候群」「甲状腺機能亢進症」「躁うつ病」などの病気の存在が疑われます。
眠りの不調があれば、生活習慣を整え、それでも改善しない場合は病院受診を行いましょう。

この記事の監修医師

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