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「糖尿病治療」は一生続く?知っておきたい2つのタイプ別・治療が続く理由【医師解説】

 公開日:2026/04/13
糖尿病治療は一生続く?

糖尿病治療は長く継続する必要がありますが、実際には途中で挫折してしまったり、自分の都合の良い方法にアレンジしてしまったりする人が多いようです。糖尿病を悪化させず、合併症を防ぐには正しい治療を継続することが重要です。そこで今回は「赤塚クリニック」の赤塚先生に、糖尿病治療は一生続くのかについて解説していただきました。

赤塚 元

監修医師
赤塚 元(赤塚クリニック)

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名古屋大学医学部卒業。その後、岡崎市民病院臨床研修・消化器内科、三重県立総合医療センター消化器内科、三重大学医学部附属病院糖尿病・内分泌内科に勤務。2010年、三重県津市に位置する「赤塚クリニック」の院長に就任。日本内科学会認定総合内科専門医、日本糖尿病学会認定糖尿病専門医。

編集部編集部

「糖尿病治療は一生継続する必要がある」と聞きました。本当ですか?

赤塚 元先生赤塚先生

糖尿病治療の目的は、完治を目指すというより、合併症をコントロールして健康な人と変わらない人生を送ることです。糖尿病は主に「1型糖尿病」と「2型糖尿病」に分類されます。1型糖尿病に多いとされる、インスリンの分泌機能が完全に損なわれている患者さんは、生涯にわたってインスリン注射を継続する必要があります。2型糖尿病は体質などの遺伝的要素に生活習慣などが組み合わさることで発症しますが、血糖値を下げることはできても血糖値が上がりやすいという体質は変えることができません。また、2型糖尿病を発症した時点でインスリンを分泌する能力が半分に落ちていることも報告されています。そのため、2型糖尿病も生涯にわたって血糖コントロールをすることが必要です。

編集部編集部

2型糖尿病でも治療の継続が必要なのですね。

赤塚 元先生赤塚先生

ただし、食事や運動を見直すことでインスリンの分泌機能が回復し、血糖が上手くコントロールできるようになれば、薬物療法がいらなくなる患者さんもいらっしゃいます。

編集部編集部

でも、食事療法や運動療法はずっと続けなければならないのですね。

赤塚 元先生赤塚先生

そうですね。糖尿病治療の食事療法や運動療法は「糖尿病のため」に限ったことではなく、様々な病気の予防にもつながります。そのため、健康管理の一環と考えて継続してほしいですね。

編集部編集部

途中で中断してしまったらどうなるのですか?

赤塚 元先生赤塚先生

患者さんの自己都合で治療を中断してしまった場合には、血糖などの管理状態が悪化し、合併症がさらに進行してしまう場合があります。また、糖尿病性神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病性腎症など重篤な合併症を招き、失明したり、人工透析が必要になったりすることもあります。そのため、治療を自己判断で中断することは非常に危険です。どうしても治療を続けることが難しい場合は、必ず主治医に相談しましょう。

※この記事はメディカルドックにて<「糖尿病」になったら治療を一生続けないといけない? 3つの治療法・継続するコツを医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

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