老化のせいと放置すると危険!? 見逃しやすい目や耳の不調とめまいを医師が解説
ふとした時にめまいや目や耳の不調を感じるようになったのは、歳のせいと放置するのは危険なのでしょうか。原因や病院で受けられる治療などを「ふくろうクリニック自由が丘」の伊澤先生にお聞きしました。
監修医師:
伊澤 真理子(ふくろうクリニック自由が丘 副院長)
東邦大学医学部卒業。東邦大学医療センター大橋病院勤務後の2021年、東京都世田谷区に位置する「ふくろうクリニック自由が丘」の副院長就任。脳を中心とした疾患にチーム医療で対応している。日本脳神経外科学会専門医、日本認知症学会専門医・指導医、日本プライマリ・ケア連合学会認定医。
編集部
目や耳の不調と老化との関係はどうでしょうか?
伊澤先生
老眼や加齢性難聴は、程度により誰にでも起こり得ます。とくに加齢性難聴は、耳の感覚細胞の減少や変性によって起こります。また、長期にわたる騒音や薬剤が影響している可能性も考えられます。
編集部
そして、必要に応じて適切な治療を受けるべきだということですか?
伊澤先生
はい。日常生活の質にも大きな影響を及ぼしますので、ぜひ相談してみてください。めまいに関しては耳鼻咽喉科や脳神経内科・外科、聞こえに関しては耳鼻咽喉科に受診するのがいいと思います。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
伊澤先生
めまいは比較的多くの人が経験されたことのある症状かと思います。なかには危険なものや、早期診断が重要となるものがあるため、早期の受診をおすすめします。また、運動やストレス解消はめまい予防に効果がありますので、デスクワークの合間にも身体を動かす習慣ができるといいと思います。
※この記事はMedical DOCにて【デスクワークをしている人は要注意! ずっと同じ姿勢でめまいを起こす「良性発作性頭位めまい症」とは】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。