「不整脈治療薬の副作用」となる症状はご存知ですか?医師が徹底解説!

メディカルドック監修医が不整脈治療薬の種類などを解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「不整脈」を発症したらどんな「治療薬」が処方される?薬の副作用となる症状も解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
佐藤 浩樹(医師)
目次 -INDEX-
「不整脈」とは?
不整脈とは、心臓の拍動が速くなったり遅くなったり、不規則になる状態です。心臓は通常、一定のリズムで拍動して全身に血液を送りますが、不整脈があるとそのリズムが乱れます。重症の場合は心不全や脳梗塞の原因になることもあり、症状があれば早めの受診が大切です。
不整脈治療薬の副作用
不整脈治療薬は脈の乱れを整える薬ですが、副作用にも注意が必要です。代表的な副作用には、めまい、息切れ、低血圧、心拍が遅くなりすぎる徐脈などがあります。以下に各々の症状に対する詳しい内容を記載しました。参考にしてください。
めまい
不整脈治療薬の影響で、脈が遅くなったり、血圧が下がったりすることで、めまいを感じることがあります。歩行中の転倒リスクもあるため、高齢者は特に注意してください。このような症状が起きた時は、座る、寝るなど安静にしてください。改善しない場合は、内科や循環器内科を受診しましょう。
息切れ
軽い運動でも息切れしやすくなることがあります。抗不整脈薬によって、脈拍や心機能の低下が起こるからです。まずは、動きを止めて安静にして様子を見ましょう。症状が続く、悪化傾向の場合は、早急に循環器内科を受診しましょう。
低血圧
薬の影響で血圧が下がる場合があります。立ちくらみ、ふらつき、冷や汗などの症状を伴うことも多いです。座る、横になる、水分をとるなどで落ち着くこともあります。しかしながら、改善しない場合は早急に循環器内科を受診してください。
徐脈
不整脈治療薬の副作用で心拍が異常に遅くなることがあります。脈が1分間に50回以下になると、めまいや意識がぼんやりする感じが出ることが多いです。安静にして脈が戻るか様子を見ましょう。改善しない場合や失神があれば、すぐに循環器内科または救急外来を受診してください。受診時には服用中の薬の名前を伝えることが大切です。
咳・呼吸困難
不整脈治療薬の中でアミオダロン は、副作用として肺に炎症を起こすことがあります。その結果、咳や呼吸困難が起こります。風邪と似た症状ですが、長引いたり、悪化したりする場合は呼吸器内科または循環器内科を早めに受診してください。
「不整脈の薬」についてよくある質問
ここまで不整脈の薬について紹介しました。ここでは「不整脈の薬」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
不整脈は薬で完治するのでしょうか?
佐藤 浩樹 医師
完治させることはなかなか難しいです。薬は、脈の乱れを軽減したり、症状を和らげたりすることはできます。しかしながら、原因そのものを取り除くわけではありません。根本的な治療の1つとして、カテーテル治療があります。
不整脈の代表的な治療薬について教えてください。
佐藤 浩樹 医師
代表的な治療薬として3種類あります。心拍を抑える「β遮断薬」、心拍数を正常化し、不整脈を抑制する「カルシウム拮抗薬」、リズムを安定させる「抗不整脈薬」です。これらの治療薬は、不整脈の種類や症状によって使い分けられています。
編集部まとめ 不整脈に気がついたら、循環器内科を受診しよう!
不整脈の治療には、種類や症状に応じて薬が使われますが、副作用にも注意が必要です。市販薬での治療は基本的にできず、誤った薬の使用で悪化することもあります。薬による治療に加え、根本的な治療として、カテーテルアブレーションなどの手術療法が行われることもあります。不整脈は放置すると命に関わる場合もあるため、自己判断せず、早めに専門医の診察を受け、適切な治療を受けることが大切です。
「不整脈」と関連する病気
「不整脈」と関連する病気は7個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
内分泌科の病気
- 甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)
代謝系の病気
呼吸器科の病気
不整脈は心臓の異常だけでなく、全身の病気とも深く関わっています。したがって、背景にある病気を見極めて治療することが、不整脈の予防と治療には欠かせません。
「不整脈」と関連する症状
「不整脈」と関連している、似ている症状は7個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
不整脈と似た症状は他の病気でも見られるため、自己判断は危険です。これらの症状が続いたり、悪化したりする場合は、医療機関を受診してください。不整脈以外の原因も含めて医療機関での正確な診断を受ける必要があります。




