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そのインプラント治療本当に大丈夫!?後悔しないための医院選びを日本口腔インプラント学会専門医が解説

 更新日:2024/01/09
そのインプラント治療本当に大丈夫!?後悔しないための医院選びを日本口腔インプラント学会専門医が解説

インプラント治療は先進的な医療としてのイメージが強いですが、日本も含めた世界で実用化されてからもうすでに数十年が経過しています。そのため、インプラント治療の安全性に疑問を持つ方は徐々に減ってきています。実際、インプラント治療が成功する可能性は高くなっているのが現状です。

それでもやはりインプラントは、専門性の高い治療分野のため、さまざまなトラブルが発生するリスクを伴います。ここでは、そんなインプラント治療に伴うトラブルやそれを回避する方法、後悔しないための歯科医院の選び方を詳しく解説します。

なお、インプラントには歯根があることから、見た目が自然で美しい、硬いものでもしっかり噛める、顎の骨の吸収が起こりにくい、装置の寿命が比較的長いなどのメリットがあります。一方で、保険が適用されず費用が高額となること、外科手術が必要となることは、インプラントのデメリットに感じるかもしれません。費用相場は、1本あたり300,000~500,000円(税込)程となります。

杉﨑 哲也

監修歯科医師
杉﨑 哲也(杉﨑歯科医院)

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日本大学歯学部卒業
日本大学歯科病院口腔外科学教室第二講座入局
南カリフォルニア大学歯学部留学
ニューヨーク大学歯学部留学
ブカレスト大学医学部サイナスリフト研修修了
青島大学医学部顎顔面領域カダバーコース修了
日本大学大学院松戸歯学研究科卒業 博士(歯学)
日本大学松戸歯学部兼任講師

インプラント治療のよくあるトラブル

インプラント治療のよくあるトラブル
インプラント治療では、次に挙げるようなトラブルが起こり得ます。これからインプラント治療を受けようと考えている方は、インプラントに伴うリスクやトラブルを正しく理解しておくことが大切です。

インプラントと骨がうまく結合しない

インプラントと従来の入れ歯などでは、決定的に異なる点があります。
それは、インプラント体と呼ばれる人工歯根を顎の骨に埋め込む点です。

インプラントでは、チタン製の人工歯根と顎の骨が結合しなければ、治療が成功しません。インプラント体のチタンと顎の骨が正常に結合するかどうかは、患者さんの顎の骨の状態や埋入手術の精度によって決まります。患者さんの顎の骨の量が不足していたり、埋入手術の方法にミスがあったりした場合は、人工歯根と骨とが結合せず、上部構造の装着が行えなくなります。

金属アレルギーを発症する

インプラント治療で使用する金属は、チタンかチタン合金です。これらは、人工関節や心臓ペースメーカーの素材としても使われているものであり、金属アレルギーを起こすリスクは極めて低くなっています。
しかし、そのリスクはゼロではありません。稀ではありますが、チタンアレルギーを持っている方もいます。
顎の骨に埋め込んだチタン製の人工歯根によって金属アレルギーを発症した場合は、外科的に撤去せざるを得なくなるでしょう。チタンアレルギーがわかっている場合は、人工歯根の素材を別の素材で代用する方法もありますので、歯科医師に相談しましょう。

顎の骨の厚みや量が不足している

人工歯根であるインプラント体はそれほど大きなパーツではありませんが、顎の骨の形や質、密度などに問題があると適切に埋め込めない場合があります。
その状態で無理に埋め込もうとすると人工歯根が定着せず、インプラント治療が失敗に終わります。仮にインプラント体と顎の骨が正常に結合したとしても、顎の骨による十分な支えが得られないことから、仕上がりが悪くなったり、安定性に欠けたりするなど、予後が悪くなることが多いです。

インプラントが破損する

インプラント治療で装着した上部構造やアバットメント、人工歯根などは、何かの拍子に破損する場合があります。
わかりやすいシチュエーションは、外傷による破損です。転倒した際に顔面を強打して、インプラントに強い衝撃が加わると、その一部が壊れることがあります。歯ぎしりや食いしばりといった悪習癖がある場合は、上部構造が欠けるリスクが大きくなります。
インプラントは、天然歯そっくりに見えますが、あくまで人工物であるということを忘れてはいけません。

インプラントが抜け落ちる

インプラント治療後には、上部構造や人工歯根が抜け落ちるというトラブルも起こり得ます。
上部構造だけ抜け落ちた場合は再治療も比較的しやすいのですが、人工歯根が抜け落ちてしまうとインプラント治療始めからやり直さなければならなくなりますインプラントが抜け落ちた状態が悪いと、入れ歯やブリッジなど従来法に切り替えなければならなくなるケースもあります。

ブリッジのメリットは、保険が適用される場合がある、外科手術が必要ない点が挙げられます。費用相場は保険診療の場合1本20,000~30,000円(税込)程、自由診療の場合1本50,000~150,000円(税込)程となります。また、入れ歯のメリットは、保険が適用される、外科手術が不要、歯を大きく削る必要がない点が挙げられます。費用は、保険診療の場合総入れ歯は10,000円(税込)程、部分義歯は5,000円(税込)程、自由診療の場合総入れ歯は300,000円(税込)程、部分入れ歯は150,000円(税込)程となります。

日本口腔インプラント学会専門医とは

日本口腔インプラント学会専門医とは
医科や歯科には、各分野に学会や専門医制度が設けられています。それは、インプラント治療も例外ではありません。ここでは、日本においてインプラント専門の医師であることを認定している日本口腔インプラント学会の認定医制度について詳しく解説します。

日本口腔インプラント学会の認定医制度

日本口腔インプラント学会の認定医制度とは、インプラント治療に関する広い学識と高度な専門的技能を有する歯科医師の養成を図る目的で設けられたものです。歯科医師が認定を受けることができるJSOI専修医、日本口腔インプラント学会専門医、日本口腔インプラント学会指導医の他にも、歯科衛生士や歯科技工士が受けられる資格も存在しています。

これらの認定資格を持っている方であれば、インプラントに関する知識や技術が一定水準以上に達しているものと推測できます。ただし、日本口腔インプラント学会専門医の資格を持っているからといって、必ずしも適切な医療を提供できるわけではありませんので、あくまで参考材料の一つとして考えましょう。

日本口腔インプラント学会の認定医の種類と取得条件

日本口腔インプラント学会の認定医の種類
歯科医師が取得できる日本口腔インプラント学会の認定医には、JSOI専修医、日本口腔インプラント学会専門医、日本口腔インプラント学会指導医の3種類があります。それぞれの取得条件は以下の通りです。

・JSOI専修医
日本口腔インプラント学会の正会員として2年以上在籍し、認定資格条件を満たしている正会員が認定を受けることができます。

・日本口腔インプラント学会専門医
日本口腔インプラント学会の正会員として5年以上在籍し、認定資格条件を満たしたうえで、なおかつ専門医試験に合格した正会員が認定を受けられます。

・日本口腔インプラント学会指導医
日本口腔インプラント学会の正会員として10年以上在籍し、口腔インプラント指導医申請資格条件を満たしたうえで、なおかつ指導医試験に合格した正会員が認定を受けられます。

日本口腔インプラント学会専門医の探し方

歯科医師全体に対する日本口腔インプラント学会専門医・指導医の割合
日本口腔インプラント学会専門医は、公式サイトの資格取得者名簿から検索できます。専門医・指導医、専門歯科衛生士、専門歯科技工士で異なるページが用意されているので、関心のある方は日本口腔インプラント学会の該当ページをご覧ください。
現在は、専門医が1,300名程度、指導医は230名程度、認定されています。日本口腔インプラント学会の正会員が16,600人程度なので、全体の10%程度が専門医・指導医の資格を取得しているといえます。

>日本口腔インプラント学会 専門医・指導医の検索ページはこちら

日本口腔インプラント学会専門医の治療を受けるメリット

日本口腔インプラント学会専門医の治療を受けるメリット
インプラントは、専門性の高い治療分野であるにも関わらず、歯科医師の免許を持っていれば誰でも行うことができます。しかし、各歯科医師の技術や知識、経験などによって得られる結果が大きく変わるのが現実です。日本口腔インプラント学会専門医であれば、学会の正会員として5年以上在籍し、認定資格条件を満たしたうえで、なおかつ専門医試験に合格した正会員であるため、一定水準以上の技術や知識、経験などが保証されます。それは、インプラント治療で失敗や後悔をするリスクを下げることにつながるでしょう。

その他のインプラント治療に対応している歯科医院の選び方

その他のインプラント治療に対応している歯科医院の選び方
ここまでの解説で、日本口腔インプラント学会専門医の資格を持っていることの重要性は理解できたかと思います。繰り返しになりますが、専門医の資格はあくまで一つの目安であるため、それを持っているからというだけで歯科医院を選ぶのは賢明ではありません。そこで着目したいのが以下の5点です。

口腔内スキャナーを使用している

小型のヘッドを口腔内にかざすだけで歯や歯茎の情報が得られる口腔内スキャナーは、インプラントの上部構造を製作する際に役立ちます。
被せ物の精度が向上するだけでなく、従来の不快な歯型取りが不要となる点もメリットといえるでしょう。

歯科用CTを完備している

インプラント治療の安全性や確実性を確保するうえで、歯科用CTによる精密検査は欠かせません。
インプラント治療で後悔しないためにも、歯科用CTを完備している歯科医院を選びましょう。

ガイデッドサージェリーを採用している

インプラント体を埋め込む理想的な位置・角度・深さなどを記録できるサージカルガイドを使った埋入手術を、ガイデッドサージェリーといいます。
術者の手の感覚やこれまでの経験も大切ですが、これを使用することにより、埋入手術の安全性が高くなることが多いです。

衛生管理を徹底している

外科手術を伴うインプラント治療において、衛生管理が徹底していることは必須条件です。
特に器材の滅菌処理がしっかり行われているかどうかを確認すると良いでしょう。また、インプラント手術を行うためのオペ室が特別に用意されている方が望ましいです。

治療後のケアが充実している

インプラントは、治療後のケアやメンテナンスも重要な治療です。そのためアフターフォローがしっかりしている歯科医院を選ぶことが大切です。
治療後のケアの充実度は、カウンセリングの段階でしっかり確認しましょう。

日本口腔インプラント学会専門医による治療なら杉﨑歯科医院に相談を

杉﨑歯科医院受付
日本口腔インプラント学会専門医によるインプラント治療を希望する方におすすめなのが、杉﨑歯科医院です。
杉﨑歯科医院では、治療を行う際はカウンセリングに時間をかけ、患者さん一人ひとりに適した診療計画を立案されています。そして、トラブルの少ない・質の高いインプラント治療を提供するために、的確な診断とオーダーメイドの治療を提供しています。

日本口腔インプラント学会専門医の院長がオペを担当!

杉﨑歯科医院院長
杉﨑歯科医院では、日本口腔インプラント学会専門医の資格をお持ちで、国際口腔インプラント学会(ICOI)や日本顎顔面インプラント学会で研鑽を積まれているインプラントのスペシャリストの院長インプラント治療を担当しています。
インプラント治療の豊富な経験だけでなく、国内外の学会に症例や論文を発表し、日本のみならず海外の症例から得た知識・知見から難症例のインプラント治療にも対応しているため、より質の高いインプラント治療を受けることができるでしょう。

治療をサポートする充実した医療設備!

杉﨑歯科医院診察室
杉﨑歯科医院には、インプラント治療をサポートする先進的な医療設備が充実しています。
具体的には、口腔内スキャナー、歯科用CT、口腔内カメラマイクロスコープ拡大鏡、医療施設用の空気清浄機、クラスB滅菌器、X-Guideというインプラント専用の治療システムなどを完備しています。
インプラント手術を行うための感染対策が徹底された専用オペ室も設置しており、医療設備がとても充実している歯科医院といえます。

X-Guideによる正確で安全なインプラント治療!

X-Guideによる正確で安全なインプラント治療!
上段でも紹介したX-Guideは、インプラント治療の安全性や確実性を高めるための先進医療機器です。
X-Guideとは、歯科用CTで撮影したデータに基づいた治療計画に沿って正確に治療を行うことができるナビゲーションシステムです。
X-Guideを活用し、骨の内部にある神経や血管の状態など、常に詳細なデータをリアルタイムで確認しながら手術を行うことで、精度と安全性の高いインプラント手術が可能になるそうです。

歯を失ってしまった方や質の高いインプラント治療を受けたい方は、杉﨑歯科医院に相談してみてはいかがでしょうか。

杉﨑歯科医院の基本情報

アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間・治療回数

小田急線・JR小田原駅 徒歩4分

神奈川県小田原市栄町1-5-20 大邦ビル2階

診療時間
9:00〜12:30
14:00〜18:00

▲…14:00〜17:30
△…14:00〜16:30
【費用(税込)】450,000〜550,000円
【治療期間】上顎4〜5カ月 下顎3〜4カ月
【治療回数】①CT撮影 ②説明 ③手術 ④消毒(約3回) 

この記事の監修歯科医師