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クラスB滅菌器とは

 更新日:2024/11/19

クラスB滅菌器とは

クラスB滅菌器は、歯科医院で使用できる滅菌器のうち、最も滅菌レベルが高い医療機器です。
外科処置など血中に細菌類が侵入する処置で使う器具の滅菌、院内感染予防として重要視されています。滅菌のレベルには3段階あり、個別包装されていない器具の滅菌が可能なクラスN、メーカーが指定する特定の器具の滅菌が可能なクラスS、個別包装含めすべての種類の器具の滅菌が可能なクラスB、に分かれています。どのクラスで滅菌するかは器具それぞれの管理条件にあわせます。

メリット

・世界で最も厳しい基準をクリアした滅菌器のため、安心して受診が可能
・ハンドピースや手術器具など、複雑な形状の器械も滅菌可能
・器具を介した院内感染を予防できる
・1つずつ洗浄、袋詰めされたものを滅菌するので、滅菌後も袋を開封するまで器具が汚染される可能性が低い

デメリット/副作用

・高額な医療機器のため、日本の歯科医療機関ではまだこれからである(普及率2%程度)
・完全滅菌するために多量の滅菌水などが必要で、時間と手間がかかる

治療期間

歯科医院が行っている処理のため、治療期間はありません。

費用相場

歯科医院が行っている処理のため、費用はかかりません。

この記事の監修歯科医師