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「こたつに長時間」入ると現れる症状はご存知ですか?こたつで寝てはいけない理由も解説!

 公開日:2026/02/13
「こたつに長時間」入ると現れる症状はご存知ですか?こたつで寝てはいけない理由も解説!

こたつに長時間入ると現れる症状とは?メディカルドック監修医が寝ると現れる症状・寝てはいけない理由・眠くなる原因・こたつに入る際の注意点などを解説します。

木村 香菜

監修医師
木村 香菜(医師)

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名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。

こたつに長時間入ると現れる症状

こたつに長時間入ると現れる症状

こたつに長時間入っていると、体が温まりすぎたり、同じ姿勢が続いたりすることで、体調に変化が現れることがあります。まずは、座ったまま長時間過ごした場合に起こりやすい症状について確認していきましょう。

身体のだるさ・脱水症状

こたつに長時間入っていると、下半身を中心に体が温まり、気付かないうちに汗をかくことがあります。その結果、体内の水分が不足し、だるさや口の渇き、軽い頭痛などの脱水症状が現れることがあります。
対処としては、こまめに水分を補給し、定期的にこたつから出て体を冷ますことが大切です。症状が続く場合や、強い倦怠感・めまいがある場合は、内科を受診しましょう

足のむくみ・血行不良

同じ姿勢で長時間座り続けると、下肢の血流が滞り、足のむくみや重だるさを感じることがあります。特に、運動不足や冷え性のある方では起こりやすい傾向があります。
ときどき足を動かしたり、立ち上がって軽く体操をしたりすることで予防が可能です。むくみが強く、痛みや左右差がある場合は、循環器内科などでの相談が望まれます。

低温やけど

こたつの熱源に長時間近づいた状態が続くと、皮膚が徐々にダメージを受け、低温やけどを起こすことがあります。赤みやヒリヒリ感、水ぶくれなどが初期症状です。
異常を感じた場合はすぐに使用を中止し、患部を冷やしてください。水ぶくれができた場合や痛みが強い場合は、皮膚科を受診しましょう。

こたつに長時間入って寝ると現れる症状

こたつに長時間入って寝ると現れる症状

こたつでそのまま眠ってしまうと、体温調節や水分バランスが乱れ、体に負担がかかることがあります。ここでは、こたつで寝た場合に起こりやすい症状を解説します。

脱水・体調不良

こたつで寝てしまうと、水分補給ができないまま発汗が続き、脱水が進みやすくなります。起床後に頭痛や吐き気、強いだるさを感じることもあります。
起きたらまず水分を摂り、体調が戻らない場合は内科を受診してください。

体温調節の乱れ

睡眠中は体温調節機能が低下するため、こたつの熱が体にこもりやすくなります。その結果、寝汗やほてり、睡眠の質の低下につながることがあります。
こたつでの就寝は避け、布団やベッドで適切な寝具を使うことが大切です。

低温やけどやその他の皮膚トラブル

眠っている間は痛みや熱さに気付きにくく、低温やけどのリスクが高まります。特にすねや足首、太ももなどは注意が必要です。
皮膚の異変に気付いたら早めに皮膚科を受診しましょう。

こたつに長時間入ると血圧はどうなっていく?

こたつに長時間入ると血圧はどうなっていく?

こたつで体が温まると血管が拡張し、一時的に血圧が下がることがあります。その後、急に立ち上がると、立ちくらみやふらつきが起こることもあります。
高血圧や心疾患のある方は特に注意が必要で、こたつから出る際はゆっくり動くことが大切です。頻繁に症状が出る場合は、かかりつけ医に相談しましょう。

こたつに長時間入ると眠くなる原因

こたつに長時間入ると眠くなる原因

こたつに入っていると、つい眠くなってしまう経験がある方も多いのではないでしょうか。ここでは、体の仕組みから考えられる「眠くなる理由」を整理します。

体温上昇による副交感神経の優位

体が温まるとリラックス状態になり、副交感神経が優位になるため、眠気を感じやすくなります。

血圧低下によるぼんやり感

血管拡張による血圧低下が、ぼんやり感や眠気につながることがあります。

酸素不足・換気不足

部屋の換気が不十分な場合、空気がこもり、眠気や頭重感を感じることもあります。定期的な換気が重要です。

こたつで寝てはいけない理由

こたつで寝てはいけない理由

こたつで寝る習慣は、一見快適に思えても、健康面では注意が必要な点があります。なぜ「こたつで寝るのは避けたほうがよい」とされるのか、その理由を解説します。

脱水や体調不良を招きやすい

こたつの中は思っている以上に体が温まりやすく、寝ている間にも発汗が続くことがあります。睡眠中は水分補給ができないため、知らないうちに脱水が進み、起床後に頭痛やめまい、強いだるさなどの体調不良を感じることがあります。
特に高齢の方や、もともと水分摂取量が少ない方では、脱水の影響が出やすいため注意が必要です。

低温やけどのリスクが高い

こたつの熱源は高温ではないものの、長時間同じ部位に熱が加わることで、低温やけどを起こす可能性があります。寝ている間は熱さや違和感に気付きにくく、皮膚の赤みや水ぶくれができるまで気付かないケースもあります。

睡眠の質が低下する

本来、睡眠中は体温が徐々に下がることで深い眠りに入りやすくなります。しかし、こたつで寝てしまうと体が温まり続け、体温調節がうまくいかず、眠りが浅くなりやすくなります。
その結果、睡眠時間が確保できていても疲れが取れにくく、翌日の倦怠感や集中力低下につながることがあります。

こたつに入る際に気を付けた方がいいこと

こたつに入る際に気を付けた方がいいこと

こたつを安全・快適に使うためには、いくつか意識しておきたいポイントがあります。体への負担を減らすための注意点を確認しておきましょう。

こまめに休憩を取る

長時間続けてこたつに入るのではなく、定期的に外に出て体を動かすことで、血流の滞りや体温の上昇を防ぐことができます。目安としては、1時間に1回程度は立ち上がることを意識しましょう。

水分補給を意識する

こたつに入っていると喉の渇きを感じにくくなりますが、発汗によって体内の水分は失われています。意識的に水やお茶などを摂取し、脱水を予防することが大切です。

同じ姿勢を続けない

座ったままの姿勢が続くと、足のむくみや血行不良を招きやすくなります。足首を動かしたり、軽くストレッチをしたりするだけでも血流改善につながります。

換気を行う

こたつを使用している部屋は空気がこもりやすく、眠気や頭重感の原因になることがあります。定期的に換気を行い、新鮮な空気を取り入れるようにしましょう。

就寝目的で使用しない

こたつはあくまで「くつろぐための暖房器具」であり、就寝用ではありません。眠くなった場合は無理に我慢せず、布団やベッドに移動して休むことが、体調管理の面でも重要です。

「こたつの長時間使用」についてよくある質問

「こたつの長時間使用」についてよくある質問

ここまでこたつの長時間使用について紹介しました。ここでは「こたつの長時間使用」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

こたつで寝るとヒートショックを引き起こす可能性はありますか?

木村 香菜医師木村 香菜(医師)

こたつそのものが、入浴時のように急激な温度変化を生じさせるわけではないため、直接ヒートショックを引き起こすケースは多くありません。ただし、こたつで体が十分に温まった状態から、寒い部屋へ急に出たり、夜間にトイレに立ったりすると、血圧が急激に変動し、めまいや立ちくらみを起こす可能性があります。特に高齢の方や高血圧、心臓病などの持病がある方は、こたつから出る際にゆっくり動くこと、部屋全体をある程度暖めておくことが大切です。

毎日こたつで寝るとどうなりますか?

木村 香菜医師木村 香菜(医師)

毎日こたつで寝る習慣が続くと、睡眠中の発汗による脱水や、低温やけど、睡眠の質の低下などが起こりやすくなります。また、体温調節がうまく働かない状態が続くことで、朝のだるさや疲労感が抜けにくくなることもあります。一時的に寝てしまうことがあっても、できるだけ布団やベッドに移動して休むようにし、こたつでの就寝を習慣化しないことが望ましいでしょう。

まとめ

こたつは冬を快適に過ごすための便利な暖房器具ですが、使い方によっては体に負担がかかることもあります。特に長時間の使用や、こたつで寝てしまう習慣は、脱水や低温やけど、睡眠の質低下などにつながる可能性があります。

体調の変化に気付いたときは無理をせず、こまめな休憩や水分補給を心がけながら、安全で上手なこたつの使い方を意識していきましょう。

「こたつの長時間使用」と関連する病気

「こたつの長時間使用」と関連する病気は4個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

内科系

  • 深部静脈血栓症
  • ヒートショック

皮膚科系

  • 低温やけど

こたつを長時間使用することによる健康リスクにはこれらのようなものがあります。適度な時間の使用にとどめるとよいでしょう。

「こたつの長時間使用」と関連する症状

「こたつの長時間使用」と関連している、似ている症状は4個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

こたつを長時間使用すると、これらのような症状が現れることがあります。

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