「肺がんの治療法」はご存知ですか?治療しなかった場合の余命も医師が解説!
肺がんの治療法とは?Medical DOC監修医が肺がんの主な治療法・ステージ別の治療法や何科へ受診すべきかなどを解説します。
監修医師:
稲尾 崇(医師)
目次 -INDEX-
「肺がん」とは?
肺は、機能的に呼吸を通じて酸素を取り入れて二酸化炭素を排出する役割を生体内で担っています。
肺は通常左右にひとつずつあり、心臓が少し左側にあるため、左肺は右肺よりも少し小さい構造になっています。
また、右肺は上葉、中葉、下葉の3つに分かれていて、左肺は上葉、下葉の2つに分かれた構成になっています。
肺がんは、肺細胞の遺伝子に傷がつくことで発生する悪性腫瘍であり、細胞に傷をつける原因はさまざまですが、肺がんの最大の発症要因としては、たばこの影響が指摘されています。
肺がんは現在のところ世界的に増加傾向にあり、日本でもその罹患率は年々増加しています。今回は、肺がんの主な治療法・ステージ別の治療法について紹介していきます。肺がんのステージ(病期)はⅠAからⅣBまでありますが、本章では見やすさのためアラビア数字で記載しています。また2024年以降にステージの分類が改訂される可能性があります。
肺がんの主な治療法
肺がんは初期症状が現れにくく、診断を受けたときにはある程度がんが進行していることも少なくありません。
肺がんに限らず、多くのがんは早期がんで発見すれば、治療の選択肢も増えて、その後の生命予後に影響をもたらします。
肺がんの治療で行われるのが、手術・化学療法(抗がん剤)などの薬物療法・放射線治療の3つであり、この章では肺がんに対する標準的な治療法(標準治療)について説明します。標準治療とは臨床試験で効果が確認され、保険診療で受けることが可能な、現時点で最良最適な治療(効果や副作用が出る程度がわかっている)を指します。字面から「実はさらに効く治療があるのでは」と誤解されることがありますが、そうではありません。
なお、治療を行うにあたって「納得のいく治療法を選択したい」とか「治療費が払えない、仕事を続けられないなどの生活に関する心配事がある」という状況が発生するかもしれません。
このような場合、セカンドオピニオンといって、治療法に関して中立的な意見を他院の医師に聞きに行くことも可能です。診断や治療の妥当性を再確認することで、納得して治療を受けることができるかと思います。
また、生活に関するお悩みは、がん相談支援センターで相談することが可能ですのでご参考にしてください。
手術
肺がんで手術を検討できるのは、ステージ1・2と、3Aの一部のがんです。
実際の手術では、がんがある肺葉とその周りのリンパ節を切除しますし、がんが小さく、リンパ節転移の可能性が低い場合や、呼吸機能が低下している患者さんには、部分的な切除を行います。
その一方で、がんが気管支など肺の周囲の臓器に広がっている場合は、一緒に切除することもあります。
これまで、肺がんの手術は開胸手術が一般的でしたが、近年は医療機器の発達により、胸腔鏡カメラを使った胸腔鏡下手術を行う施設も増えています。
胸腔鏡下手術は、開胸下手術と比べると、視野が狭く手技が限られる欠点がありますが、骨切りなどの大がかりな処置が不要で、手術による傷が小さく、患者さんへの体の負担を小さくできます。
ただし、切除する組織が大きい場合などでは開胸が必要となることもあります。
化学療法・薬物治療など
化学療法は抗がん剤で、がん細胞を減らして増殖を抑える治療法です。
抗がん剤の投与方法には、点滴によるものと内服薬によるものがあります。
従来の抗がん剤治療(殺細胞性抗がん剤)はがん細胞だけでなく、正常な細胞にもダメージを与えるため、造血(骨髄)抑制(赤血球や白血球などが正常に造れなくなること)、吐き気、脱毛、手足のしびれなどそれ相応の副作用もみられていました。現在は吐き気止めなど副作用対策の進歩もあり、仕事や日常生活を送りながら、通院で治療を受ける方も増えてきています。
また、肺がんの中には特定の遺伝子の変化によって起こることが明らかにあり、原因遺伝子のみをターゲットとした「分子標的薬」を使用することもあります。
分子標的薬は通常の抗がん剤と異なり、正常な細胞には作用しづらいので、副作用リスクを抑えられるメリットがありますし、肺がんの原因が特定の遺伝子の異常によるものである場合には、抗がん剤治療よりも高い腫瘍抑制効果を得られると認識されています。
また、近年ではがん細胞を攻撃する免疫細胞を活発化させる免疫療法の有効性が一部の患者さんに確認されており、「免疫チェックポイント阻害薬」も使用されています。
肺がんになると体の免疫細胞がうまく働かないことが分かっていて、従来の化学療法に加えて、分子標的薬や免疫療法など新しい治療法を組み合わせることで、抗がん剤を単独で使用するよりも、治療成績が向上しています。
手術を受ける患者さんについても術前や術後にどのような薬剤の組み合わせで投与すると良い効果(再発しづらくなる、長期生存率があがるなど)が得られるのか、議論が活発化しています。
放射線治療
放射線治療は、放射線を照射してがん細胞にダメージを与える治療法です。
がん細胞は分裂や増殖の能力は強いですが、DNAが傷つきやすい一面があるため、放射線によってがん細胞のDNAの切断を図ります。
肺がんの放射線治療は、手術が難しいケースや、手術適応があっても手術を希望されない方に対して行われます。
早期がんでは、強い放射線をピンポイントで数回照射する「定位放射線治療」などを行います。ステージ2以上では広範囲に照射が必要となることがあります。
手術適応でない進行がんの患者さんにおいては、弱めの放射線を30回ほど(平日に実施する病院なら6週間程度)照射し、進行抑制を図ることがあります。また進行がんで骨や脳などの臓器に遠隔転移がみられている場合は、症状を緩和する目的で放射線治療を実施することがあります。いずれも入院が必要な場合と、通院での治療も可能な場合とがあります。
肺がんのステージ別・治療法
肺がんのステージ別に行われる一般的な治療法について解説します。
緩和治療というと終末期に行うイメージがあるかもしれませんが、肺がんのステージにかかわらず症状に対する緩和治療も併行して行われます。
なお、間質性肺炎の合併例などでは、肺がんの治療に伴う合併症が増えることから治療選択肢が制限されてしまうことがあります。既往歴や体の状態によって異なるため、治療の選択肢の幅が狭くなることもあるので、担当医からよく説明を聞いてください。
肺がん・ステージ1の治療法
肺がんに伴う症状としては、大きく分けて原発巣やリンパ節転移による症状、あるいは遠隔転移に合併する症状に分類することができます。
肺がん自体が他の悪性腫瘍と比較して自覚症状が出現しにくい疾患として代表的で、特に早期的な段階であるステージ1では無自覚で経過することが多いです。
肺がんに対する治療方法を決定する際には、その組織型やがんの進行度(ステージ)、全身状態、年齢、合併症などを総合的に検討します。
手術治療は、ステージ1、2、3Aの一部の非小細胞肺がん、あるいはステージ1期、2Aの小細胞肺がんの中で手術によって悪性腫瘍を取りきれる可能性があると判断された場合に実施が検討されます。
実際に、手術ができるかどうかについては、術前の全身状態を色々な検査結果に基づいて評価します。また術後の順調な回復を目指すために術前には1カ月以上の禁煙を推奨されます。
これまでの一般的な手術方法としては、胸部の皮膚表面を20cm程度切開して、肋骨の間からアプローチする開胸手術が実施されてきましたが、近年では胸腔鏡を挿入してモニター画面を見ながら進める低侵襲手術が広く普及しています。
術後の病理所見によっては、再発率を下げるために、抗がん剤の内服や点滴が推奨されることがあります。
全身状態などから手術が推奨されない場合は、根治目的に放射線治療が検討されることがあります。
肺がんでは、慢性的な咳、痰(特に血痰)、胸痛、呼吸困難などの症状が認められることが知られていますので、このような症状を自覚した場合には早期的にかかりつけ医から呼吸器内科、あるいは呼吸器外科を紹介してもらい、精密検査を受けるようにしましょう。
肺がん・ステージ2の治療法
肺がんのステージ2における典型的な症状としては、慢性的な咳、息切れ、血が混じる痰、顔面や頸部領域の腫脹、体重減少などが挙げられます。
ステージ別の肺がん患者さんの5年実測生存率は、2014年から2015年に診断された患者さんにおいてステージ2で46.2%でした。
肺がんのステージ2の患者さんでは、手術療法や化学療法、放射線治療などを組み合わせて実施される場合があります。周術期治療としては術前に化学・免疫療法や化学・放射線療法を行うケース、術後に内服あるいは点滴の化学療法を行うケース、肺がん組織に特定の病理所見が認められた患者さんでは術後化学療法後に免疫療法を追加するケース、肺がん細胞の特定の遺伝子に変化が認められた患者さんでは術後化学療法後にさらに分子標的薬内服を追加するケースなどがあります。
一般的に、放射線治療は高いエネルギーを有する放射線を照射して、がん細胞を狙って病巣を消滅させる効果を期待して行う治療法であり、がん自体の進行抑制として積極的に施行されるケースもあります。
特に、全身状態が良好であれば、抗がん薬を投与できると判断される場合、放射線治療と同時に化学療法を併用して実施することがあります(化学・放射線療法)。
通常、放射線治療と抗がん薬治療を同時期に施行したほうが、時期を分けて使用するよりも治療効果が上がると考えられていますが、倦怠感や造血抑制など重大な副作用が出現して治療を継続できない状態に陥る可能性もあり、全身状態を踏まえて慎重に判断されます。
化学・放射線療法で良好な効果が得られた場合、再発率を下げるために免疫療法を追加することがあります。
肺がん・ステージ3の治療法
肺がんステージ3の患者さんで手術を受けられるのは一部の人であり、すでに転移やほかの組織への浸潤がある場合が多いため、手術で切除できるかどうかは患者さんのがんの状態や、担当の医師によって判断が分かれます。
例えば、ステージ3のA期や一部のB期で、胸腔内や鎖骨の上あたりにあるリンパ節への転移がない場合は、ステージ2に記載した手術をふくむ治療法が用いられるケースもありますのでそちらをご参照ください。ステージ3Bの多くと3Cでは根治目的の化学・放射線療法とその後の免疫療法追加が検討されますが、ステージが進むほど根治率は低下していきます。
化学・放射線療法(放射線治療と抗がん剤の併用)の場合、多くは1-2ヶ月入院しながら治療を行います。皮膚炎、肺障害、食道炎などの副作用は、放射線を当てる範囲や被ばく量によってリスクは変わりますので、担当医や専門医師から説明を受けてください。
がんやお体の状態により、手術療法や化学・放射線療法の適応がない患者さんには、抗がん剤を含む薬物療法を行うこともあり、詳しくはステージ4の治療法をご覧ください。
肺がん・ステージ4の治療法
肺がんが全身に広がるステージ4に進行すると、咳、喘鳴(ヒューヒュー・ゼーゼーといった息づかいのこと)、呼吸困難や胸の痛み、胸水による息苦しさ、骨転移に伴う疼痛症状、脳転移に合併して出現する麻痺・けいれん、食欲低下、だるさ、体重減少などのうちいずれかが認められるようになるケースが多いです。
肺がん自体の予後が他の悪性腫瘍と比較して不良である理由のひとつは、肺がんそのものによって自覚症状が出現しにくく、がん病巣がある程度進行した状態となって症状が出現してから、初めて医療機関を受診される患者さんが多いためと考えられます。
ステージ別の肺がん患者さんの5年実測生存率は、ステージ4で約6%ときわめて低値であり治療の進歩が求められています。
通常、ステージ4の肺がんと診断された患者さんの場合には、手術を行うことはありません。
ステージ4の状態では、他の臓器に肺がんが転移しているため、治療の主体は薬物治療や肺がんに伴って起きてくる症状を緩和し生活の質の維持を図る治療(緩和治療)となります。緩和治療は最終末期に行うイメージが強い方も多いですが、症状が軽いうちからあなたの生活を守るために、飲み薬や、骨転移による痛みを抑えるための放射線治療、骨転移による痛みを起こりにくくするための皮下注射、脳転移による症状を和らげるための放射線治療などが検討できますので、気になる症状は担当医師に積極的にお伝えください。
抗がん剤治療は、飲み薬や注射によって投与された抗がん剤が血流に乗って全身をめぐり、がん細胞を死滅させる治療法であり、現時点では化学療法だけで肺がんを完治させることはできませんが、がんを縮小させる・進行を抑える効果などが期待されています。殺細胞性抗がん剤を使用する小細胞肺がんの患者さんや特定のがん細胞の遺伝子変化を標的にした分子標的薬が使用できる非小細胞肺がんの患者さんでは全身状態が改善することがあります。一方で、分子標的薬の適応がない非小細胞肺がんの患者さんでは殺細胞性抗がん剤を使うことが多く、その場合治療によって元気になるというよりは、副作用とつきあいつつ、寿命を延ばしていくというイメージになります。
ただし副作用の観点などから、薬物治療を行っても得られる効果より寿命や生活への悪影響のほうが大きい、と判断された患者さんの場合は、薬物療法はあえて行わず緩和治療を継続していきます。
分子標的薬は、がん遺伝子により生成されるタンパク質の働きを抑えてがん細胞の増殖を抑えたり、血管新生阻害薬と呼ばれる薬剤のようにがん細胞が増殖しにくい環境を整えたりする治療法です。分子標的薬は、従来の抗がん剤ではみられない特有の副作用が生じることがあります。
また、近年ではがん細胞を攻撃する免疫細胞を活発化させる「免疫チェックポイント阻害薬」の有効性が一部の患者さんに確認されています。肺がんになると体の免疫細胞がうまく働かないことが分かっていて、従来の化学療法に加えて、免疫療法や血管新生阻害薬など新しい治療法を組み合わせることで、殺細胞性抗がん剤のみを使用していた時代よりも、治療成績が向上しています。このタイプの薬剤ではirAEやimAEと呼ばれる特有の副作用が生じることがあります。
各薬剤については投与スケジュールや方法、注意すべき点などが異なるため、担当医師や薬剤師から説明を受けましょう。
「肺がんの治療」についてよくある質問
ここまで肺がんの治療法を紹介しました。ここでは「肺がんの治療」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
高齢者が肺がんの治療をしなかった場合、余命はどれくらいですか?
稲尾 崇 医師
患者さんにより大きく異なります。肺がんの中には進行の速いものから遅いものまで様々あります。ご高齢だから進行は速くないという情報がネット上に散見されますが、臨床の現場では特にそのような実感はありません。ですので、経過観察した場合と治療をうけた場合にそれぞれどの程度の生活をどのぐらいの期間維持できそうか、担当医にご質問いただくのがよいと思います。ただ、肺がんの進行による症状が出現し、ベッドですごす時間が長くなっている方や身の回りの事ができなくなってきている方の場合、月単位ないし1~2週単位で体力が低下し誤嚥性肺炎などを合併して早晩ご寿命を迎えられるケースを多く経験します。そうなる前に早い段階からそれぞれの大切な用事などを行っておくことをお勧めしております。
肺がんは抗がん剤治療で完治するのでしょうか?
稲尾 崇 医師
ステージ4の肺がんの場合、根治できる方はほとんどおられませんが、いわゆる従来の抗がん剤(殺細胞性抗がん剤)のみが使用できた時代と比較すると分子標的薬や免疫療法の登場により年単位で効果が持続する方が増えてきています。ただ時間が経つと抗がん剤の効果が低下し、ほとんどの患者さんでがんが再度進行してくるようになります。お体の状態が許される場合はよく相談の上でご希望があれば別の薬物をためし、引き続き肺がんの進行抑制と寿命の延長を図ります。
肺がんの放射線治療にはどんなデメリットが考えられますか?
稲尾 崇 医師
ステージ1に対する放射線治療(定位放射線など)では大きな副作用はあまり経験しませんが、根治目的の放射線療法の副作用として皮膚炎、食道炎、宿酔、肺臓炎を主に経験します。また多発脳転移に対する全脳照射の場合、脱毛や4-5ヶ月ほど経過してからの認知機能低下が起こります。程度は患者さんによります。
皮膚炎は放射線が通過する体表に炎症が起こるものです。軽いうちは乾燥症状に対して保湿剤を塗っていただくなどします。強くなるとかゆみや軽い痛みを伴うこともあり、炎症やかゆみを止めるための薬を塗っていただくなどします。
食道炎は肺がんを根治するために放射線をしっかり照射する際、放射線が食道も通過してしまうときに起こりえます。照射が始まって2週間ぐらいしてから感じ始めることが多いです。軽いうちは唾や食事を飲み込むときにのどから前胸部がイガイガするなどの感覚が出現しますが、炎症を和らげる液体の薬を内服するなどしていただきます。強くなると痛みを伴いますので、痛みどめを併用し、食事はやわらかい形態に変更したりします。治療終了後1ヶ月程度で改善すると言われます。
宿酔は照射開始直後から出現する可能性がある「船酔い」のような感覚です。吐き気が起こる方もおり吐き気どめで対応します。食道炎と合わせて、食べたいもの、食べられるものが随時変化し、食べたいときに喉を通りやすいものを摂る工夫が必要になることもあります。
肺臓炎は治療終了時点から約6ヶ月以内に起こりえます。軽いうちは無症状でレントゲンで淡い影がうつるようになります。進行すると咳や微熱、息切れなどが出て気管支鏡での精査やステロイド治療を要することがあります。
編集部まとめ
肺は胸部の左右にひとつずつありますが、右肺は3つに、左肺は2つに分かれています。
肺がんは、それらの肺胞の細胞・気管支・気管に、何らかの原因で発生した悪性腫瘍です。
肺がんは、がんの進行程度によるステージ分類があり、治療方針を見立てるのに役立ちます。
肺がんの治療内容は、大きく分けて手術、薬物療法、放射線治療の3つがあり、体の状態とがんの病期に合わせた適切な治療を行います。
心配であれば、呼吸器内科や呼吸器外科など専門医療機関を受診して相談しましょう。今回の情報が参考になれば幸いです。
「肺がんの治療」と関連する病気
「肺がんの治療」と関連する病気は6個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
肺がんの治療 と関連する病気としては上記が挙げられます。これらはどれも呼吸困難など肺がんの症状と似通ったものが出現しますので、症状からご自身で肺がんかどうかを見極めることは困難です。
症状が続く場合は、一度医療機関を受診しましょう。
「肺がんの治療」と関連する症状
「肺がんの治療」と関連している、似ている症状は3個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。