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目立たないマウスピース型矯正で笑顔に自信を取り戻す【愛媛県伊予郡松前町 医療法人中矢歯科医院】

 更新日:2023/03/27

目立たないマウスピース型矯正で笑顔に自信を取り戻す
目立たないマウスピース型矯正で笑顔に自信を取り戻す

歯並びで口元にコンプレックスがあっても、「歯科矯正は痛い」「矯正は目立って恥ずかしい」「費用が高いから…」という声はよく聞かれる。さらには「どんな矯正がいいのかわからない」という不安もあり、矯正治療はまだまだハードルが高い印象がある。しかし近年、矯正治療も大幅に進化。バリエーションや選択肢が多彩になり、特にマウスピース型矯正は治療器具が透明で見た目が気にならないと話題だ。今回は愛媛県伊予郡で開院している「中矢歯科医院」の中矢先生に、マウスピースによる歯科矯正を受けることのメリットや、具体的な治療法について詳しく解説していただいた。

Doctor’s Profile
中矢 賢史
医療法人中矢歯科医院 院長兼理事長

平成16年日本歯科大学新潟歯学部卒業後、医療法人渡部会一箕歯科医院勤務を経て、平成19年医療法人渡部会ほっと歯科医院院長、平成22年医療法人渡部会一箕歯科医院副院長。平成24年4月中矢歯科医院を開院、平成28年1月医療法人 中矢歯科医院を開設。
日本口腔インプラント学会所属、大阪口腔インプラント研究会所属、日本臨床歯周病学会所属ならびに臨床研修医指導員、日本口腔インプラント学会専修医。

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自分で取り外しができ、患者さんの負担が少ないマウスピース型矯正

医療法人社団桐心会 林クリニックphoto

歯並びがよくないのは審美的な面はもちろんですが、ほかにどんな影響があるでしょうか?

歯並びが悪いと、見た目以外には歯の噛み合わせにも悪影響が及ぶ可能性があり、それで顎関節症になってしまうこともあります。
ただ、やはり見た目にコンプレックスを感じやすくなることが一番大きいと思います。特に女性の場合、口を開けて笑えなかったり、人と食事が一緒にできないと悩んでいる方は多くいらっしゃいます。

自分で取り外しができ、患者さんの負担が少ないマウスピース型矯正

とはいえ、矯正治療を敬遠する人は多いようです。やはり期間の長さや費用、治療器具が目立つことが原因なのでしょうか?

確かに歯の表側にワイヤーをつけるブラケット矯正は、ギラギラ光って目立つという理由で矯正治療に一歩踏み切れない方も多いですね。仕事先の同僚や学校の友達に矯正治療していることを知られたくないので、矯正治療を敬遠しているという方もいらっしゃいました。
その点、マウスピース型矯正は透明なものを使うので、ほとんど人に気づかれることなく矯正できるのがメリットです。つけている期間もブラケット矯正は約2年かかりますが、マウスピース型矯正は、早ければ4カ月で終了する方もいらっしゃいます。

マウスピース型矯正はどのような方が向いていますか?

マウスピース型矯正は患者さん自身でマウスピースを装着していただく必要があります。1日20時間以上マウスピースを装着しておくことで、歯を動かして矯正していくんですね。
マウスピースを外すタイミングは、食事と歯を磨いているときのみとするのが理想です。そのため、患者さん自身の協力なくしてマウスピース型矯正は成功しません。どうしても長時間マウスピースをつけるのが苦痛という場合は、ブラケット矯正をおすすめしています。

子どもの場合、マウスピース型矯正は何歳ぐらいから対応可能ですか?

骨格が出来上がる12歳前後くらいから対応可能です。レントゲンで成長が止まっているかどうかを確認してから行っています。身長が伸びているうちは顎も成長しているので、マウスピース型矯正はやめておいたほうがよいと思います。

一般的なブラケット矯正と比較して、治療効果の点でマウスピース型矯正はいかがですか?

どちらもメリット・デメリットがあります。ブラケット矯正の場合、歯並びが悪い時期はブラケットが取れてしまったり、ワイヤーが口の粘膜を刺激し、口内炎ができてしまったりすることもあります。24時間取り外しができないので、歯磨きがしにくいのもブラケット矯正のデメリットです。
マウスピース型矯正は取り外しが楽で衛生的です。金属アレルギーの心配もありません。ただし、マウスピース型矯正は横に動かすのは得意ですが、強いねじれがある場合や、上下に大きく歯を動かす必要があるときは時間がかかってしまいます。難症例の場合、小さなネジを顎の骨に埋め込む、アンカースクリューを併用した治療を行っています。

自分で取り外しができ、患者さんの負担が少ないマウスピース型矯正

治療期間はどの程度ですか? またどのくらいの頻度で歯科医院に通う必要がありますか?

患者さんの歯並びの状態にもよりますが、4カ月から1年半かかります。マウスピース型矯正をする際、マウスピースを歯にしっかり固定させ、歯を動かすための圧力がかかるようアタッチメントという白い突起物を歯につけるのですが、その設置時に来院してもらいます。およそ2~3カ月に一度の来院になりますね。あまり頻繁ではないので、遠方の方も負担なく治療を受けていただけます。

医療法人社団桐心会 林クリニックphoto

歯肉まで覆うように設計しているので短期間矯正も可能

医療法人社団桐心会 林クリニックphoto

歯肉まで覆うように設計しているので短期間矯正も可能

貴院のマウスピースはどちらのメーカーを使用されていますか?

インプラントの世界シェアNo.1を誇るストローマン社が提供しているクリアコレクトを使用しています。一般的なマウスピースは歯だけを覆っているものが多いのですが、クリアコネクトは2mm長く、歯肉まで覆うように設計されています。その分歯をガッチリ包み込むので、矯正力が強いのが特徴です。マウスピースの枚数も少なくて済み、費用を抑えることができます。

取り外しができるということは、治療効果という点でいかがでしょうか?

食事や歯磨きのときはもちろん、大切な人と会うときや仕事でどうしても外しておかないといけないときに取り外しができるのはメリットだと思います。
ただ、1日20時間以上装着していただかないと歯が予定通りに動かず、治療計画に遅れが出ることもあります。きちんと自己管理していただく必要があります。

取り外したとき、マウスピースはどのように洗浄するのですか? これは自分でできますか?

自分でもできますよ。取り外したときに水洗いか、ハンドソープで洗ってもらえば大丈夫です。
マウスピースはプラスチック製なので、カレーなど食べると着色してしまうこともあります。その場合は入れ歯専用の洗浄剤で洗うようにしてください。1週間~10日で新しいマウスピースと交換してもらうので、着色もそこまで気にならないと思います。

矯正というと一部の歯を抜くというイメージがありますが、それについてはいかがでしょうか?

ブラケット矯正は歯が移動するスペースをつくるため、小臼歯と呼ばれる歯を抜く場合もありました。しかし、マウスピース型矯正は全体的に歯を動かすので、ブラケット矯正に比べると歯を抜くケースは半分以下です。患者さんのお口の状態にもよりますが、歯を抜かずに矯正することも可能です。

歯肉まで覆うように設計しているので短期間矯正も可能

医療法人社団桐心会 林クリニックphoto

ビフォーアフターが初回のカウンセリングで一目瞭然

医療法人社団桐心会 林クリニックphoto

ビフォーアフターが初回のカウンセリングで一目瞭然

それでは改めて、貴院の矯正治療の流れについて教えてください。

これまでのマウスピース型矯正は、粘土を使って歯並びの型取りをする必要がありました。粘土だと患者さんの負担が大きく、多少ずれてしまうんですよ。当院では口腔内スキャナを使用して、型取りをすることなく歯並びを3Dで再現しています。その場で患者さんと一緒に歯並びの状態を確認することも可能です。
あとは、CTやフェイススキャンなど診断に必要なレントゲン撮影を行います。歯は骨の中に埋まっているので、骨の中でしか移動ができません。もう少し歯の間隔を広げたら歯並びがきれいになるなと思っても、そこに骨がなければ歯は脱落してしまうし、歯茎がやせてしまっていると治療は失敗してしまいます。
また、歯だけを矯正するのではなく、顔全体に対して歯や顎がゆがんでいないかどうかも考慮しています。レントゲン撮影で数ミリのズレまでわかるんですよ。この診断結果に基づいて、治療期間とかかる費用をお伝えいたします。

矯正治療で先生が留意されていることや工夫していることがありましたら教えてください。

患者さんが笑顔になったとき、みんなに素敵だなと思ってもらえるような状態に持っていくことを最終ゴールにしています。そのために、院内に結婚式の前撮りのような環境のカメラスタジオをつくって、患者さんの笑顔の写真を撮影。笑顔のときにベストな歯並びになるよう治療計画を立てていきます。
「私は笑えない」と思っている方も大丈夫ですよ。当院のスタッフが最高の笑顔を引き出してくれますのでご安心ください。また、カウンセリングした当日の歯並びと治療後の歯並びを比較することができます。

貴院の設備面についてご説明いただけますか?

マウスピースと相性のよい設備は3Dプリンターです。3Dデータをもとにプラスチックの模型をつくることができ、要望のある患者さんにはそのまま差し上げています。
また、マウスピース型矯正では移動した歯が元に戻らないようにするための処置として、保定装置(リテーナー)を使っています。リテーナーを通常オーダーで外注すると数万円かかってしまうのですが、当院では3Dプリンターを使って院内でつくっているので、その日のうちに格安の値段で提供できます。ちなみに、無制限コースの方のリテーナーは無料です。

気になるのは費用です。貴院での治療費を教えてください。

当院では最初のカウンセリングから口腔内スキャナ、CTやフェイススキャンなどのレントゲン撮影、診断、提案まで、通常だと約5万円かかる費用を無料で行っています。「歯並びで悩んでいるけれど、どんなふうに変わるのだろう」「いくらぐらいかかるのかな」など、相談だけでも大丈夫です。
あとはコース別に8回コースが23万1千円、12回コースが51万7千円、無制限コースが66万円(すべて税込)となっています。無制限コースは途中で挫折してしまったり、マウスピースが合わなくなったりしても、最初からやり直すことができます(3年間枚数無制限)。

ビフォーアフターが初回のカウンセリングで一目瞭然

どのような方が治療に来られますか? 矯正はやはり若いうちからのほうがよいのでしょうか?

当院に来られるマウスピース型矯正の患者さんは8~9割が女性です。年齢的には20代~30代が多いのですが、子育て中のお母さんもたくさんいらっしゃいます。矯正を始めるのに年齢は関係ありません。50代以上の方でもできますので、気になる方はご相談ください。

これから矯正を受けようと考えている方、またMedical DOCのサイトを訪問している読者の方にメッセージをお願いします。

このサイトを見てくださっているということは、マウスピース型矯正にご興味を持たれているのだと思います。迷っているのであれば一度ご相談ください。無料で理想の歯並びをシミュレーションいたします。治療後のイメージもその場でお見せすることができるので、患者さんからは大変喜ばれています。
矯正を考えられる時期は、結婚式が近かったり就職で県外に行くなど、環境の変わるときがとても多いですね。特に結婚式では、最高の笑顔の写真が撮影できれば忘れられない思い出になります。マウスピース型矯正は短期間でできる可能性もあるので、時間がないという方もあきらめないでください。そこに間に合わせるよう、計画を立てていきます。

編集部まとめ

矯正は歯だけではなく、骨格や顔全体のバランスを考えながら行うという中矢先生の話に感銘を受けました。「痛くて目立つので恥ずかしい」というイメージのあった歯列矯正ですが、目立たず、痛みが少なく、自分で取り外しができるマウスピース型矯正は安心して挑戦できそうです。専用のアプリもあり、矯正中不安なことがあればすぐに写真付きで相談できるとのことでした。歯並びにお悩みを抱えている方は、一度カウンセリングを受けてみるのもよいかもしれません。

医療法人中矢歯科医院

医院名

医療法人中矢歯科医院

診療内容

矯正治療 インプラント 小児治療 審美治療 歯周病治療など

所在地

愛媛県伊予郡松前町大字永田298番地13

アクセス

伊予鉄道郡中線「古泉」駅より車で4分

この記事の監修歯科医師