機能美を実現するとともに全身の健康を維持し、口内トラブル予防にも結び付く審美治療とは?【福岡県福岡市 河原歯科医院】 2020/05/20

河原歯科医院
河原歯科医院

保険が適用される歯科の治療では、補綴物に銀が広く使用されている。しかし、銀歯は口を開けたときに見た目がよくない上、経年劣化によって健康上のいろいろなトラブルを引き起こす可能性をはらんでいる。そこで、注目すべきは審美治療。見た目を美しくするのはもちろん、口内環境を整えて全身の健康を維持し、しかも虫歯や歯周病の予防にも貢献するという。この審美治療を受けることのメリットについて、河原歯科医院の河原院長に詳しく伺った。

Doctor’s Profile
河原 茂
河原歯科医院 院長

1985年、福岡歯科大学卒業。1985年~1987年、福岡県佐賀県にて開業医のもとで勤務。1987年、河原歯科医院開業。口腔衛生を通じて「患者さまの幸せと健康の実現する」をモットーに、開業以来30年にわたって地域に貢献。虫歯・歯周病などの一般歯科はもとより、審美治療・矯正歯科においても高度な歯科医療を展開している。
所属学会はSJCD(歯科スタディーグループ)大阪。

目次 -INDEX-

口内環境を整え、全身の健康維持に貢献

これまで歯の治療には銀歯がよく使われてきましたが、近年になっていろいろ問題も指摘されています。それはどのようなことでしょうか?

まず日常生活において銀歯は見た目がよくありませんね。それで口を大きく開けないように意識したり、話をするときなど口元を隠したりする人も少なくありません。
また、審美面ばかりでなく、現代の歯科医療においては金属が全身の健康に悪影響を与えることも指摘されています。
さらに、経年劣化によって「銀歯が取れてしまった」「きちんと噛めなくなった」というように、あまり長持ちしないというデメリットもあります。
いずれも「健康を害する」「大きく口を開けて笑えない」「ちゃんと噛めずに食事を楽しめない」など、生活の質を損なうことにつながっている点が銀歯のデメリットといえるでしょう。

口内環境を整え、全身の健康維持に貢献

審美治療をすることのメリットにはどんなことがあるでしょうか?

審美治療については「費用が高い」「詳しいことを知らない」「今は特に異常がない」といった理由で、あまり考えていないという方が多くいます。確かに、通常の金属素材による治療は保険が適用され、高額な治療費を払わずとも一時的には歯の機能回復ができます。しかし、審美治療における治療は、先述のような金属素材の問題点をクリアにし、健康な心身や生活を実現するものです。
審美治療は、自由診療によって機能の回復に加え、美しさも同時に叶えるというアプローチで行われます。歯の詰め物(インレー)やかぶせ物(クラウン)にはさまざまな種類があります。当院では見た目の美しさを実現するものや、金属アレルギーを起こす心配がない「メタルフリー素材」などを積極的に用いていきます。

審美治療にはどのような治療法や手段があるのでしょうか?

主な治療法としては、歯を白くするホワイトニング、歯についた汚れを落とすクリーニング、そしてセラミック素材の使用などが挙げられます。

それではホワイトニングからご説明をお願いします。

ホワイトニングは、文字どおり歯を白く美しくよみがえらせる治療法で、飲み物や食べ物によって着色してしまった歯を白くします。方法としては、治療を受ける人専用のマウスピースを作製し、そこにホワイトニング剤を入れて歯を漂泊していきます。
当院では歯科医の指導のもと、患者さんが自宅で行うことができる「ホームホワイトニング」を推奨しています。

クリーニングについてはいかがでしょう?

歯の表面にこびりついた汚れ、歯と歯、歯と歯茎のすき間の汚れなどを専用の器具で取り除きます。日々のブラッシングでは落としきれない汚れをきれいにすることができるので、定期的に受けることが推奨されています。
また、インプラントも審美的な治療の一環と考えてよいでしょう。歯は上と下で性質が異なるため治療期間はそれぞれですが、インプラントなら天然歯にも劣らない美しい歯を取り戻すことが可能です。

審美治療でセラミック素材はどのように使用するのですか?

主に虫歯治療などで削った歯の詰め物やかぶせ物に使用します。オールセラミッククラウンなど、金属をまったく使わない素材であれば金属アレルギーの方でも安心ですし、しかも天然の歯とほとんど変わらない美しく自然な仕上がりになります。
また、主に前歯に行う治療で、歯を白くしたり歯間を整えたりといった目的で用いられることもあります。これはラミネートベニアと呼ばれるもので、歯の表面を削り、薄いセラミックを貼り付けていきます。こちらも美しく自然な見た目に仕上がります。

口内環境を整え、全身の健康維持に貢献

審美治療で先生はメタルフリーの素材を用いているそうですが、要するにそれはセラミックを意味しているのですか?

審美治療では非金属素材であるセラミックを用いますが、現代はそれ以外にも人工ダイヤモンドにも使われる鉱物・ジルコニアを用いたり、ファイバーコアという芯素材を入れたりと、選択肢はいろいろ増えています。メタルフリー素材というのはそれらの総称で、これにより治療後の審美性・機能性が大きく向上しています。強いて短所を挙げるとすれば、自由(自費)診療となるため、金属素材よりも高額になるという点でしょう。

審美治療は虫歯や歯周病の予防にも効果的

審美治療は虫歯や歯周病の予防にも効果的

審美治療が予防につながるという話を聞きましたが、それはなぜでしょうか?

予防治療では、歯の表面や歯茎との境目に付着するプラーク(歯垢)を取り除いていくことがポイントです。このプラークの中に虫歯や歯周病を引き起こす細菌が棲息しており、口内のトラブルを引き起こす原因になるからです。プラークが固まって「歯石」になってしまうと、通常の歯みがきでは取り除くことができません。そうならないうちに予防治療で口内環境を整えていくことが大切なんですよ。
審美治療では、治療した箇所にプラークが付着しにくいメリットがあり、その点が「虫歯や歯周病の予防につながる」といわれるゆえんです。金属に代わって用いられる素材のセラミックは通常の歯科治療と比較して、美観という目的に加え「予防も実現しやすい」という側面があります。

なるほど、セラミック素材の予防効果についてもう少し詳しく教えていただけますか?

セラミック素材には、そもそも「プラークが付きにくい」「歯みがきなどの手入れがしやすい」という大きな特長があります。
一方、銀歯などの補綴物の大きな問題点として、治療後時間が経過すると、かぶせてある下に残っている自分の歯が劣化して、欠けたり虫歯になったりという事例が多く報告されています。それがさまざまなトラブルの原因となることは想像に難くないでしょう。
けれども、セラミックの場合はその特質によってこのような問題は起こらないのです。お口の健康を守り、虫歯や歯周病を予防するという点でも、審美治療が大きく貢献することは注目すべきポイントといえます。

審美治療は虫歯や歯周病の予防にも効果的

治療後も定期健診による歯の健康維持の意識が大切

治療後も定期健診による歯の健康維持の意識が大切

貴院ではどのメンテナンスでも使える機械があると伺いました。それはどのようなものですか?

当院では、審美治療に特化した機材として「セレック3」を導入しています。「セレック」は、コンピュータ制御によってセラミックのクラウンを設計・製作するシステムです。
流れとしてはレーザー光線で口腔の型取りを行い、パソコン上でデザインします。そのデータをベースに、早ければ1時間程度でクラウンをつくることができるというものです。従来の治療のように口の中で歯型を取る必要はなく、正確かつ迅速な審美治療を実現するため、患者さんの負担を大幅に軽減できます。
ほかにも、3D撮影ができる「歯科用CT」や、ペン型のコードレス半導体レーザー「NVマイクロレーザー」、除菌・殺菌のための「完全消毒滅菌システム」「パーフェクトペリオ」「APアクア21」「口腔外バキューム」などを導入し、患者さんが安全で高度な歯科医療を受けられるよう院内環境を整えています。

審美治療を行うにあたり、先生が特に留意している点があればお聞かせください。

審美治療は自費での診療ということもあり、また選択肢も多いことから、患者さんのご要望に耳を傾け、しっかり寄り添いながら治療を進めています。患者さんの体質や口内の状況などを鑑み、また経済面でもご相談に乗りつつ、最もよい形で審美性を実現できるよう最善を尽くすことを心がけています。

審美治療後のアフターケアなどについて、日常気をつけておくべきことはありますか?

審美治療後の状態を長持ちさせるためには、患者さん本人の意識も必要です。審美治療が予防治療としてのメリットも兼ねているということから、まずは定期健診を受け、歯の健康維持を習慣化することが大切です。
さらに、治療後は硬いものを無理して噛むということがないよう気を付けたほうがいいですね。よく噛むことはお口だけでなく内臓などほかの臓器への好影響がありますが、だからといって、わざわざ硬いものを選んで強引に噛み砕こうとする必要はありません。いくら歯の形状が元通りになったからといって、それを繰り返すことで歯や歯茎に負担をかけ、劣化を促進させてしまうこともあります。
せっかく美しくよみがえった歯ですから、さまざまな角度からのメンテナンスでいつまでもきれいに保ちましょう。

治療後も定期健診による歯の健康維持の意識が大切

治療が完了した患者さんからはどんな声が届いているでしょうか?

当院で審美治療を受けた患者さんからは、「表情が豊かになった」「精神的にも前向きになれた」「もっと早くしていればよかった」という喜びの声が数多く寄せられています。
「治療費が高額になるのでは?」という不安を持たれる方もいらっしゃいますが、美しさを手に入れつつ、全身の健康やQOL(クオリティ・オブ・ライフ/生活の質)向上も手に入れることができると思えば、一般的な買い物以上の、価値ある自己投資になりうるものだと思います。

これから審美治療で治療を受けようと考えている方、またMedical DOCのサイトを訪問している読者へメッセージをお願いします。

超高齢化社会ということもあり、これからの時代はどれだけ健康で長生きできるかがテーマとなります。審美治療は若い世代の方はもちろん、いつまでもイキイキと笑顔で暮らしたいというご高齢の方まで、幅広い年齢層の方々に貢献できるものです。当院では、高齢のご婦人がセラミッククラウンやホワイトニングに取り組むケースも多くあります。
審美治療が、一人でも多くの方々の若さ・美しさ、そして健康長寿のサポートとなれますよう、これからも尽力していきます。まずはお気軽にお問い合わせいただければと思います。

編集部まとめ

審美治療の内容は日々進化。見た目の美しさはもちろん、お口の機能向上や全身の健康面にもメリットのある治療法だということが理解できました。また、審美治療は虫歯や歯周病予防につながるという先生のお話も大きな収穫でした。過去に治療で入れた銀歯が気になる、あるいは調子が悪いと感じている方は、河原歯科医院で審美治療の相談をしてみてはいかがでしょうか。

河原歯科医院

医院名

河原歯科医院

診療内容

審美治療 一般歯科 入れ歯 予防治療 歯周病 矯正歯科 インプラント 小児歯科 ホワイトニング

所在地

福岡県福岡市東区青葉7-23-1

アクセス

香椎線「土井」駅より車で4分
「土井団地」バス停留所より徒歩1分