美しいうえに、虫歯の再発も防ぐセラミック治療【神奈川県川崎市 ハートデンタルクリニック溝の口】

ハートデンタルクリニック溝の口
ハートデンタルクリニック溝の口
虫歯の治療では、銀などの補綴物(詰め物)を使用する方法が一般的。ただし、銀歯は保険適用で費用は抑えられるものの、見た目がいまひとつ。また、菌が付着しやすいこと、長期にわたって金属イオンが溶け出して金属アレルギーを引き起こす可能性もあることから、必ずしもベストな治療法とはいえない。そこで、注目されているのが「メタルフリー治療」。金属以外のさまざまな素材が用いられているなか、セラミックにこだわり、「自然な見た目はもちろん虫歯の再発防止にもつながり、しかもリーズナブルな治療」を実践している「ハートデンタルクリニック」の守谷理恵先生にお話を伺いました。

 

Doctor’s Profile
守谷 理恵
ハートデンタルクリニック溝の口 歯科医師

昭和大学歯学部卒業。横浜の三浦歯科医院、昭和大学歯科病院小児成育歯科講座で研鑽を積み、溝の口のハートデンタルクリニックに勤務。2017年に同院の分院であるハートデンタルクリニック桜新町の歯科医師となる。
アンチエイジング歯科学会認定医。その他にも、日本歯周病学会、日本口腔インプラント学会に所属。日本口腔インプラント学会認定講習コース修了。Prof.Lindheスカンジナビアペリオコース修了。

保険診療の銀歯について

先進国の中でも、銀歯の治療をするのは日本だけだと聞いたのですが、それは本当ですか?
保険制度の違いもあり、各国の事情も考慮してお話ししなくてはなりませんが、結論からいうと、主な先進諸国では現在、金属を使用した治療は行われていません。理由としては金属アレルギーの危険性に関して欧米諸国が敏感になっていることが挙げられます。たとえば、ドイツやスウェーデンでは、銀歯の耐食性を防ぐパラジウムの使用を禁じられています。

金属を使用した治療は手軽だが、デメリットも…

歯の治療には一般的に銀が使われますが、それはなぜでしょう。そもそも銀歯とはどのようなものなのですか?

銀歯は保険診療の範囲内で使用されるもので「金銀パラジウム合金」といわれ、その素材組成は国が規格を定めています。メーカーによって多少の違いはありますが、金12%、銀50%、パラジウム20%、銅17%、ほかに亜鉛、イリジウム、インジウムなどが使われています。
これらのうち歯科治療に適しているのは腐食しにくい金合金だけで、その他は「代用合金」と呼ばれるものです。つまり、高カラットの金合金を使うと高すぎるので、保険診療では「代用となる金属を組み合わせて使用する」ことになったのです。
私たちの口の中は、金属にとってはとても過酷な環境なんです。酸化~腐食の問題も大きく、長持ちする材料とはいえません。パラジウムなどは、対腐食性を高めるために使用されている側面があります。銀歯は保険診療の範疇ですから費用的にお手軽ですけれど、繰り返し治療をすることになれば、あながちリーズナブルとは言えない側面もあります。

金属を使用した治療は手軽だが、デメリットも…

銀歯治療には、どんなデメリットがありますか?
やはり、腐食の問題が大きいと思います。口の中の酸性度は食事の度にPH5.5まで下がります。このときに金属の腐食が進行してしまうのです。銀歯での治療は長持ちしにくいといわれる理由はここにあります。
また、金属アレルギーに関しては、皮膚表面から引き起こされるものよりも、口の中に要因がある場合のほうが問題なのです。なぜなら、「体内に蓄積された金属成分が飽和状態になったときに出る」のが金属アレルギーのメカニズムだからです。当然、皮膚表面よりも口の中から取り込まれる金属のほうがリスクは高いわけです。
反対にメリットしては、やはり保険診療内でかめるように出来ることです
金属を使用した治療は手軽だが、デメリットも…

耐久性についてはいかがですか?

先ほど銀歯は長持ちしないと申し上げましたが、平均して3年以内に腐食が始まると考えていいでしょう。口の中の一部で腐食が発生するわけですから、健康な歯への影響も多大です。虫歯を治す目的で治療したのに、かえって虫歯になりやすい口内環境を誘発してしまうといった、本末転倒なことさえ起きかねません。

新しいセラミック治療は、歯だけでなく全身の健康ももたらす

セラミックの特徴とメリットについて教えてください。
まずお伝えしたいのは、「審美的理由だけでメタルフリーをおすすめしているのではない」ということです。確かに銀歯と違って周りの歯と色も馴染んで目立ちませんが、私がセラミック治療をおすすめするのは、金属が与える人体への影響を憂慮しているからです。以前、治療した患者さんで、「長年悩んで、皮膚科に通い続けていた金属アレルギーが、銀歯をセラミックに変えただけでいっぺんによくなった!」と涙を流して喜んでいた方がいました。虫歯をきれいに治すだけでなく、全身状態にまでよい効果をもたらします。セラミック治療のメリットは数多くありますが、私がいちばん強調したいのはここですね。
新しいセラミック治療は、歯だけでなく全身の健康ももたらす

セラミックにはどんな種類がありますか?

歯科医療で用いられるものとしては、ハイブリッドセラミック(プラスチックとの組成からなる)E-Maxメタルボンドオールセラミックオールジルコニアプラスチックとの組成からなるハイブリッドなど数種類あります。それぞれに特徴があり、使用部位、患者さんの状態と特性などで使い分けられています。

他にも、セラミック治療のメリットについて教えてください!
セラミック治療は、金属アレルギーを発症させない以外にも、黄ばみなどの変色が起こりにくく長期間にわたって美しさを保てます。また、表面がツルツルしていることから、歯垢や汚れが付着しにくいです。これが、虫歯や歯周病の予防にもつながってきます。
一方、銀歯やレジンだと、歯と歯の間に隙間ができやすく、また汚れも付着しやすいといえます。そこに細菌が繁殖したりして虫歯になりやすいんです。
セラミックは為害性がなく健康を損なう事がありません。

すると「今の銀歯をセラミックに変えたい」というニーズは多いのですか?

とても多いです。もちろん新規で治療されるとき、セラミックを選ぶ方もいらっしゃるのですが、「今の銀歯をセラミックにしたい」という患者さんも半数程度いらっしゃいます。一度セラミック治療のメリットを体験すると、皆さんはこちらを選ばれますね。

新しいセラミック治療は、歯だけでなく全身の健康ももたらす

銀歯に比べ、セラミックは硬いイメージがありますが、咬み合わせのときの負担や、「割れ」などについてはいかがでしょうか?

確かに銀歯と比較してセラミックは硬いですね。しかし、とても高い精度で型を取りますから、咬み合わせで身体に負担がかかるといったことはありません。歯科用セラミックはさまざまなものがあり、それぞれ硬度が違います。患者さんの咬み合わせの強さなども考慮して最終的な決定をしますので、咬み合わせによるトラブルは起きにくいと思います。

セラミックが割れる事は、事前に防げるのですか?

セラミックという素材には、天然歯のような「粘り」がありませんし、水分も含んでいません。そのため、歯ぎしりが激しい人だと「割れ」の可能性は否定できません。ただし、そのあたりは事前にしっかりとカウンセリング・診察を行い、適したメタルフリー治療をご提案できます。その分割れることを防ぎやすくなりますし、安心して使っていただけるかと思います。

セラミックが保険適用される場合もあると伺ったのですが?

平成26年からハイブリッドセラミックに限り、次の条件を満たす場合は保険適応となりました。
1:厚生労働省認可済みの歯科医院であること
2:歯科補綴治療の知識と3年以上の経験がある歯科医師であること
3:作製には決められた装置を使用すること
また、適応部位は、第1小臼歯と第2小臼歯、クラウンのみで、インレーは適用外です。ほかには金属アレルギーの診断書が必要だったりと、細かな適用条件があります。

新しいセラミック治療は、歯だけでなく全身の健康ももたらす

とてもメリットの多いセラミック治療ですが、デメリットがあるとすればどんなことでしょうか?

やはり費用ですね。どうしても自由診療なので保険診療と比較してしまうとデメリットになるのかなと思います。また、先ほど「割れ」の心配が少ないと申し上げましたが、それも可能性がゼロではありませんし、またどんなに硬い素材であっても、長期間にわたれば「すり減り」があります。ですが「すり減り」は天然歯でも起こりますから、実際にはメリットのほうが圧倒的に多いといえるでしょう。

「セラミック治療」の実際とは?

「セラミック治療」の実際とは?
銀歯などの保険治療とセラミック治療では、型取りの方法が違うのですか?
そうですね。セラミック治療は自由診療なので、シリコン印象材という、膨張や収縮のほとんどない印象材で型どりをしています。また、ケースによっては、口腔内スキャナーも使用しており、3Dデータを技工所に送信することが出来るので、保険の歯に比べて格段に精度の高いものを作製することが出来ます。

セラミック治療の注意点にはどんなことがありますか?

咬み合わせによっては、そのままでは治療できない患者さんもいらっしゃいます。その場合は、先に咬み合わせの改善をしてからになります。これは歯周病に関しても同じです。セラミック治療は、その後の虫歯リスクも軽減させる治療法ですが、歯の衛生状態が悪ければそのメリットも発揮できません。当院では、歯科衛生士による歯ブラシ・歯磨きチェックなども行なっています。

治療の流れについて教えて下さい。

「カウンセリング~虫歯の削り~型取り~咬み合わせのチェック~終了(定期的なメンテナンス)」という流れです。虫歯を削って型を取ったらだいたい1週間ほどでセラミックができあがります。それを入れてから1週間か2週間で咬み合わせの確認と調整をします。

最後に、読者の方にメッセージをお願いします。

セラミック治療は、見た目の美しさだけでなく、健康面からおすすめできるものです。虫歯や歯周病を防ぎやすい環境を作り、長持ちする天然歯にしていく事が、私たちのやりがいでもあります。また、メンテナンスを受けていただいている患者さんは、保証がついておりますので、安心してお食事を楽しんでいただければと思います。
まずは、見た目・金属アレルギーの事など、不安やわからないことがあれば、遠慮なくご相談にいらしてください。

「セラミック治療」の実際とは?

編集部まとめ

歯の治療がきっかけで金属アレルギーが改善してしまうなど、とてもメリットが多いセラミック治療ですが、守谷先生曰く、「確かに虫歯になりにくい口内環境にはなりますが、イコール絶対に虫歯ができなくなるわけではありません。歯磨きなど日頃のケアがあってこそセラミック治療のメリットは最大限に生かされます」とのこと。やはり私たちの意識が大切なのですね。虫歯治療に悩んでいる方は、一度守谷先生に相談してみてはいかがでしょうか。

医院情報

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神奈川県川崎市高津区下作延7‐1‐26
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東急田園都市線 溝の口駅 徒歩約7分
診療内容 歯科一般 インプラント 審美治療 口腔外科 小児歯科 矯正歯科 他
分院情報 ハートデンタルクリニック桜新町(https://www.heart-dental.tokyo/