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「大人の寝ているときの咳」で考えられる病気は?”5つの病気”を医師が解説!

 公開日:2026/04/04
「大人の寝ているときの咳」で考えられる病気は?”5つの病気”を医師が解説!

夜間の咳が特徴的な病気とは?メディカルドック監修医が、気管支喘息や間質性肺炎、マイコプラズマ肺炎、百日咳など、咳の出方や持続期間から疑われる疾患を詳しく解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「大人の寝ている時の咳」は何が原因かご存知ですか?考えられる病気を医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

伊藤 陽子

監修医師
伊藤 陽子(医師)

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浜松医科大学医学部卒業。腎臓・高血圧内科を専門とし、病院勤務を経て2019年中央林間さくら内科開業。相談しやすいクリニックを目指し、生活習慣病、腎臓病を中心に診療を行っている。医学博士、産業医、日本内科学会総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医、日本東洋医学会漢方専門医、日本医師会認定産業医、公認心理師。

「大人の寝ている時の咳」症状が特徴的な病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「大人の寝ている時の咳」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

気管支 職業性喘息

気管支喘息は、空気の通り道に炎症が起きることでさまざまな刺激に敏感になり、発作的に気道が狭くなる発作を繰り返す病気です。原因はダニやハウスダスト、ペットのフケ、カビなどのアレルギーによるものが多いですが、原因がはっきりしないことも少なくありません。発作的に咳がでて、ゼーゼーした息遣いを伴い、息苦しくなります。喘息の発作は、夜間や早朝に出やすく、寝ているときに咳が出ることもあります。治療としては吸入ステロイド薬を中心に使用します。また、アレルギーの原因が分かっている場合にはアレルゲンを避けましょう。禁煙も勧められます。夜間や早朝の咳や、喘鳴がある場合には呼吸器内科を受診しましょう。

間質性肺炎

間質性肺炎は、肺胞の壁に炎症が起こり、壁が厚く、硬くなって(線維化)酸素を取り込みにくくなる病気です。原因は色々とありますが、原因がわからないこともあります。症状としては、初期は無症状のことが多いですが、病状が進行すると労作時の息切れや咳がみられるようになります。症状がさらに進行すると呼吸不全をきたし、酸素吸入が必要となることもあります。なるべく早期に発見し、治療を開始することが大切です。咳が持続するなど気になる症状がみられた場合には呼吸器内科を受診して相談をしましょう。

マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎は、肺炎マイコプラズマという細菌に感染することにより発症します。小児や若い人の肺炎の原因として比較的多い病気の一つです。マイコプラズマ肺炎は一年を通してみられますが、秋冬に多い傾向があります。症状としては、発熱や全身の倦怠感、咳などです。咳は熱が下がった後も1か月近く続くことが特徴です。多くの人は肺炎マイコプラズマに感染しても気管支炎で済み、改善する事が多いですが、一部の人は肺炎となったり重症化することもあります。感染経路としては、感染した人の咳で唾液がしぶきとなって飛び散る際に吸い込んでしまう飛沫感染と、感染者との接触でうつる接触感染と言われています。潜伏期間は2~3週間程度です。高熱や長引く咳がみられた場合には、内科もしくは呼吸器内科を受診することをお勧めします。

気管支炎

上気道の急性炎症が、連続する気管から気管支へ及ぶことで気管支炎となります。気管支炎となると、咳や痰の症状がみられます。急性気管支炎の原因としては、ウイルスによるものが多いです。しかし、肺炎マイコプラズマや肺炎クラミドフィラなどの病原菌や細菌による二次感染が原因となることもあります。一般的には軽症で改善することが多いですが、発熱が長引き咳や痰などの症状が持続する場合には肺炎を合併している可能性もあり注意が必要です。ウイルスの場合、インフルエンザ以外には治療薬がなく、対症療法となりますが、細菌感染や肺炎マイコプラズマの場合などは治療薬の適応もあります。咳や痰などの症状が長引いたり、発熱を伴う場合には呼吸器内科で相談をしましょう。

百日咳

百日咳とは、特有の激しい咳発作がみられる感染症です。ワクチン接種が世界各国で実施されるようになり、発生数は減少しています。しかし、ワクチン接種を行っていない人や接種後に年数が経過すると百日咳の発症がみられるため注意が必要です。通常7~10日程度の潜伏期を経て、風邪のような症状で始まり、次第に咳がひどくなります。咳発作がひどいと、嘔吐することもあるため注意をしましょう。発熱はない、もしくは微熱程度であることが多いです。2~3週間程度激しい咳が持続し、次第に改善していきますが、回復するまで全体で2~3ケ月かかることもあります。ひどい咳の症状が持続する場合には、内科・呼吸器内科を受診しましょう。

「大人の寝ている時の咳」症状についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「大人の寝ている時の咳」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

大人で咳が出ない寝方などはありますか?

伊藤 陽子医師伊藤 陽子(医師)

咳が出ない寝方は原因により異なります。心不全での咳では、上半身を少し起こして寝る事で咳や息苦しさが軽くなることがあります。また、胃食道逆流症に伴う咳の場合にも上半身を少し起こすことで咳込みが軽減する可能性があります。喘息による咳の場合には、冬場であれば室温を暖かくし、加湿をすることも大切です。寝る部屋の、環境を整えることから始めましょう。また、せき込みが強い時には上半身を少し起こして寝ることで咳が出にくくなります。

寝ている時に咳き込んでしまうのはなぜですか?

伊藤 陽子医師伊藤 陽子(医師)

寝ているときにせき込む原因は、さまざまです。寝ているときには、副交感神経が優位となり気道が狭くなります、このため喘息発作が起こりやすくなります。また、夜の寒い冷気や、寝具についているダニやハウスダストがアレルゲンとなり気道を刺激し咳が出ることもあります。別の原因として、胃の中の胃酸が横になることで逆流し、気道を刺激することも咳の原因です。心不全の場合には、横になることで肺うっ血をきたすためせき込みやすくなります。

寝ている時に咳が止まらなくなり起きてしまう時はどうしたらいいでしょうか?

伊藤 陽子医師伊藤 陽子(医師)

寝ていると咳が止まらなくなり、起きてしまう時は少し上体を起こしてみましょう。また、のどが乾燥している場合には、少量水を飲むことで落ち着く場合もあります。

まとめ 寝ているときに咳が出るときは呼吸器内科を受診しよう

寝ているときに咳が出る場合、気管支喘息の可能性が高いです。気管支喘息は夜間から早朝にかけて咳や喘鳴などの発作が起こりやすいからです。しかし、そのほかにも胃食道逆流症や心不全などの病気により夜間の咳の症状が出ることもあります。いずれにしても、肺や心臓などの病気の可能性があり、治療により改善する可能性があります。そのまま放置せずに、内科、呼吸器科の外来を受診しましょう。

「大人の寝ている時の咳」症状で考えられる病気

「大人の寝ている時の咳」から医師が考えられる病気は5個ほどあります。各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

循環器系の病気

消化器系の病気

呼吸器科の病気

耳鼻科系の病気

「大人の寝ている時の咳」に似ている症状・関連する症状

「大人の寝ている時の咳」と関連している、似ている症状は6個ほどあります。各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

  • ヒューヒュー、ゼーゼーする喘鳴
  • 胃酸が逆流する、すっぱいものが上がる感じがする
  • 足がむくむ

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