日帰り「網膜硝子体手術」の費用や術後ケアとは?不安を抱え込まないために【医師解説】

近年、日帰りでの「網膜硝子体手術」が可能な医療機関も増えてきました。しかし、「手術当日はどのような流れなのか」「術後の過ごし方や注意点は?」といった不安を抱える人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、日帰り網膜硝子体手術の術後のケアについて、「森田眼科」の森田先生に解説していただきました。

監修医師:
森田 修(森田眼科)
編集部
入浴や洗顔は、いつから可能ですか?
森田先生
当院では首から下のシャワーは手術翌日から可能ですが、手術後3日間は洗髪を控えてもらっています。とはいえ、顔を濡らさなければ問題ないので、美容院などで仰向けになって洗ってもらう分にはかまいません。その後も1週間は顔に水がかからないようにしてほしいので、洗顔は術後1週間以降で許可しています。
編集部
仕事やメイクについてはいかがでしょうか?
森田先生
軽作業であれば1〜2日後から可能なことが多いですが、目を酷使する仕事や力仕事は1〜2週間程度の安静が必要な場合もあります。眼内にガスを入れた場合はその期間が長くなります。メイクや洗顔も、術後1週間が経過してから可能としています。
編集部
目薬はどのくらいの期間使いますか?
森田先生
通常、抗生剤や炎症を抑える点眼薬を2週間〜3カ月程度使用します。医師の指示に従い、決められた期間はしっかりと点眼しましょう。
編集部
手術の費用はどのくらいになりますか?
森田先生
個々の状態によって異なるのであくまで目安ではありますが、1割負担の場合だと3〜5万円、3割負担だと9〜15万円です。所得に応じて高額療養費制度などを活用することができるので、詳しくは調べていただければと思います。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
森田先生
目の中の手術である硝子体手術は怖い印象を持ちやすく、手術のリスクも白内障手術と比較して高くはなります。しかし、放置するとより重症になり視機能の回復も不十分になってしまうため、まずは1人で不安を抱え込まずに、硝子体手術について相談できる医師に相談しましょう。白内障をお持ちの人は、白内障手術も同時におこなうことができます。
※この記事はメディカルドックにて<「網膜硝子体手術」は入院不要? 日帰りでできる? 手術の流れや術後の注意点を眼科医が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。




