「急性心筋梗塞を予防」する可能性の高い「食べ物」はご存知ですか?医師が解説!
急性心筋梗塞の前兆とは?Medical DOC監修医が急性心筋梗塞の前兆となる初期症状・原因・セルフチェック法・原因となる可能性の高い食べ物・飲み物・予防する可能性の高い食べ物・飲み物や何科へ受診すべきかなどを解説します。気になる症状がある場合は迷わず病院を受診してください。
※この記事はMedical DOCにて『「心筋梗塞」を発症すると体のどこに「痛み」を感じるの?初期症状も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。
監修医師:
小鷹 悠二(おだかクリニック)
目次 -INDEX-
「急性心筋梗塞」とは?
心臓は血液を動かすポンプの働きをしていますが、心臓の筋肉に栄養・酸素を送っている血管を冠動脈と呼びます。その冠動脈の血管が詰まってしまうことで、血流が途絶してしまった状態が急性心筋梗塞です。
多くの場合、血管内のプラークに傷がつき、血栓が付着することで血管をふさいでしまい(プラークの破綻)、血流が途絶えてしまうことが原因となります。
血管が詰まってしまう場所にもよりますが、心臓の血管の根元に近い部分が詰まってしまうと、より広範囲の心臓の筋肉が障害されるため重症化しやすく、突然死の原因となることもある危険な病気です。
急性心筋梗塞を予防する可能性の高い食べ物・飲み物
和食・魚など
油物、カロリーが高い食べ物を避けるほうが良く、塩分控えめにした和食、魚などは動脈硬化を進行させにくくするため望ましいです。特に魚類に含まれる多価不飽和脂肪酸は動脈硬化予防によいとされています。
食物繊維・ビタミン
食物繊維やビタミンを多く含む食品を摂ることで、塩分や脂質、糖質を排出する働きが期待でき、動脈硬化を進行させる活性酸素の働きを抑える抗酸化作用も期待できます。
緑黄色野菜や海藻、キノコ類などは食物繊維やビタミンが豊富であり、積極的に摂ることが推奨されます。
「急性心筋梗塞の前兆」についてよくある質問
ここまで急性心筋梗塞の前兆を紹介しました。ここでは「急性心筋梗塞の前兆」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
急性心筋梗塞の前兆となる初期症状は何日前から現れますか?
小鷹 悠二 医師
病変の状態、合併症の有無、年齢などその方の状態によって変わります。数か月前からみられることもありますし、発症の直前になって出現することもあります。全く前兆となる症状がないことも多いため、一概には言えません。
急性心筋梗塞を発症してから何時間後に心肺停止しますか?
小鷹 悠二 医師
病変の部位、心筋梗塞によって血流低下が起こる範囲、元々の心機能などによって異なります。心臓の血管の根本の部分など、広範囲に血流障害が引き起こされる部位の血管が詰まってしまうと胸痛と同時に心停止を起こす場合もあります。
編集部まとめ
急性心筋梗塞は非常に危険な病気であり、締め付けるような強い胸痛が出現した際には速やかに救急要請などを検討する必要があります。
前兆として労作時の短時間の胸痛、息切れ、動悸などが出現することもあるため、普段ないような症状が出現してきた際には、できるだけ早く循環器科受診をするようにしましょう。
「急性心筋梗塞の前兆」と関連する病気
「急性心筋梗塞の前兆」と関連する病気は2個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
前兆の症状の段階で上記のような病気があると判明したら、しっかりと治療を行うことで、心筋梗塞の発症を予防できる可能性があります。
「急性心筋梗塞の前兆」と関連する症状
「急性心筋梗塞の前兆」と関連している、似ている症状は4個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
関連する症状
- 動いたときの胸の痛み
- 動悸
- 息切れ、呼吸困難
- ふらつき、めまい
一時的な症状だからと油断せず、経験したことのないような症状であれば一度心臓の病気を念頭に医療機関で検査を受けることをお勧めします。