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「大腸がん」の初期症状・原因はご存知ですか?【医師解説】

 公開日:2026/02/25
大腸がんの初期症状・原因

大腸がんの初期症状・原因とは?Medical DOC監修医がなどを解説します。

※この記事はMedical DOCにて『「おなら」がよく出る場合や臭いで「大腸がん」かどうかわかるの?【医師解説】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

和田 蔵人

監修医師
和田 蔵人(わだ内科・胃と腸クリニック)

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佐賀大学医学部卒業。南海医療センター消化器内科部長、大分市医師会立アルメイダ病院内視鏡センター長兼消化器内科部長などを歴任後の2023年、大分県大分市に「わだ内科・胃と腸クリニック」開業。地域医療に従事しながら、医療関連の記事の執筆や監修などを行なっている。医学博士。日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本肝臓学会肝臓専門医、日本医師会認定産業医の資格を有する。

「大腸がん」とは?

大腸は、胃、小腸を通過した食べ物が通る最後の通り道です。結腸と直腸を合わせて大腸といいます。この大腸の粘膜から発生するがんを大腸がんと言います。腺腫という良性の腫瘍ががん化して発生したものと、正常な大腸粘膜から直接発生するものがありますが、腺腫から発生したがんが多いです。
がんが進行すると、大腸の内腔が狭くなり、便が通りづらくなります。また、大腸がんの表面が便でこすれることで出血しやすくなり、貧血を起こしたり、腹痛がみられることもあります。

大腸がんの前兆となる初期症状

大腸がんは初期では症状がないことが多いです。がんが進行すると以下のような症状がみられることがあります。

血便

大腸がんは粘膜から突出してできた腺腫から発生するものが多いです。大腸がんが大きくなると、内腔に突出し、便が通過しづらくなります。また、内腔に飛び出ているために、便が通過する際に表面がこすれて出血することもあります。便の中に血が混ざり血便を認めることも少なくありません。見た目には問題がなくとも、便潜血検査で陽性となる場合もあります。

貧血

大腸がんからの出血が続くと、貧血が進行することがあります。少量ずつの出血の場合には、見た目に出血が分からず、血液検査などで貧血がすすんで初めてわかることも少なくありません。貧血が進行する場合、大腸がんを含めた消化管からの出血の可能性があります。他に貧血を起こしている原因が思い当たらない場合、症状がなくとも精密検査を行った方が良い場合があります。内科・消化器内科で相談をしてみましょう。

便秘や下痢など便の性状の変化

大腸がんが大きくなり、内腔が狭くなると便の通過障害がみられるようになります。便が細くなったり、便秘や下痢の症状がみられやすいです。もちろん、大腸がんのみで起こる症状ではありませんが、持続する場合には消化器系の病気がある可能性があります。このような症状が持続する場合には一度消化器内科で相談をするとよいでしょう。

大腸がんの原因

遺伝子異常

全大腸がんの約70%は多くの遺伝子の変異が重なって発症する散発性大腸がんと言われています。また、家族性大腸腺腫症といった、生まれながらに持っている遺伝子の異常が原因で起こる遺伝性大腸がんが約5%程度です。残りの20〜30%は明らかな原因は不明ですが、何らかの遺伝的素因の関与が考えられ、血縁者に大腸がんが多い家族集積性大腸がんであると言われます。このように、大腸がんは遺伝子の異常が原因であることが多く、また家族に大腸がんの既往がある方では、注意が必要です。

喫煙・飲酒

1日1合以上お酒を飲む人では大腸がんの発生率が高くなることが分かっています。また、喫煙も同様に大腸がんの発生率が上昇します。さらに、喫煙者でアルコールを多く飲むと危険性がより上昇すると言われ、男性では、お酒もたばこも吸わない人と比較すると大腸がんの発生率が3倍と報告されています。

肥満

肥満度が上昇すると大腸がんになりやすいことが分かっています。BMI 30kg/m2以上で大腸がんのリスクが上昇すると報告されています。身体活動量が高いほど大腸がんのリスクが低くなることも言われており、適度な運動をしながら適正体重を維持することが大切です。

「大腸がんとおなら」についてよくある質問

ここまで大腸がんとおならについて紹介しました。ここでは「大腸がんとおなら」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

大腸がんを発症すると便にどのような特徴が現れますか?

和田 蔵人和田 蔵人 医師

大腸がんだけでみられる便の特徴というものはありません。しかし、大腸がんが大きくなることで腸管の内腔が狭くなり、便が細くなったり、便秘や下痢が起こることもあります。また、大腸がんの表面を便が通過する際に出血すると便に血が混ざることもあります。ただし、これらの症状は大腸がんに特有の症状ではありません。これらの症状がある場合には、早めに消化器内科を受診して相談をしましょう。

編集部まとめ 腸のガスが増え、おならに困ったら消化器内科で相談を

お腹にガスが溜まり、おならが多くなり困ることもあるでしょう。ガスの発生は便秘や過敏性腸症候群、吞気症、食事の影響などさまざまな原因で起こります。しかし、そのほかにも、大腸がんにより腸管の運動障害や狭窄が生じ、便秘や下痢の症状、ガスの発生によりおならが増える可能性も考えられます。お腹の張りやガスが増えて、おならが増える症状が持続する場合には、何か消化器系の病気がある事が多いです。消化器内科で相談をしてみると良いでしょう。

「大腸がん」と関連する病気

「大腸がん」と関連する病気は3個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

消化器科の病気

心療内科の病気

大腸がんとおならに関係する病気は以上のようなものが考えられます。おならの症状は、食事内容によるものや腸内環境の変化により起こることもあります。しかし、中には大腸がんなど重大な病気が隠れている可能性も考えられます。症状が持続する場合には、消化器内科を受診しましょう。

「大腸がん」と関連する症状

「大腸がん」と関連している、似ている症状は6個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

関連する症状

大腸がんは初期では症状がないことも多いです。しかし、がんが進行すると、上記の様な症状がみられることもあります。気になる症状がある場合には、消化器内科を受診しましょう。

この記事の監修医師

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