尋常性ざ瘡(にきび)の症状や原因、治療方法とは?
尋常性ざ瘡(読み方:じんじょうせいざそう、別名:にきび)とはどんな病気なのでしょうか?その原因や、主にみられる症状、一般的な治療方法などについて、医療機関や学会が発信している情報と、専門家であるドクターのコメントをまじえつつ、Medical DOC編集部よりお届けします。
この記事の監修ドクター:
福井 実緒 医師(両国駅前ふくい皮膚科 院長)
尋常性ざ瘡(にきび)とは
尋常性痤瘡は,アクネあるいはニキビとも呼称される,思春期以降に発症する顔面,胸背部の毛包脂腺系 を場とする脂質代謝異常(内分泌的因子),角化異常, 細菌の増殖が複雑に関与する慢性炎症性疾患である.
引用:日本皮膚科学会 尋常性痤瘡診療ガイドライン2017
https://www.jstage.jst.go.jp/article/dermatol/127/6/127_1261/_pdf
尋常性ざ瘡(にきび)の症状
にきびの多くは顔面にできますが、肩、背中、胸の上部にできることもよくあります。タンパク同化ステロイドを使用すると、典型的には肩や背中の上部に生じます。
にきびの重症度には、軽度、中等度、重度の3レベルがあります(訳注:日本の「尋常性ざ瘡治療ガイドライン」では、軽症、中等症、重症、最重症の4段階に分類しています)。
引用:MSDマニュアル家庭版
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/17-皮膚の病気/にきびと関連疾患/にきび(ざ瘡)
尋常性ざ瘡(にきび)の原因
にきびの一番もとになる面ぽうは、2つの大きな因子が関係して生じます。1つは、皮脂腺からの脂の分泌が盛んになることです。これには、男性ホルモンなどの働きが大きく影響します。2つ目は、毛穴の出口が硬くなること(異常角化)で、これにはやはり、男性ホルモンや常在するアクネ桿菌が関係します。したがって、にきびのできかたに関係するキーワードは、男性ホルモンとアクネ桿菌です。
引用:慶應義塾大学病院 医療・健康情報サイトKOMPAS
http://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000299.html
尋常性ざ瘡(にきび)の検査法
診断は皮膚の診察結果に基づいて下されます。酒さなどの他の皮膚の病気ではなく、にきびであることを確認するために、面皰などの特定の症状がないか調べます。診断が確定すれば、病変の数と種類に基づいて重症度を軽度、中等度、重度のいずれかに判定します。>
引用:MSDマニュアル家庭版
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/17-皮膚の病気/にきびと関連疾患/にきび(ざ瘡)
尋常性ざ瘡(にきび)の治療方法
治療方法も主たる皮疹により異なります。 治療の基本は、毛穴につまった脂を取り除くことと、アクネ桿菌に対する治療です。
引用:慶應義塾大学病院 医療・健康情報サイトKOMPAS
http://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000299.html