マウスピース型矯正を受ける歯科医院の選び方は?チェックすべきポイント・マウスピース型矯正のメリットを解説
マウスピース型矯正を受ける歯科医院はどのように選べば良いでしょうか。
歯科矯正というと、歯にワイヤーをつけて歯を固定するイメージが強く、見た目に拒否感を覚える人は多いのです。
歯並びを治したい、歯科矯正に興味があっても、なかなか治療に踏み切れないという人もいます。現在は、目立ちにくく・痛みが少なく・清掃性の良いマウスピースによる矯正治療を行う人が増えてきています。
歯並びを整えるだけであなたのイメージはガラリと変わりますので、マウスピース型矯正を検討してみてはどうでしょう。
ここでは、マウスピース型矯正を受ける歯科医院を選ぶポイントやメリットを、詳しく解説していきます。
監修歯科医師:
上原 惇平(U Dental Clinic)
平成23年 日本大学卒業 歯科医師免許取得
平成24年 長崎大学病院医療開発センター 研修終了
平成24年 都内某医療法人 勤務
平成29年 千葉県某歯科医院 勤務
令和元年 U Dental Clinic開院
目次 -INDEX-
マウスピース型矯正を受ける歯科医院の選び方は?
マウスピース型矯正を受ける歯科医院の選び方のポイントを下記に記載します。
- 通いやすい場所の歯科医院を選ぶ
- 医師との相性が良い歯科医院を選ぶ
ここでは上記のポイントについて、詳しく解説していきます。
通いやすい場所の歯科医院を選ぶ
通いやすい場所に立地している歯科医院を選ぶことは、非常に重要です。矯正後も同じ医院に通うのでアフターフォローがしやすく、矯正治療後のチェック等でも通いやすいような立地を選ぶことをおすすめします。また、歯が突然痛くなったり緊急を要したりする場合などは、近くにある歯科医院であれば、素早く対応してもらえるため、症状が悪化する前に治療を受けられます。安心した状態で治療を受けることも矯正治療を受ける際には大切となってきます。
医師との相性が良い歯科医院を選ぶ
歯科医院を選ぶ際に、医師との相性が良いかどうかも重要な要素です。医師と患者さんとのコミュニケーションを大事にしている歯科医院は、患者さんの希望や意見を尊重して適切な治療法を説明してくれます。治療においては、時に痛みや不快感を伴うこともありますので、患者さんに配慮をしながら対応してくれる医師を見つけることが重要なのです。
また、相性の良い医師からの治療は、安心感を持って治療を受けられます。良い歯科医院は、医師が治療の内容・リスク・費用について適切に説明しますので、患者さんが治療を納得したうえで進められます。信頼性と評判を知るためには、矯正相談を複数受ける、口コミやオンラインのレビューを確認する、通院中の知人に様子を聞くなどして参考にしてみると良いでしょう。
歯科医院選びでチェックすべきポイント
歯科医院選びでチェックすべきポイントをいくつか記載します。
- マウスピース型矯正の治療実績が多いかどうか
- 歯科用3Dスキャナーなど設備が整っているかどうか
- 矯正担当の医師が随時滞在しているかどうか
ここでは上記の内容について、詳しく解説していきます。
マウスピース型矯正の治療実績が多いかどうか
マウスピース型矯正を受ける場合は、治療実績が多いかどうかをチェックしましょう。マウスピース型矯正は精密検査を行い、とても高度な治療が必要となります。そのため、経験が多い歯科医院を選んだ方が良いでしょう。
※1 未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。
歯科用3Dスキャナーなど設備が整っているかどうか
矯正歯科治療では、デジタル化が進み高度で正確な治療が可能となってきました。
歯科用3Dスキャナーは、口腔内を立体的に確認するために撮影したデータをコンピュータ上で3D画像にて再現します。短時間で型取りを行えるようになり、画面ですぐに確認することができるので患者さんの負担も少なくなります。
このような新しい設備が整っている歯科医院は、新しい機器を使いこなせる技術も持ち合わせていますので、より高度な医療を提供しているといえるでしょう。新しい技術とデジタルを融合した分野はデジタル歯科と呼ばれていますが、3D技術・実績・経験から患者さんに合った治療方法を提供しているのです。
矯正担当の医師が随時滞在しているかどうか
矯正担当医師が随時滞在している歯科医院は、矯正歯科医院としては重要な要素になります。矯正担当医師が随時滞在していると、治療中に装置のトラブルや違和感が発生した場合など、早急に対応してもらえることに加え、プライベートの予定や仕事の都合に応じて予約日を調整することも可能です。また、通常の歯科医院では、矯正担当医師が当番制などで特定の曜日しかいないなどもよくあることです。そのため、担当医師の診察日に合わせて予約を取らないと診察を受けられない状況になります。
このように、矯正担当医師が随時滞在している歯科医院を選ぶこともポイントの一つになります。
マウスピース型矯正の注意点
マウスピース型矯正は一般的に痛みが少なく、見た目も綺麗で目立ちにくい矯正治療法として人気です。ただしマウスピース型矯正は自費診療のため高額です。
全顎矯正の場合は80〜100万円(税込)、部分矯正の場合は、15〜50万円(税込)となっています。
注意点もありますので下記に記載します。
- 医師から指示された装着方法、装着時間を守る
- 紛失に注意する
ここでは上記に記載した注意点を、詳しく解説していきます。
医師から指示された装着方法、装着時間を守る
マウスピースは、医師から指示された装着時間(18〜20時間)を守ることが非常に重要です。装着時間を守ることで効果的な治療を進められます。歯の移動には一貫性が必要になりますので、毎日医師から指示された通りに着用することで、歯の移動に必要な一貫性の確保ができるのです。
このようにマウスピース型矯正治療は、患者さん自身の協力が不可欠な治療法になりますので、医師の指示通りに装着時間を守るようにしましょう。
紛失に注意する
マウスピースは、矯正治療をするうえで必要な装置です。マウスピースを紛失すると治療の効果や期間に影響を及ぼしてしまう可能性がありますので紛失には注意しましょう。
マウスピースは、各ステップごとに動きの量の制限があるため、順番通りに装着する必要があります。
もし、マウスピースを紛失してしまった場合は、直ちに歯科医師に連絡し状況を報告しましょう。そのうえで、適切な指示を仰ぐことが重要です。
小児矯正の種類やメリット
小児矯正の種類やメリットは、どのようなものがあるのでしょうか。近年では食生活の変化などから、顎の骨は小さくなってきていますが、その代わり歯が大きくなり歯列が悪くなるお子さんが増えているのが現状です。
歯並びが悪いとむし歯や歯周病のリスクも多いため、小児矯正の必要性が高まってきています。永久歯が生えそろっていない子どもの場合、矯正治療のタイミングや治療方法は気になるところです。ここでは小児矯正の種類やメリットについて、詳しく解説していきます。
小児矯正の種類
小児矯正の種類と、主な方法について下記に記載します。
- 拡大床
- SH装置
- インビザラインファースト
取り外しができる入れ歯のような装置を、1日に20時間程度装着します。真ん中のネジを1週間に一度程度横に広げて、歯を動かしていきます。約6ヶ月〜1年程度の期間が必要です。
特殊なスプリングを組み込んだSH装置を1日8~10時間、患者さんが自分で装着します。就寝中に使用するため小さなお子さんでも対応しやすい装置です。
永久歯が生えそろっていないお子さんに特化した専用のマウスピースです。上の歯4本が永久歯に生え変わった頃が目安となりますが、6〜10歳までは対応可能です。
口呼吸・歯ぎしり・指しゃぶり・唇を噛むなどの悪癖があるお子さんは、将来歯並びが悪くなる可能性があります。失敗しない矯正をするためにも、お子さんの成長に合わせて治療を行える歯科矯正を検討する必要があります。
小児矯正のメリット
小児矯正のメリットは、早くから矯正を始めることで骨格の正常な発育を促し、大きくなった時のむし歯や歯周病のリスクを軽減できることです。歯並びや噛み合わせが悪いまま成長すると、大人になってからお口の健康で悩む機会が増えるかもしれません。そのような事態にならないためにも、早くからお子さんの歯並びをサポートすることが大切です。
また小児矯正の種類としては、拡大床・マルチブラケット・マルチファミリーシリーズ・小児用インビザラインなどがあります。早くから矯正を始めることで、選べる矯正の選択肢が増えるというメリットがあるでしょう。また、骨格の正常な発育を行える時期は小学生までなので、この時期にアプローチすることが大切です。拡大床は取り外しができる入れ歯のような装置を、1日に20時間程度装着します。真ん中のネジを1週間に一度程度横に広げて、歯を動かしていきます。
マルチファミリーシリーズは、特別なシリコーン製の歯列を調整する筋機能矯正装置です。主に5歳以上の患者さんに使用します。
小児用インビザラインは、ワイヤー矯正よりも目立ちにくいため希望する患者さんが多い装置です。薄いマウスピース形状のため取り外しも可能で矯正中も快適に過ごせます。
小児矯正も早い段階で相談いただけると、さまざまな手法を用いて治療ができます。このように小児矯正はメリットが大きいため、お子さんの歯並びが気になる人は、早めに歯科医院に相談しましょう。
小児矯正は自費診療で、費用相場は治療時期によって以下のようになっています。
骨格の発達や歯の大きさによっては2期が必要になることがあるため、トータルで60〜90万円はかかると考えた方がいいでしょう。
デメリットは、費用がかかる以外にも、顎の成長に合わせて矯正治療を行うため、顎の成長が完了する10代後半まで治療期間がかかる場合がある、お子さんが矯正装置を嫌がり装着時間守れなかった場合、十分な治療結果が得られない場合があります。
マウスピース型矯正のことならU Dental Clinicにご相談を
U Dental Clinicは、一般歯科・小児歯科・矯正治療・インプラント・審美治療などの専門分野まで、幅広く治療を行っています。
栃木県の野木町で先代が約30年間続けてきた歯科医院を継承し、2019年に開院した歯科医院です。地域に根付いた歯科医院として、患者さん一人ひとりの思いを大切にされています。
子どもから高齢者までと幅広い年齢層を対象に、根本的な治療と自分の歯を最大限に残せるよう、歯の健康と予防治療にも力を入れている歯科医院です。
矯正歯科治療に関しては、新しいデジタル機器を導入して治療を行っており、歯に関するさまざまな相談に応じる体制が整っている歯科医院です。
U Dental Clinicがどのような歯科医院か、詳しくご紹介します。
日本顎咬合学会認定医が在籍しており安心して任せられる
U Dental Clinicは、日本顎咬合学会認定医が在籍しています。これは、高い専門知識と技術を持つ歯科医師が治療に携わっていることを示します。
日本顎咬合学会認定医とは日本顎咬合学会によって認定された歯科医師で、噛み合わせに関する総合的な知識と経験を持ち高度な治療が可能な専門家です。
顎のバランスや噛み合わせに関する問題を正確に診断し、適切な治療計画を立ててくれるでしょう。
インビザラインの治療症例・経験が豊富
U Dental Clinicの院長は、インビザラインの治療症例・経験が豊富です。
2015年からインビザラインによる矯正治療を行っており、さまざまな症例を治療されてきました。過去に治療を断られた経験がある方は、一度相談してみるといいでしょう。
ワイヤー矯正とマウスピース型矯正を組み合わせるなど希望にも柔軟に対応
U Dental Clinicでは、ワイヤー矯正とマウスピース型矯正を組み合わせる治療も行っています。患者さんの希望に合わせて、さまざまなプランを提供しています。
ワイヤー矯正も従来の目立つワイヤーから透明な目立ちにくいワイヤーを使用し、アタッチメントも金属から白いアタッチメント使用するなど、ワイヤー矯正のデメリットといわれている見た目にも考慮しています。
歯科衛生士だけではなく医師も対応するチーム体制
U Dental Clinicでは、矯正治療においても、歯科衛生士だけでなく、歯科医師も患者さん対応をします。
歯科衛生士と歯科医師は、患者さんの口腔健康を維持・改善するためにチームとして連携して治療を行っています。
歯科衛生士の主な役割は、定期的なクリーニング・歯石除去・予防処置・歯科衛生教育を提供することです。
一方、歯科医師はより高度な治療や診断を担当します。歯科医師は口腔内の問題を診断し、治療計画を立て、必要な治療を実施します。
歯の抜歯・詰め物の治療・根管治療・歯列矯正・インプラント手術など、さまざまな歯科治療を担当する専門家です。
小児矯正にも対応している
U Dental Clinicでは、小児矯正にも対応しています。食生活の変化から、子どもたちの顎の骨が小さくなったことで、歯並びが悪くなる子どもが増えています。歯並びを整えることで、一生涯おいしくご飯を食べられるような環境をつくっていきます。
U Dental Clinicでは、小児矯正で歯の生え変わりをサポートし、口の中の環境をコントロールしているそうです。
先述した小児矯正の「拡大床」「SH装置」「インビザラインファースト」全てに対応されています。不安なことがあれば、U Dental Clinicに相談してみてはいかがでしょうか。
U Dental Clinicの基本情報
アクセス・住所・診療時間
JR宇都宮線 野木駅 徒歩7分
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9:30〜13:00 | ● | ● | - | ● | ● | ● | - | - |
14:30〜19:00 | ● | ● | - | ● | ● | ● | - | - |