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歯が抜けたときの治療方法|応急処置や放置するリスクについて解説

 更新日:2023/12/06
歯が抜けたときの対処法

歯は50歳を迎えたあたりから抜け始める人が多く存在します。歯が抜ける大きな要因は、むし歯と歯周病です。

正常な永久歯は通常28本ですが、むし歯や歯周病によって歯が抜ける場合は一般的に奥歯から失われる傾向にあります。

正常な永久歯が20本以下になると、食べられる食材が限られてしまう・食べ物が噛みにくいなどの悪影響を及ぼす可能性があります。では、歯が抜けてしまった場合、どのような治療方法があるのでしょうか。歯に不安を感じている人は、ぜひ参考にしてください。

荒井 学

監修歯科医師
荒井 学(あらい歯科クリニック)

プロフィールをもっと見る
2000年 明海大学歯学部 卒業
2000年 明海大学歯学部 歯科補綴学第二講座 入局
2004年 さくま歯科医院 勤務
2016年 あらい歯科クリニック開院

歯が抜けたときの治療方法

歯が抜けたときの治療方法
奥歯などは抜けても目立ちにくいため、そのまま放置してしまう人が多くみられます。
しかし、抜けたまま放置するのはさまざまなリスクを招く恐れがあります。

  • 歯列のバランスが崩れる
  • 顔の印象に大きな影響を及ぼす
  • 唾液の分泌量が減るためむし歯や歯周病のリスクが高まる
  • 全身のバランスが崩れて肩こり・頭痛・腰痛などを引き起こす
  • 発音しにくくなる
  • 老化や認知症につながる

歯は健康面に大きな影響を与えていることが、研究結果からも明らかです。
抜けてしまった歯は放置せず、治療を受けることが非常に重要です。

歯が抜けてしまうと入れ歯が必要になると考える人も多いのではないでしょうか。
しかし現在は技術の進歩により、入れ歯以外にもブリッジやインプラントなどの治療方法が注目を集めています。
一体どのような治療方法なのか、詳細をみていきましょう。

入れ歯

歯がなくなった時にイメージされやすいのが入れ歯です。
ただ、入れ歯は外れやすいというイメージが強い、食べ物の制限がされると考えている人も多いのではないでしょうか。
懸念されている入れ歯ですが、実は種類が豊富にあります。

入れ歯にもさまざまな種類があるため、まずは診察とカウンセリングを受けることをおすすめします。
また入れ歯には保険適用の入れ歯と自費診療の入れ歯があります。自費診療の入れ歯は装着時の違和感がないタイプや、見た目が自然なタイプなどを選ぶことが可能です。
ただし費用は高額になり、例えば金属床の場合は385,000~440,000円(税込)程かかります。また、作成に時間がかかったり、素材によっては修理が難しかったりなどのデメリットがあります。

ブリッジ

ブリッジは歯が抜けた両側の歯を使って、橋をかけるように義歯を装着する方法です。
ブリッジの場合は部分用入れ歯とは異なり、支えとなる両側の歯を小さいサイズに削って土台をつくります。
健康な永久歯を削った上にセラミック製の人工歯を被せます
そのため、問題のない歯を削らなくてはいけないのがデメリットといえるでしょう。
保険適用できる場合もありますが、範囲や使用する人工歯の材質によっては自費になることもあります。
保険の範囲内でブリッジを装着したい場合には、一度歯科医院に足を運んで保険が適用できるかどうか確認するのがおすすめです。

インプラント

インプラントは抜けてしまった歯の部分を補う治療方法です。
顎の骨にチタン製のインプラント(人工歯根)を埋め込んで安定させ、上からジルコニア製の被せ物などを装着して歯の機能を補います。
顎の骨にしっかり固定するため、ほかの健康な歯に負担をかけずに自分の歯のような噛み心地が実感できるでしょう。
ただし外科手術が必要になるため、入れ歯やブリッジに比べると治療期間が長くなります。また、自費になるため治療費が高額になることが大きなデメリットといえます。

入れ歯のメリット

入れ歯のメリット
簡単に説明してきましたが、ここからはもう少し詳しく解説していきます。
まずは入れ歯のメリットについてみていきましょう。価格帯や選ぶ際のポイントについてもお伝えしていきます。

短期間で治療が可能

入れ歯はブリッジやインプラントと比べると短期間で治療することが可能です。
また、装着時に違和感を覚えた場合にも修理や調整が簡単にできることも大きなメリットといえるでしょう。
入れ歯には種類が多くあるため、専門の医師によるカウンセリングを受けることをおすすめします。それぞれのメリット・デメリットを知ることで、よりよい選択肢がみつかるでしょう。

安価で治療可能

ブリッジやインプラントに比べると、入れ歯は保険適用の範囲であれば費用を抑えた治療が可能になります。
しかし、保険適用の入れ歯はつけた時に違和感を覚えたり見た目が不自然だったりするデメリットがあるため、気になる人もいるかもしれません。
そうなると自費にはなりますが、見た目・装着感・素材にこだわった入れ歯もあります。こだわりがない場合には、ソフト義歯33,000円(税込)程で治療が可能です。
素材や大きさによって金額は異なりますので、まずは話を聞いてみるのが良いでしょう。

ブリッジのメリット

ブリッジのメリット
次はブリッジのメリットについて解説していきます。
メリットは大きく3つ挙げられるのでそれぞれ詳しくみていきましょう。
歯が抜けたときの治療方法でも先述していますが、ブリッジは健康な永久歯を削るデメリットがあることを踏まえた上でご検討ください。

違和感が少ない

見た目にもこだわって歯を治療したい人には、歯の機能回復と自然な美しさの両方を兼ね備えているブリッジ治療という方法があります。
16色あるセラミックジルコニアなどの素材を使用して修復治療を行うため、健康な永久歯と並べても違和感が少ない状態にできるのが特徴といえるでしょう。
しかし、健康な永久歯を削るデメリットがあることも覚えておいてください。
ジルコニアの詰め物の場合は55,000円(税込)、セラミックの場合は66,000円(税込)程が相場です。
被せ物の場合はジルコニアが66,000円(税込)、セラミックが88,000円(税込)程になります。

美しい仕上がりになる

ブリッジの治療で使用する素材は、人工ダイヤモンドと呼ばれるジルコニアです。
そのため、美しい見た目に仕上げられます。
保険適用外となるため治療費が痛手となるかもしれませんが、ほかにもメリットは多くあります。

  • 天然歯のような質感
  • 透明感のある仕上がり
  • セラミックよりも耐久性や強度が高い
  • 変色しにくい
  • 保険の材質に比べ圧倒的に汚れがつきにくい
  • 金属アレルギーの心配がない
  • 歯の色を忠実に再現することが可能

セラミックも非常に高い透明感と白さがあり金属アレルギーの心配もありませんが、ジルコニアに比べると強度が少し弱くなります。
ジルコニアセラミックを合わせたジルコニアセラミックもありますので、診断を受けた上でご検討ください。

短期間で治療が可能

詰め物や被せ物は型取りを行うだけなので、短期間で治療が可能です。
治療期間をできるだけ短くしつつ、歯の見た目にこだわりたい人にはおすすめの治療方法であるといえます。

インプラントのメリット

インプラントのメリット
インプラントは顎の骨にチタン製のインプラント(人工歯根)を埋め込んで安定させ、上からジルコニア製などの被せ物を装着して歯の機能を補う治療方法です。
手術が必要になるため、治療期間は長期間となるデメリットがあります。
治療期間や費用を負担に感じる人もいるでしょう。しかし、たくさんのメリットもありますので説明していきます。

自分の歯に近い感覚で噛める

インプラントは顎の骨にしっかり固定するため、ほかの健康な歯に負担をかけずに自分の歯に近い感覚で食事を楽しむことが可能です。
食材に制限がかからないため、健康的な顎の状態を保てることが大きなメリットです。
歯が抜けてしまったことによるさまざまな健康面のリスクを低減させ、長い目で見ても大きなメリットを得られるといえるでしょう。

周りの歯に負担をかけない

顎から固定しているため、入れ歯やブリッジのように周りの健康な永久歯に負担をかけることがありません
歯の噛み合いバランスを保てることもメリットであるといえます。
しかし、インプラントは人工歯であるため歯周病になってしまうと、天然歯に比べて進行が速くなります。
そのため、こまめなセルフケアと定期メンテナンスが大切です。

見た目が自然

歯が抜けたことを知られたくない人にはインプラントがおすすめです。
見た目が自然になるため、歯の治療を受けていると気づかれにくいです。
しかし外科手術も含めて自費診療となるため、治療費が1本385,000円(税込)程と高額になったり治療期間が長くなったりするデメリットもあります。
治療の相談やCTによる診断は無料なので、まずはご相談ください。

歯が抜けたときの治療は「あらい歯科クリニック」へ

あらい歯科クリニック 診察
患者さんに寄り添う安心感と難症例にも対応できるあらい歯科クリニックについてご紹介していきましょう。

「患者様に合った治療方針をご提案します」をモットーに、高度な医療技術と優れた整備が整えられているのが特徴です。ほかにもキッズスペースだけでなく、保育士資格を持つスタッフやモニターを完備しています。

完全予約制で待ち時間の少ないリラックス空間を意識したクリニックになっているので、買い物ついでに足を運んでみるのも良いでしょう。

シミュレーションやガイドによって安全性を高めた治療を行っている

多くの人が外科手術に大きな不安を感じていることでしょう。しかし、あらい歯科クリニックではインプラントを埋め込む位置・角度・深さが少しでもブレないように、ガイドを使用した安全性にこだわった手術を行っています。

このガイドを使用することで、神経や血管を傷つけてしまうリスクを極限まで排除しています。

難症例にも対応できる

これまでの診断にはデジタルレントゲンを使用しており、症状によっては2次元画像のため診断が難しい場合もありました。

そのような困難を解決するために、あらい歯科クリニックでは「歯科用CT」を設置しています。

歯科用CTを完備することにより、これまで診断が難しいとされてきた難症例にも、3次元画像で口腔内状況をひと目で判断できるようになっています。丁寧な診察で痛みを抑えた治療を受けたい人におすすめです。

患者さんに合った治療方針を提案している

あらい歯科クリニック 治療
あらい歯科クリニックではコミュニケーションを大切に、患者さんのニーズや不安に寄り添ってくれる安心感があります。

さらに、キッズコーナー付き診療室にはベビーカーも一緒に入れるなど幅広い年代の患者さんにも優しい気づかいが魅力といえるでしょう。

さらに、患者さん目線に立って治療方針や悩みを解決してくれます。歯医者が苦手だと感じている人は、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

あらい歯科クリニックの基本情報

アクセス・住所・診療時間

JR「熊谷駅」より車で8分(駐車場有り)

埼玉県熊谷市箱田1-14-1 ヤオコー熊谷箱田店2F内

診療時間
10:00~13:30
15:30~20:00

▲ 土曜日は10:00〜13:00、14:00〜18:00
□ 日曜日は10:00〜15:00

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