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ノンクラスプデンチャーとは

 更新日:2023/03/27

ノンクラスプデンチャーとは

ノンクラスプデンチャーとは、「クラスプ」、すなわち、「義歯を残っている歯に固定するための金属バネ」のない入れ歯のことです。

バネが全くないわけではなく、金属バネの代わりに柔らかい歯茎と同色の素材を用いて目立ちにくくした入れ歯のことを指します。

使用される素材はさまざまで、ポリプロピレンやポリエステル樹脂、ナイロン系素材などが使われています。

メリット

・柔らかい素材で弾力があるため、装着感が良い
・見た目に金属バネがなく、入れ歯と気づかれにくい
・金属を排除できるためアレルギーの心配が少ない

デメリット/副作用

・強度の確保が難しく、噛み合わせによっては破損しやすい
・やや固定が甘く、残存歯や歯肉への負担が蓄積する
・壊れたときの修理が難しい

治療期間

残存歯や歯肉に問題がなければ、最短2〜3回の治療、1ヶ月程度で製作可能です。
歯や歯肉の状態が悪い場合は、先にその治療が優先されるため半年以上かかることもあります。

費用相場

1〜5本:7万5千円〜
6本以上:15万円〜

注意点

治療期間や費用は治療の手法などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修歯科医師