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モデルナ製ワクチンの追加接種間隔、5カ月に短縮

 更新日:2023/03/27

FDA(アメリカ食品医薬品局)は1月7日、モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンに関して、追加接種の時期を2回目の接種完了から6カ月後を5カ月後に短縮したと発表しました。このニュースについて工藤医師に伺います。

工藤 孝文 医師

監修医師
工藤 孝文(医師)

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みやま市工藤内科 院長・糖尿病内科医・漢方医・統合医療医。福岡大学医学部を卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。現在は、福岡県みやま市の工藤内科にて、糖尿病内科・ダイエット外来・漢方治療を専門に、地域診療を行っている。NHK「ガッテン!」「あさイチ」、日本テレビ「世界一受けたい授業」などテレビ出演多数。著書は50冊以上におよび、Amazonベストセラー多数。YouTube「工藤孝文のかかりつけ医チャンネル」が現在人気を集めている。 
日本内科学会・日本糖尿病学会・日本肥満学会・日本東洋医学会・日本抗加齢医学会・日本女性医学学会・日本高血圧学会、日本甲状腺学会・日本遠隔医療学会・小児慢性疾病指定医。

FDAが発表した内容とは?

まず、今回FDAが発表した内容について教えてください。

工藤 孝文 医師工藤先生

FDAが今回発表した内容は、アメリカのモデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの接種間隔についてです。これまでは2回目の接種から6カ月以上経過した18歳以上が追加接種の対象となっていましたが、この接種間隔を短縮し、2回目の接種完了から5カ月が経過した18歳以上を3回目接種の対象とするように緊急使用許可を修正しました。

この期間短縮の理由について、FDA幹部は声明の中でオミクロン株の流行を挙げており、「期間短縮によって免疫が弱まるのを抑えることができるかもしれない」と説明しています。新型コロナウイルスワクチンの接種間隔を巡っては、今月3日にファイザー製の追加接種について5カ月に短縮しており、FDA幹部は「今回の措置によって、現在利用できるmRNAワクチンのなかで、ブースター接種の時期に一貫性がもたらされる」とも説明しています。

4回目のワクチン接種の必要性も?

今回のFDAの発表など、3回目接種について体制拡充がおこなわれていますが、今後4回目のワクチン接種の必要性は出てくるのでしょうか?

工藤 孝文 医師工藤先生

4回目接種については、今月6日にアメリカの証券会社であるゴールドマンサックス主催のヘルスケアイベントで、モデルナ社のCEOがオミクロン変異株向けワクチンを開発しているものの2カ月以内に利用できる可能性は低いと説明した上で、「2022年秋とそれ以降も、ブースター接種が必要になると考えている」と更なる追加接種の必要性を語っています。

4回目接種の効果については、イスラエルのベネット首相が今月4日に、イスラエルでおこなわれた研究の予備的結果で「4回目のワクチン接種後1週間で抗体が5倍に増加することが示された」と話しています。

日本の接種体制でも今後4回目接種はあり得る?

日本のワクチン接種の体制で、今後4回目接種が追加される可能性はあるのでしょうか?

工藤 孝文 医師工藤先生

すぐに4回目接種が実施されることはありませんが、3回目接種がスムーズに進めば可能性はあるでしょう。さらには、インフルエンザのように定期接種が必要になる可能性もあると私は考えています。

まとめ

FDAがモデルナ製の新型コロナウイルスワクチンに関して、追加接種の時期を2回目の接種完了から5カ月後に短縮したことが今回のニュースで明らかになりました。モデルナ社のCEOは4回目接種の必要性についても言及しており、今後もワクチン接種体制について引き続き注視が必要です。

この記事の監修医師