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中期中絶とは

 更新日:2023/03/27

中期中絶とは

中期中絶とは、薬剤を使用して、人工的に陣痛を起こし流産処置をとる、妊娠12週から21週6日までに行う人工死産です。実際の分娩と同じ流れでの作業のため、原則として麻酔をすることができません。出産と同等の痛みを伴い、身体には大変な負担がかかります。
中期中絶手術は母体保護法指定医が居り、なおかつ入院ができる医院でのみしかできません。また、胎児を死産した後は死産届と死産証書を在住している地域の役所に提出する義務があります。これらを提出すると役所から死胎火葬許可証が発行され、火葬を行わなければいけません。

メリット

・健康保険に加入している方は死産の場合でも出産一時金が支給される

デメリット/副作用

・分娩の扱いとなり、身体的な負担が大きい
・子宮内に妊娠組織が残ってしまうと、感染や出血の原因となることがある
・処置により子宮の中が癒着してしまうことがあり、不妊症の原因となる場合がある

治療期間

1日〜数日入院する必要があります。手術時間は実際の分娩と同じく、個人差があります。

費用相場

30〜50万円が平均的な費用相場です。しかし、出産一時金により費用の一部を賄うことができる場合もあります。

注意点

治療期間や費用は、治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師