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【糖尿病予防】低GIスイーツ「クレームダンジュのベリー添え」ブルーベリーの抗酸化作用も期待

 公開日:2024/01/24

「クレームダンジュ」とは、フランス発祥のレアチーズケーキです。軽くなめらかな食感が特徴で爽やかなチーズの甘みを楽しめます。本来はフロマージュブランというフレッシュチーズを使いますが、今回は市販のギリシャヨーグルトに置き換えました。こうすることでギリシャヨーグルトに含まれるたんぱく質が脳の満腹中枢を刺激し、食べすぎを防止します。材料はGI値の低いもの組み合わせることで、食後血糖値の上昇を抑える糖尿病予防スイーツに仕上げました。

飯田優季

監修管理栄養士
飯田優季(管理栄養士)

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管理栄養士として、健康食品やサプリメントの商品監修、専門誌・栄養情報サイトのコラム執筆、料理教室など様々な活動に携わる。 世界3大ミスコン「ミスグランドインターナショナル」では日本代表選手の栄養コンサルタントを行うなど、ダイエット、体質改善、増量など、ボディメイクに関する個別サポートを中心に活動している。

クレームダンジュのベリー添え

●見出し

材料(2人分)
・ギリシャヨーグルト(加糖):100g
・クリームチーズ:40g
A
・冷凍ブルーベリー:50g
・グラニュー糖:小さじ1

栄養価

エネルギー:149kcal
たんぱく質:5.5g
脂質:7.6g
炭水化物:18.2g
食物繊維:0.8g
食塩相当量:0.2g

作り方

①Aを耐熱容器に入れ、ラップはせずに500Wで2分加熱する。熱いうちに全体を混ぜて冷ます。(レンジから取り出すときは容器が熱くなっているので注意)

②常温に戻したクリームチーズを滑らかになるまで混ぜる。ギリシャヨーグルトを加え混ぜ合わせる。冷蔵庫でいったん冷やす。。

②を器に盛り、①のソースをかける。

「クレームダンジュのベリー添え」の糖尿病予防ポイントは?

「クレームダンジュのベリー添え」の糖尿病予防ポイントは?

編集部編集部

今回の料理の糖尿病予防ポイントを教えてください。

飯田さん飯田さん

ブルーベリーを使用していることです。果物なので血糖値への影響を気にされる方もいらっしゃると思いますが、ブルーベリーに含まれるアントシアニンは糖尿病の発症リスクを低下させるといわれています。

編集部編集部

アントシアニンとは何ですか?

飯田さん飯田さん

アントシアニンはブルーベリーの紫の色素で、強い抗酸化作用をもつ成分です。このアントシアニンがGLP-1の分泌促進し、インスリンの分泌を促します。また、果物にはビタミンやミネラル、食物繊維が含まれています。ハーバード公衆衛生大学院(HSPH)の研究では、果物をよく食べる人は2型糖尿病のリスクが低いことが明らかになっています。

編集部編集部

果物を食べることも糖尿病予防に大切なのですね。

飯田さん飯田さん

厚生労働省・農林水産省が作成した「食事バランスガイド」では、1日に果物を200g摂取することが目標とされています。適度な果物は健康にいいわけですが、フルーツジュースやドライフルーツは別です。ジュースができる過程でポリフェノールや食物繊維が失われてしまいます。ドライフルーツは、生の果物に比べて平均で約8倍の糖質を含んでいます。この点を踏まえ、日々の食事に上手に取り入れていきたいですね。

編集部まとめ

糖尿病の予防には血糖値が上がることが問題で、間食そのものが悪い訳ではありません。近年は健康志向が高まっているので、最近はコンビニやスーパーなどでも低GIや低糖質のスイーツや、食後の血糖を抑える機能性調整食品も手軽に手に入るようになりました。もちろん食べすぎては意味がありませんが、こういった便利な商品を活用したり、お家で出来る簡単レシピを活用して、お菓子の楽しみ方を工夫してみましょう。

この記事の監修管理栄養士