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NLA変法とは

 更新日:2023/03/27

NLA変法とは

NLA変法とは、フェンタニールやレミフェンタニルなどの鎮痛剤とジアゼパムやミダゾラムなどの鎮静薬を併用することで患者の意識を保ちつつ強い鎮痛を可能にさせる麻酔方法のことです。非常にぼんやりした状態にできるため、周囲に対してほぼ無関心・無痛状態となり、さらに笑気ガスを用いることであたかも全身麻酔に似た状況を作り上げることができます。上手に応用すれば循環動態の安定が保て、開腹手術すら可能です。
麻酔の3大目的には、鎮痛、鎮静、筋弛緩がありますが、従来の麻酔薬はこれらを1種類の麻酔薬で行おうとしていたため難しく、過度な量の麻酔を必要としました。NLA変法はそれぞれの薬の特性を生かしているので、単剤で行う麻酔に比して副作用が少なく全身管理を行うことが可能です。

メリット

・即効性がある
・安価で済む場合がある

デメリット/副作用

・薬理学の分野に精通している必要がある
・的確なモニタリングが必要
・特異的な生体反応への対処と使用禁忌がある

治療期間

麻酔薬投入後30分程度で意識が朦朧としてきます。

費用相場

麻酔費用は、麻酔時間や管理料などによって変動します。自己負担3割で3〜10万円程度です。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師