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「お酒を飲む前に食べるといいもの」はご存知ですか?飲んでいる際に食べるといいものも解説!

 公開日:2026/03/05
「お酒を飲む前に食べるといいもの」はご存知ですか?飲んでいる際に食べるといいものも解説!

お酒を飲む前に食べるといいものとは?メディカルドック監修医がお酒を飲んでいる際に食べるといいもの・二日酔い時に食べるといいものなどを解説します。

関口 雅則

監修医師
関口 雅則(医師)

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浜松医科大学医学部を卒業後、初期臨床研修を終了。その後、大学病院や市中病院で消化器内科医としてのキャリアを積み、現在に至る。内視鏡治療、炎症性腸疾患診療、消化管がんの化学療法を専門としている。消化器病専門医、消化器内視鏡専門医、総合内科専門医。

お酒を飲む前に食べるといいもの

お酒を飲む前に食べるといいもの

空腹でお酒を飲むと血中アルコール濃度が急に上がりやすいため、事前に食事をとって吸収をゆるやかにすることが勧められます。特にたんぱく質・脂質・食物繊維を含む食事は胃の滞在時間を延ばし、酔いのまわりを抑える助けになると考えられます。しかしどんな食べ物でも悪酔いを完全に防げるわけではなく、量を控えることが何より大切です。

卵料理(オムレツ・ゆで卵など)

卵は良質な栄養素を含み、胃内滞留時間が長い食材として知られています。食前に摂取すれば、アルコールが急激に小腸へ流れ込むのを防ぎ、血中濃度の上昇を抑える効果が期待できるでしょう。ただし卵だけで肝障害などは防げないため、油を控えた調理法を選び、野菜や主食と合わせた軽食として摂るのが理想的です。

ナッツ類

アーモンドなどのナッツ類は、良質な脂質や食物繊維を含み、アルコールの吸収を緩やかにする働きが期待できます。飲酒時に失われやすいマグネシウムやビタミンEを効率よく補える点も、大きなメリットと言えるでしょう。ただし高カロリーなため、量は一握り程度に抑えるのが賢明です。塩分や油分の多い製品は避け、健康的なおつまみとして取り入れてみてください。

チーズ・ヨーグルトなどの乳製品

乳製品はたんぱく質と脂質を含み、消化が比較的緩やかに進みます。飲酒前に摂れば胃に内容物が留まり、アルコールが直接粘膜に触れるのを防ぐ効果が期待できるでしょう。これにより、急激なアルコール吸収を抑える助けになります。ただし乳糖不耐症の方は腹痛などを起こす恐れがあります。低ラクトース製品を選ぶなど、体質に合わせた調整が大切です。

全粒粉のパン・雑穀入りご飯

全粒粉のパンや雑穀ご飯は、白米より食物繊維が多く血糖値の上昇もゆるやかになりやすい食品です。食物繊維が胃腸で膨らみ内容物を増やすことで、アルコール吸収を遅らせる効果も期待できます。肉や魚、豆類と組み合わせた食事として、飲酒前のエネルギー補給に取り入れるとよいでしょう。

バナナなどの果物

バナナは食物繊維とカリウム、糖質をバランスよく含む果物です。空腹よりも1本食べておくほうが胃の内容量が増え、アルコールの急激な吸収を抑える助けになると考えられます。カリウムは飲酒で失われやすいため補っておくのは理にかないます。しかし糖質が多いので、糖尿病や肥満が気になる方は量や他の炭水化物とのバランスに注意が必要です。

お酒を飲んでいる際に食べるといいもの

お酒を飲んでいる際に食べるといいもの

飲酒時のおつまみ選びは、体への負担を大きく左右します。たんぱく質や野菜を中心に選び、こまめな水分補給を心がけることで、血中濃度の急上昇や脱水を防ぎやすくなります。一方で塩分や脂質の過剰摂取は、生活習慣病のリスクを高めるため注意が必要です。どんなに工夫しても、まずは飲酒量自体を控えることが健康管理の基本となります。

枝豆・豆腐などの大豆製品

枝豆や冷奴などの大豆製品は、比較的カロリーを抑えながら、たんぱく質や食物繊維をとれるおつまみです。消化に時間がかかるたんぱく質を含むため、空腹で飲むよりアルコールの吸収がゆるやかになると考えられます。塩茹での枝豆やシンプルな冷奴を選ぶと、塩分や油のとり過ぎも避けやすくなります。

焼き魚・刺身

焼き魚や刺身は良質なたんぱく質と脂質を含み、腹持ちの良いおつまみです。青魚のEPAやDHAは日常的にとると良いですが、アルコールと一緒でも特別な健康効果が増えるわけではありません。揚げ物やマヨネーズを足しすぎるとカロリー過多になりやすく、刺身は鮮度のよい店を選ぶことが大切です。

野菜スティック・サラダ

生野菜スティックやサラダは、食物繊維と水分を同時にとれるおつまみです。食物繊維が胃腸でかさを増し、アルコールの急な吸収をある程度抑える助けになると考えられます。ただしドレッシングに油や砂糖、塩が多いことがあるため、量を控えるかノンオイル・減塩タイプを選ぶことも大切です。

ナッツと小魚のミックス

ナッツと小魚を組み合わせたおつまみは、脂質やたんぱく質、カルシウムを一緒にとれる点が魅力です。空腹でお酒だけを飲むより栄養バランスのよい選択です。ただし甘辛い味付けのものは糖分や塩分が多いことがあるため、成分表示を確認しつつ少量をよくかんで食べるようにしましょう。

スープ・味噌汁

温かいスープや味噌汁は、水分と電解質を補いながら胃腸を温められるおつまみです。飲酒には利尿作用があるため、合間にスープを挟むと脱水や電解質の乱れを防ぎやすくなります。具だくさんの味噌汁や野菜スープなら栄養も補えますが、塩分が多くなりやすい点には注意が必要です。

二日酔い時に食べるといいもの

二日酔い時に食べるといいもの

二日酔いは脱水や電解質の乱れ、低血糖、アセトアルデヒドの影響などが重なって起こると考えられます。水分と電解質、エネルギーを補うと症状が軽くなることがあります。一方で強い頭痛や意識障害、嘔吐が続く場合は急性アルコール中毒などの可能性があるため早めに受診しましょう。

水・経口補水液

二日酔いのときは、まず水や経口補水液を少しずつこまめにとることが基本です。アルコールには利尿作用があり、飲酒後は脱水しやすく、これが頭痛やだるさの一因と考えられています。経口補水液は電解質と糖質を含み効率よく吸収されますが、糖尿病や腎臓病がある場合は主治医の指示に従いましょう。

バナナ

バナナはカリウムやビタミンB6、適度な糖質を含み、二日酔い時にも比較的とり入れやすい果物です。飲酒で失われた電解質やエネルギーの補給に役立つとされ、胸焼けが気になるときにも選びやすい食材です。ただし吐き気が強い場合は無理に食べず、まず水分を優先し、落ち着いてから少量ずつ試すようにしましょう。

卵料理(スクランブルエッグなど)

二日酔い時の朝食として卵料理が挙げられることがあります。卵はたんぱく質に加え、肝代謝に関わるとされるアミノ酸やビタミンB群を含み、消化のよい栄養源として理にかなった選択肢です。ただし卵自体が二日酔いを治すわけではありません。油を多く使わず、スクランブルエッグやゆで卵など胃への負担が少ない調理法を選びましょう。

味噌汁・スープ

前日に多く飲酒した翌朝は、温かい味噌汁やスープが飲みやすいことがあります。水分や電解質の補給に役立ちますが、塩分のとり過ぎには注意が必要です。高血圧や腎臓病で塩分制限がある場合は薄味や量の調整を心がけましょう。

おかゆ・うどんなどのやわらかい炭水化物

二日酔いで胃が荒れていると感じるときは、白粥やうどんなどの軟らかい炭水化物がとり入れやすく、エネルギー補給にも適しています。一方で、脂っこいラーメンやカツ丼などは消化が悪く、気分不良や胸焼けを悪化させるおそれがあります。二日酔いのときは避けたほうが良いでしょう。

「お酒を飲む前に食べるといいもの」についてよくある質問

「お酒を飲む前に食べるといいもの」についてよくある質問

ここまでお酒を飲む前に食べるといいものについて紹介しました。ここでは「お酒を飲む前に食べるといいもの」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

お酒の酔いを回りにくくする食べものや飲みものはありますか?

関口 雅則関口 雅則 医師

酔いを完全に防ぐ食べ物はなく、最も重要なのはアルコール量を控えることです。飲酒前にたんぱく質や脂質、食物繊維を含む食事をとると酔いの回りがゆるやかになる場合があります。また、水やノンアル飲料を合間に挟むと総摂取量や脱水を抑えやすいです。一方、コーヒーや栄養ドリンクで酔いが冷める明確な根拠はなく、眠気をごまかしているに過ぎない点に注意が必要です。

酔いが回りやすい食べ物はありますか?

関口 雅則関口 雅則 医師

空腹で飲むとアルコールが直接胃や小腸に届きやすく、血中アルコール濃度が急に上がり、酔いやすくなります。つまり「何も食べないこと」自体が酔いを早める大きな要因となります。甘いカクテルやジュース割りは飲みやすく摂取量が増えやすいため、酔いが早くなりやすいです。辛味や塩味の強いおつまみも、喉が渇いてアルコールを追加しやすくなるため、飲み過ぎにつながりやすい点に注意が必要です。

まとめ

飲酒前は卵やナッツ、乳製品などでたんぱく質や脂質、食物繊維を摂りましょう。これらはアルコールの吸収を緩やかにし、急な血中濃度の上昇を抑えてくれます。
飲酒中は大豆製品や野菜を選び、水分もこまめに摂って脱水を防ぐのがコツです。二日酔いの際は、経口補水液などで水分と電解質をしっかり補ってください。その上でバナナや卵、おかゆなど、消化の良いものを少しずつ摂るのが回復の近道です。胃腸への負担を考え、自分の体調に合わせて無理なく取り入れるようにしましょう。

「お酒を飲む前に食べるといいもの」と関連する病気

「お酒を飲む前に食べるといいもの」と関連する病気は17個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

循環器系

消化器系

内分泌代謝系

お酒の飲み方や量の管理は、これらの病気の予防に直結しており、「何を食べるか」と同じかそれ以上に重要なポイントになります。

「お酒を飲む前に食べるといいもの」と関連する症状

「お酒を飲む前に食べるといいもの」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

飲酒後にいつもと違う強い症状や、日常生活に支障が出るような不調が続く場合は、「食べ方」だけで解決しようとせず、早めに医療機関で相談することが重要です。

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