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「内視鏡検査前日の食事」は何を食べたらいいの?医師が徹底解説!

 公開日:2024/08/24
「内視鏡検査前日の食事」は何を食べたらいいの?医師が徹底解説!

内視鏡検査前日の食事はどうすべき?Medical DOC監修医が大腸内視鏡や胃カメラ前日の食事メニュー/消化の良い食べ物/悪い食べ物等を解説します。

伊藤 陽子

監修医師
伊藤 陽子(医師)

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浜松医科大学医学部卒業。腎臓・高血圧内科を専門とし、病院勤務を経て2019年中央林間さくら内科開業。相談しやすいクリニックを目指し、生活習慣病、腎臓病を中心に診療を行っている。医学博士、産業医、日本内科学会総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医、日本東洋医学会漢方専門医、日本医師会認定産業医、公認心理師。

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内視鏡検査(大腸内視鏡・胃カメラ)の前日の食事はどうしたらいい?

内視鏡検査の前日には、守らなければならない食事の制限があります。なぜなら、消化しやすい食品を食べなければ、翌日の内視鏡検査に影響してしまうからです。
しかし、何を食べて良いか判断が難しいこともあるでしょう。
内視鏡検査前の食事は「なにを食べたら良いか」「なにを食べてはいけないのか」を知るだけで対策ができます。特別な食事を準備しなくても、自炊やコンビニでも安価に調達が可能です。

内視鏡検査(大腸内視鏡・胃カメラ)とは?

内視鏡検査は、細い管の先に付いた小さなカメラ(内視鏡)で、患部を直接観察する検査です。
胃カメラは口から内視鏡を挿入し、食道、胃、十二指腸までを観察します。一方、大腸内視鏡は肛門から内視鏡を入れて、直腸から盲腸までの大腸粘膜を観察します。
内視鏡は検査と同時に生検検査や治療を行うことも可能です。食事制限や手技の前の処置、内視鏡挿入時の違和感はありますが、直接病変を観察でき必要があれば生検検査や切除も検討できることは大きなメリットであると考えられます。

内視鏡検査(大腸内視鏡・胃カメラ)前日の食事メニュー

内視鏡検査を受ける前日の食事メニューは「消化しやすいものを少量~適量」が基本です。
・炭水化物
・少量のたんぱく質
これらは消化しやすく、検査当日には胃腸に残りません。

自炊ができるなら、以下のメニューがおすすめです。
・豆腐、鶏ささみ、とろろ芋を具材にしたうどん、そうめん(温・冷)
・牛肉のフォー(出汁の脂は取り除き、具は少量の牛赤身肉のみ)
・鶏ささみと、かまぼこ、ちくわなど魚肉加工品を具にしたビーフン
・塩や醤油で味付けした、潰し芋をはさんだサンドイッチ(バター、マヨネーズは加えない)
・卵かけごはん

コンビニで買うなら、塩おむすび、和風おかゆなどが安心です。おむすびは海苔が付いていないものを選びましょう。
食事を準備するのが手間な方、制限があってもいろいろなメニューを食べたい方向けに、内視鏡検査用のレトルト食品があります。検査する病院で聞いてみましょう。

内視鏡検査(大腸内視鏡・胃カメラ)の何時間前から食事は控えた方がいい?

午前に内視鏡検査を行う場合は、前日の20時までに食事を済ませましょう。(21時までと指導する医療機関もあります、時間は医療機関の指示に従って下さい)
翌朝9時に検査開始と仮定すると、13時間前には食事を控える計算になります。
人が食べ物を消化して排出するまで70時間以上かかります。食べた食事が胃で消化するのに2~3時間、小腸に入り栄養を吸収する時間が7~8時間、大腸に入り水分を吸収しながらS字結腸まで運ばれるのに約30時間、直腸にいる時間が約30時間です。
大腸内視鏡検査は下剤を服用するため、大腸に留まる便は検査前に排出されます。胃で消化されてから小腸で栄養吸収されるまでの時間は、ほぼ12時間と仮定できます。
消化能力は個人差があり、さらに長い時間かかることがあります。13時間以上の絶食は大変ですが、万全の態勢で挑みましょう。

内視鏡検査(大腸内視鏡・胃カメラ)当日・検査前の食事の注意点

内視鏡検査の当日は、原則的に食事はできません。
しかし午後から検査する場合は、検査内容、検査機関により早めに朝食だけ食べることができることもあります。
医療機関により指示が異なることもあります。必ず医療機関の指示に従って下さい。

内視鏡検査(大腸内視鏡・胃カメラ)当日の食事メニュー

当日検査前には、基本的に食事を摂取できません。脱水にならないように水やお茶など透明な水分のみ摂取可能です。しかし、水分を過剰に摂りすぎると嘔吐の原因となるため、少量にとどめましょう。
午後から検査する場合に限り、検査日当日に消化の良い食事を食べることができる場合もあります。検査機関に必ず問い合わせをしましょう。

内視鏡検査(大腸内視鏡・胃カメラ)前に食事をしてしまった場合はどうしたらいい?

その場で検査する病院、機関に「食事をしてしまった」ことを電話で伝え、指示を仰いで下さい。
その際に「何時ごろに」「どの食品を(パン、ごはんなど)」「どれくらい食べたか(一口か、1食丸ごとか、など)」を伝えましょう。
原則的に、食事をしてしまった場合は検査が延期になることが多いです。だからと言って黙って検査を受けるのは絶対に止めましょう。内容物が残った状態では、正しく検査できなくなります。

内視鏡検査(大腸内視鏡・胃カメラ)当日・検査後の食事の注意点

検査が終われば、やっと食事が食べられる…と喜びたくなりますが、検査直後には食べられません。安全に食事するためにも、きちんと手順を踏んで対策しましょう。

内視鏡検査(大腸内視鏡・胃カメラ)何時間後に食事はできるの?

トラブルがなければ、おおよそ1時間後から食事ができます。
胃カメラや大腸内視鏡では、局所麻酔を使うことが一般的です。麻酔が切れるまでは飲食ができません。麻酔が切れる前に飲食をすると誤嚥の原因になり、窒息死や誤嚥性肺炎を起こすリスクがあるからです。
麻酔は1~2時間後に切れるので、完全に覚醒した後から食事を食べることができます。
食事の前にまず1杯の水を飲み、調子が良ければ食事をしてもかまいません。気分が悪くなったら、しばらく何も食べずに安静にしましょう。

内視鏡検査(大腸内視鏡・胃カメラ)後の食事メニュー

内視鏡検査だけの場合は、検査当日の食事メニューは軽めのメニューが良いとされています。カレーやトウガラシなど刺激物、消化に時間がかかる脂ものは避けましょう。
脱水にならないよう、水や麦茶、スポーツドリンクなどで、こまめな水分補給を行います。いきなり食事を詰め込むと胃腸の負担になるため、検査当日は腹八分目程度に留めましょう。
ポリープ切除、生検(患部の粘膜、細胞を採取すること)などで胃腸に傷がある場合は、場合によっては検査当日絶食になることがあります。次の日から流動食から再開し、徐々に通常食に戻していきます。
食事指導は検査内容、医療機関により変わります。医療機関の指示に従い、疑問点があれば医師に相談しましょう。

内視鏡検査(大腸内視鏡・胃カメラ)前後に薬の服用や喫煙はしてもいいの?

検査前、検査後にかかわらず、喫煙は絶対に止めましょう。検査前は飲酒も禁止です。
アルコール摂取は胃腸の動きを活発にします。出血リスクを上げ、重大事故の引き金になるからです。タバコも胃腸の動きに悪影響を与えます。
喫煙、過度な飲酒は、がんリスクを上げることが知られています。取り返しがつかなくなる前に禁煙しましょう。
薬の服用は事前に医療機関と相談になりますが、一部の薬は服用しても良いことがあります。
その際は服用時間が決められるので、時間を守って服用しましょう。

内視鏡検査前日におすすめの消化の良い食べ物

内視鏡検査前日は、すぐに消化できる食品だけ食べることができます。「精製された穀物」「食物繊維が含まれない食品」「脂が少ない肉、魚」なら、基本的に食べられます。
詳細は医療機関の指導に従って下さい。
食べ方、調理法も大切です。消化しやすいように細かく刻んで調理する、ゆっくりよく噛んで食べることも心がけましょう。調理法は調理油を使わない「茹で」「蒸し」「レンジ調理」が安全です。

白ごはん、うどん、そうめん

精製された穀物の代表格といえば、白ごはんと精白小麦です。米ぬかや内皮を取り除いた白米は消化が良く、検査前日の食事にぴったり。腹持ちが良いので、検査までの空腹に耐えられやすいのも良いところです。おかゆ、餅も消化が良い食品ですが、塩や醤油でしか味付けはできません。
うどん、そうめんは小麦が原料で、調理しやすく食欲がない時にも食べられます。そうめんは油を塗って加工しているので、茹でたら流水でしっかり麺を洗いましょう。
フォー、ビーフンなど、米粉が原料の麺もおすすめです。
パンは食パン、ロールパン、フランスパンは良いとされていますが、ジャムやバターは塗ってはいけません。
小麦が原料ですが、パスタは原則禁止です。蕎麦は蕎麦の実の食物繊維が含まれるので、避けた方が無難です。

鶏ささみ肉、牛豚の赤身肉、白身魚

肉類は意外と消化しやすい食品です。バラや鳥皮など、脂の多い部位を避ければ、少量食べることができます。(肉を控えるように指導する医療機関もあります)
肉は鶏ささみ、むね(皮は取り除く)、牛豚肉のロース、カタ、ももなど赤身の部位がおすすめです。
油を使った調理ができないので、茹でてポン酢で食べるなど、調理に工夫が必要です。
魚はタイやカレイ、タラ、サワラなど白身魚なら食べられます。サバやサンマのように脂が多い魚種は避け、脂が少ない魚種を選びましょう。
はんぺん、魚肉ソーセージなど、魚肉加工品も食べられます。しかし、さつま揚げなど揚げたものはNG。揚げているかどうか分かりにくい商品は避けましょう。

じゃがいも、皮をむいた長芋

野菜や果物は食物繊維が多く、食べられるものはごく限られます。
じゃがいも、長芋、バナナ(すべて皮をむく)は消化が良く、例外的に食べられる野菜果物です。
野菜がない食事を不健康に感じる方は、これらを少量摂取しましょう。
気を付けたいのは、近い仲間の食品には向かないものがあることです。同じ芋の仲間でも、サツマイモは食物繊維が多く、検査前日の食事には向きません。

卵、豆腐、プリンなど

鶏卵、豆腐は消化が良く、内視鏡検査の前日の食事にはぴったりです。
豆腐は冷ややっこや湯豆腐、焼き豆腐など、調理のバリエーションが楽しめます。冷ややっこは醤油だけかけましょう。
卵は、ゆで卵がおすすめです。塩をかけるだけで食べられ、腹持ちが良く、ボリュームがあります。温泉卵、テフロンのフライパンで油を入れずに焼くのもおすすめです。
菓子類はプリン、ゼラチンで固めたゼリー、色の付いていない飴なら食べても問題ありません。

内視鏡検査前日は制限したほうが良い消化の悪い食べ物

消化が悪い食べ物は「食物繊維」と「脂質」です。食物繊維は人間の胃腸では消化できません。食物繊維は血糖値の上昇を穏やかにして、便の量を増やすはたらきがありますが、胃腸に残りやすいので検査前には摂取を控えましょう。脂質は消化に時間がかかり、胃壁や腸壁に残ると検査の妨げになります。

脂が多い食品

バラ肉、鶏皮、揚げ物、スナック菓子など、脂が多い食品は食べられません。油で調理するのも控えましょう。
脂は消化に時間がかかるので、前日に食べると検査まで残りやすくなります。診断の妨げになり、病変を見逃すリスクを上げてしまいます。
正しく検査するためにも、最低限でも検査前日は脂を控えましょう。

こんにゃく、多くの野菜、豆類、果物

野菜や果物、豆類など食物繊維が多い食品は検査3日前から減らし、前日には控えましょう。
ゴボウ、大根など根菜類、小松菜など青菜、さつまいも、トウモロコシ、寒天やワカメなど海藻、キノコ類など、大半の野菜には豊富な食物繊維が含まれています。ゴマやナッツ類、漬物、納豆などの豆類、玄米なども消化に悪いため食べないようにしましょう。
特に、こんにゃくは食物繊維の塊です。こんにゃくゼリーなど菓子にも含まれているので、ゼリー状のお菓子を食べる時はこんにゃく、寒天が含まれていないか、原材料を確認しましょう。
麺類でも緑豆春雨、パスタは、同様の理由で消化しにくい食品です。検査前日には控えましょう。

乳製品

牛乳、ヨーグルト、チーズなど乳製品には脂肪が含まれています。消化しやすそうに見えますが、検査前日の摂取は控えましょう。
気を付けたいのは、コーヒーや紅茶を飲む習慣がある方です。検査前日でもコーヒー、紅茶は飲めますが、ミルクを入れてはいけません。ブラックティー・ストレートティーで楽しみましょう。

「内視鏡検査(大腸内視鏡・胃カメラ)」で発見できる病気・疾患

ここではMedical DOC監修医が、「内視鏡検査(大腸内視鏡・胃カメラ)」に関する病気を紹介します。
どのような病気や症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

大腸がん

大腸がんは初期症状がほとんどありませんが、進行すると腹痛、便通の悪化、赤黒い、または赤い血便、細い便しか出ないなど、さまざまな症状が現れます。
大腸がんは小腸に近い右側と、肛門に近い左側で自覚症状が大きく異なります。左側は腹痛や血便などが出やすく、右側はあまり自覚症状がない傾向があります。
必ず、年に一度は健康診断で、便潜血検査を行いましょう。早期であれば完治が期待できます。もし陽性の結果が出たら、できるだけ早く消化器内科、消化器外科にご相談下さい。

大腸ポリープ

大腸ポリープは浸潤や転移などがない、大腸内部の粘膜にできたイボの総称です。
大腸ポリープは「腺腫」という種類が多く、成長するとガン細胞を含む可能性が高くなります。そのため6mm以上の腺腫は切除が勧められます。
大腸ポリープは初期症状のうちは自覚がありませんが、成長すると便の通りを邪魔して便秘や下痢を繰り返す、腹痛、出血などの症状が現れます。これらの症状が続くときは、すぐに消化器内科や消化器外科を受診しましょう。

胃がん

胃がんは胃の粘膜に発生するがんの総称で、胃カメラで確認することができます。多くの胃がんは胃の粘膜から発生し、徐々に胃壁の奥へ浸潤し、さらに脾臓など他の臓器へ転移します。胃の粘膜に留まっている初期のうちに手術などで対策することが大切です。
胃がんは初期症状がほとんどありません。進行すると胃痛など胃の違和感、胸やけ、吐き気などの症状が現れます。貧血、食事が詰まるような感覚、体重減少、黒い便が出ることもあります。
これらの症状が続く時は、できるだけ早く消化器内科を受診して下さい。
胃がんの早期発見のためにも毎年、定期健診で胃のX線検査か、胃カメラを使った内視鏡検査を行いましょう。
胃がんの原因としてピロリ菌の感染が挙げられ、この除菌治療を行うことで胃がんリスクを下げることができます。

胃ポリープ

胃ポリープは浸潤や転移がない、胃粘膜にできるイボの総称です。胃底腺ポリープ、過形成性ポリープ、特殊型(炎症性、症候性、家族性)の3種類があり、多くが炎症のない胃底腺ポリープか、ピロリ菌感染が原因の過形成性ポリープです。
過形成性ポリープはピロリ菌感染が原因で起こる、炎症性のポリープです。ピロリ菌を除菌すると改善することが多いため、早急な診断と治療開始が必要です。がん化リスクがあるため、経過観察は必ず続けましょう。
胃ポリープの多くは自覚症状がなく、胃カメラで偶然見つかることがほとんどです。治療は消化器内科で行います。

「内視鏡検査(大腸内視鏡・胃カメラ)の前日の食事」についてよくある質問

ここまで内視鏡検査(大腸内視鏡・胃カメラ)の前日の食事について紹介しました。ここでは「内視鏡検査(大腸内視鏡・胃カメラ)の前日の食事」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

内視鏡検査前日にパンを食べてしまったら検査結果に影響しますか?

伊藤 陽子医師伊藤 陽子(医師)

パンの種類により影響度は変わります。具のないロールパンや、プレーンの食パンなら消化しやすいため、結果に影響しないでしょう。しかしクロワッサンやパイなど油が多いパン、菓子パン、総菜パンは消化し切れず、検査に悪影響が出ます。

内視鏡検査は3日前から食事に気をつけたほうがいいですか?

伊藤 陽子医師伊藤 陽子(医師)

3日前から食事に気を付けると、万全の態勢で検査が受けられます。消化能力は個人差があり、消化しにくい脂質や消化できない食物繊維がなかなか排出されないことがあります。少しでも検査の邪魔になる残留物を取り除くためには、3日前から「食物繊維、脂質を控える」生活は効果的です。特に前回の内視鏡検査で胃腸の残留物があった方は、3日前ルールを厳守して下さい。

大腸内視鏡や胃カメラ前日の食事の量は少ない方がいいですか?

伊藤 陽子医師伊藤 陽子(医師)

空腹に耐えられるなら、少ない量のほうがより効果的です。特に、食が細い方や胃もたれしやすい方は消化能力が低下しているので、前日の食事は少なめを意識しましょう。しかし半日以上絶食するので、過度に減らすのは良くありません。

内視鏡検査の前日は飲酒をしても大丈夫ですか?

伊藤 陽子医師伊藤 陽子(医師)

飲酒はできません。アルコールには腸の動きを促すはたらきがあり、検査中に胃腸から出血するリスクを上げてしまいます。大事故の原因になるので、前日、当日の飲酒は絶対に止めましょう。

編集部まとめ 内視鏡検査(大腸内視鏡・胃カメラ)の前日の食事は白米、うどんが最適!

内視鏡検査の前日は白米、うどんなど食物繊維と脂がない、精製された穀物が原料のものを選びましょう(パスタ除く)。
おかずには豆腐や魚肉の練り物、少量の脂身が少ない肉にして、野菜などは食べないと割り切ると、食事管理が簡単です。この2つさえクリアできれば問題ありません。
内視鏡検査では、胃腸の内容物がない状態で行う必要があります。もし内容物が残っていると、それが邪魔をして正しい診断ができません。命に係わる疾患を見逃すおそれがあるので、食事内容と食事時間は厳守しましょう。調理が難しい場合は、専用のレトルト食もあります。

「内視鏡検査(大腸内視鏡・胃カメラ)」で考えられる病気と特徴

「内視鏡検査(大腸内視鏡・胃カメラ)」から医師が考えられる病気は6個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

大腸内視鏡検査では大腸ポリープ、大腸がんなどを発見できます。胃カメラでは胃潰瘍、胃ポリープや胃がんの発見に繋がりますが、内視鏡検査では観察しにくいスキルス胃がんもあります。胃や腸の不調がある場合、いろいろな病気が考えられるため、まずは消化器内科へ行きましょう。

この記事の監修医師