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『顔のたるみ』はなぜ起こる? たるみやすい人の顔型や習慣、予防法を徹底解説

 公開日:2026/04/01
『顔のたるみ』はなぜ起こる? たるみやすい人の顔型や習慣、予防法を徹底解説

年齢を重ねるにつれ、フェイスラインのゆるみやほうれい線、口元のもたつきが気になり始める人は少なくありません。顔のたるみはなぜ起こるのか、顔型や日常習慣は関係しているのか、そして今からできる予防はあるのか――。今回は、顔のたるみの原因や対策について、あきこクリニック院長兼理事長の田中先生に聞きました。

※2026年3月取材。

田中 亜希子

監修医師
田中 亜希子(あきこクリニック)

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東京大学医学部医学科卒業後、同大学の附属病院の産婦人科に勤務。その後、大手美容外科の副院長、美容外科美容皮膚科部と診療部の部長を務める。2009年にあきこクリニックを開院し、院長兼理事長に就任。患者さんとの信頼関係を大切に、何でも話しやすい雰囲気を心掛けている。

顔のたるみはなぜ起こる? 構造から解説!

顔のたるみはなぜ起こる? 構造から解説!

編集部

顔のたるみは、どのような仕組みで起こるのですか?

田中 亜希子先生田中先生

要因は一つではありません。多くの場合、まずは加齢に伴って皮膚の弾力を保つコラーゲンやエラスチンが減少し、皮膚が薄くなることで起こります。また、頬の脂肪が下方へ移動し、支える靱帯(じんたい)や支持組織がゆるむため、重力の影響を受けやすくなります。さらに、表面の皮膚だけでなく土台となる骨も萎縮するなど、複数の立体的な変化が重なり合って「たるみ」として表れるのです。

編集部

ほうれい線のようなしわも、たるみと関係がありますか?

田中 亜希子先生田中先生

関係あります。乾燥による浅いしわとは異なり、加齢によるほうれい線は頬の脂肪の下垂やボリュームの偏りが主な要因です。鼻翼の骨が後ろに下がってくるなど、表面だけでなく内部構造の変化も背景にあるため、スキンケアのみでの改善は難しいケースが多いと考えられます。

編集部

やはり年齢と関係が深いのですね。

田中 亜希子先生田中先生

加齢に伴ってたるみは目立つようになりますが、急激なダイエットや紫外線、姿勢など、加齢以外の要因も大いに関係しています。近年は、30代前半でもフェイスラインのゆるみを自覚する人がいます。

編集部

急激なダイエットもたるみに影響するのですか?

田中 亜希子先生田中先生

短期間で体重が減少すると、脂肪のボリューム変化に皮膚が追いつかず、たるみが目立つこともあります。緩やかな減量を心掛けることが、顔の変化を最小限に抑える一つの方法です。

無意識の習慣が原因かも? 日常生活との関係

その習慣が原因かも? 日常生活との関係

編集部

人と比べてたるみやすい人はいるのでしょうか?

田中 亜希子先生田中先生

骨格や脂肪の分布によって「たるみやすい人」「たるみが目立ちやすい人」はいます。ある程度皮膚に厚みがあり、程よく脂肪が付いている人はたるみにくい傾向にあります。また、丸顔の人は脂肪量の影響を受けやすく、面長の人は頬のボリューム減少が目立ちやすいですね。ただし、顔型そのものよりも先ほど解説したように加齢に伴う変化や、生活習慣による影響が大きい場合もあります。

編集部

生活習慣も影響するのですか?

田中 亜希子先生田中先生

影響します。例えば、長時間うつむく姿勢や片側だけでかむ癖は、筋肉や脂肪のバランスに影響しますし、紫外線は皮膚の弾力低下を促進します。睡眠不足や栄養の偏りも肌の回復力に関係します。日々の生活習慣はとても大切です。

編集部

スマートフォンを見ていると、気付かないうちに長時間うつむいていることがあります。

田中 亜希子先生田中先生

長時間下を向く姿勢は、重力の方向に皮膚や脂肪が引かれやすい状態を作ります。適度に顔を上げ、首や肩の緊張をほぐすことも意識するとよいでしょう。たるみだけでなく、血流を良くする意味でも効果的です。

今からできる予防はある? セルフケアの限界

今からできる予防はある? セルフケアの限界

編集部

たるみは予防できますか?

田中 亜希子先生田中先生

完全に防ぐことは難しいものの、進行を緩やかにすることは可能と考えられます。予防するなら、まずは紫外線対策や保湿、規則正しい生活習慣、適度な運動習慣を意識することが基本です。就寝時は、あおむけで寝ることをおすすめします。かみ癖などの影響で、左右のたるみ差がある人も多いため、食事の際にかむ側など、左右の使い方も均等になるよう意識してみてください。早い段階からケアを始めることで、将来的な差につながる可能性があります。

編集部

たるみ予防のマッサージなどは効果があるのでしょうか?

田中 亜希子先生田中先生

過度な力で刺激を与えるマッサージは、皮膚が伸びる原因となり、かえって負担になることがあります。マッサージジェルを使って、こすらずに血流を良くする程度であれば問題ありませんが、自己流マッサージの日常的な実施はあまりおすすめできません。正しい方法を理解することが大切です。

編集部

スキンケアはどうでしょうか?

田中 亜希子先生田中先生

角質層の保湿を心掛けることで、たるみにくくなったり、たるみが目立ちにくくなったりする効果は期待できます。ただし、脂肪の下垂や支持構造の変化が関与している場合、スキンケアのみでは大きく改善できないケースが多いですね。根本からの改善を考えているのであれば、美容医療は有効な選択肢かと思います。

編集部

美容医療でたるみを改善できるのですか?

田中 亜希子先生田中先生

日常のケアでは変化が乏しく、見た目の印象に強い悩みがある場合は、一つの選択肢になることがあります。ただし、自費診療のため費用を事前に確認し、リスクや副作用についてもきちんと理解した上で開始しましょう。しっかりとしたカウンセリングをしてくれる医療機関に相談することをおすすめします。

編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

田中 亜希子先生田中先生

顔のたるみには、皮膚のゆるみだけでなく脂肪の下垂や骨の萎縮など、一般にはあまり知られていない加齢による変化が関わっています。そのため、テレビや雑誌などで紹介されているマッサージは、必ずしも適切とは限りません。自己流でさまざまな方法を試すよりも、まずは専門家に相談し、自分の状態に合った対策を知ることが大切です。自宅でできるケアにも一定の役割はありますが、限界があることを理解しておきましょう。その上で、必要に応じて医療の選択肢を検討してもらえばと思います。

編集部まとめ

顔のたるみは、皮膚だけでなく脂肪や支持構造の変化が関与する複合的な現象です。顔型や生活習慣によって表れ方に違いがあり、紫外線対策や姿勢の見直しなど、日常でできることもあります。正しい知識を持ち、必要に応じて専門家に相談する姿勢が大切です。

医院情報

あきこクリニック
所在地 東京都世田谷区玉川3-6-1 第6明友ビル5F
診療科目 美容外科、美容皮膚科
診療時間 午前: 火~土祝 10:00~19:00(完全予約制/保険適用外)
休診日 月・日

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