糖尿病予防レシピ:重ね煮ポタージュ
しめじやさつまいもは食物繊維を豊富に含んでいるため、血糖値の上昇を緩やかにし、糖尿病予防効果が期待できます。今回は、冷蔵庫の残り野菜を上手に活用できる重ね煮にして、メラノイジンと呼ばれる血糖値の上昇を抑える働きがある味噌で味付けをするスープをご紹介します。レシピでは水を使用していますが、より糖尿病予防効果を期待する場合、血糖値を下げる効果が期待できるイソフラボンが豊富に含まれている豆乳を使用するのもおすすめです。
監修管理栄養士:
亀崎 智子(管理栄養士)
【材料】
【4人分】
・しめじ:1パック
・さつまいも:1本
・玉ねぎ:1玉
・人参:1本
・塩:小さじ1・1/2
・水:1/2~1カップ
・味噌:大さじ1
作り方
① しめじは石づきを落として、バラバラにほぐしておく。さつまいもと人参は洗ったら、いちょう切りにする。玉ねぎは皮をむいて、薄切りにする。
※しめじ(きのこ類)は食物線維を豊富に含むため、血糖値が緩やかに上昇するための手助けが期待できます
② 鍋の底全体に広がるように、塩小さじ1/2をふりかける。その後、下からしめじ→さつまいも→玉ねぎ→人参の順に全体にまんべんなく広げながら重ねていく。最後に小さじ1の塩を全体に広がるようにふりかける。
③ 蓋をして、弱火にかける。人参の甘い香りがしてきたら、湯気が逃げないように少しだけ蓋を開けて人参を味見する。甘くなるまでこれを繰り返す(約15~20分)。
④ 人参が甘くなったら、箸かしゃもじで鍋底からしっかりとかき混ぜる。粗熱がとれるまで冷ます。
⑤ 冷めたら④に水と味噌を加えて、ブレンダーで滑らかになるまで攪拌する。水の量はお好みの滑らかさになるように調整する。塩で味を整えて器に盛り付けたらできあがり。
※味噌に含まれるメラノイジンという成分が、糖の吸収を抑えることで、血糖値の上昇を抑えることが期待できます
監修管理栄養士からのコメント:
亀崎 智子さん(管理栄養士)
しめじはほかのきのこ類に、さつまいもはじゃがいもや里芋、かぼちゃなどに、人参は、ごぼうやれんこんなど、お好みの野菜に代えてもらっても大丈夫です。水では味が物足りない場合、豆乳や牛乳に置き換えるのもおすすめです。豆乳はイソフラボンが豊富に含まれているため、コレステロールや血糖値を下げる働きが期待できます。