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豊胸手術の種類と施術の選び方を美容外科医が解説 自分に合うおすすめのバストアップ方法は?

 更新日:2023/07/19
豊胸手術の種類と施術の選び方を美容外科医が解説 自分に合うおすすめのバストアップ方法は?

豊胸手術にはいくつかの種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。どの方法が自分に合うのかを知ることは、豊胸手術を検討するうえで欠かせない要素です。今回は、豊胸手術の種類と選び方について、「ジョウクリニック」の重本先生にお話を伺いました。

重本 譲

監修医師
重本 譲(ジョウクリニック)

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徳島大学医学部卒業。その後、大手美容外科専門クリニック院長などを務める。2003年、東京都中央区に「ジョウクリニック」を開院(現在、全国5院開設)。あらゆる美容ニーズに応えられるよう、常に美容情報をアップデートし、一人ひとりの要望に応えられるクリニックを目指している。日本美容外科学会(JSAS)、日本美容外科医師会の各会員。

豊胸手術にはどんな種類がある? ヒアルロン酸・脂肪注入など、それぞれの特徴を医師が解説

豊胸手術にはどんな種類がある? ヒアルロン酸・脂肪注入など、それぞれの特徴を医師が解説

編集部編集部

豊胸手術には、どんな種類がありますか?

重本 譲先生重本先生

豊胸手術は大きく分けて「シリコンバッグ豊胸」「脂肪注入豊胸」「ヒアルロン酸豊胸」の3種類があり、それぞれに特徴があります。

編集部編集部

では、まずはシリコンバッグ豊胸について教えてください。

重本 譲先生重本先生

シリコンバッグでの豊胸は、一度で大きくサイズアップができる、効果が長持ちするというメリットがあります。痩せ型でほかの部位から脂肪を取ることができない人、大幅かつ長期的にサイズアップさせたい人にシリコンバッグ豊胸はおすすめです。

編集部編集部

脂肪注入による豊胸についてはどうですか?

重本 譲先生重本先生

余分なところの脂肪を採取して、バストに注入する方法です。異物を体内に入れたくない人におすすめの方法ですね。さらに、脂肪を取る部分の部分やせも兼ねられます。

編集部編集部

ヒアルロン酸豊胸についても教えてください。

重本 譲先生重本先生

体内に吸収されにくいヒアルロン酸を注入してバストアップを図る方法です。まずはお試しで豊胸をやってみたいという人や、急いでバストをボリュームアップしたい人にヒアルロン酸豊胸は好まれます。

バストアップ施術前に知っておきたい豊胸手術のリスクや注意点など 仕上がりは自然?

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編集部編集部

豊胸手術後、効果はすぐにわかるのですか?

重本 譲先生重本先生

どの施術も効果はすぐにわかります。ただし施術によっては、施術直後に腫れなどでバストサイズがより大きく感じられる場合もあります。また、ダウンタイムの長さも施術によって異なるので、事前にしっかりと説明を聞いておくことが大事です。

編集部編集部

妊娠や出産、授乳に影響がないか心配です。

重本 譲先生重本先生

妊娠や出産はもちろん、授乳にも影響はありません。豊胸術は授乳に影響する乳腺・乳管ではなく、その奥にボリュームを出すことでバストを大きくしますので、心配はいりません。

編集部編集部

乳がん検診などは受けられるのですか?

重本 譲先生重本先生

検診の内容にもよりますが、一般的には豊胸手術をおこなっても、乳がん検診やレントゲン検査は問題なく受けられます。ただし、マンモグラフィなどはそれぞれの医療機関や医師によって判断が異なるので、検診を受ける際には豊胸手術を受けたことを事前申告し、問題ないかの確認を取っていただくことをおすすめします。

編集部編集部

手術の傷跡は残るのでしょうか?

重本 譲先生重本先生

シリコンバッグ豊胸の場合は、皮膚を切開するため傷ができますが、ワキの下のシワに沿って切開しますので、時間の経過とともに目立たなくなります。脂肪注入豊胸とヒアルロン酸豊胸については、針を使って注入するので1週間ほどで傷跡が目立たなくなりますし、残ることもほとんどありません。

豊胸手術で後悔しないために 知っておきたい自分に合うおすすめの豊胸手術の選び方のポイント

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編集部編集部

豊胸手術は、どのように選んだらいいのですか?

重本 譲先生重本先生

まずは「ご自身がどうなりたいのか」「何が嫌なのか」を、医師にしっかり伝えてください。患者さんの理想によって、施術の決め方は変わってきます。例えば、異物を入れたくない人は脂肪注入豊胸がいいと思いますし、まずはお試し感覚で受けたいなら溶けてなくなるヒアルロン酸の注入、脂肪が少ない人や1回で確実にサイズアップしたい人はシリコンバッグ豊胸がおすすめといったように、決める基準は様々です。また、施術後のダウンタイムや費用などの希望もきちんと伝えて、カウンセリングを受けながら方針を決めていくといいでしょう。

編集部編集部

術後に違和感を覚えたり、しこりのようなものを感じたりしたら、どうすればいいでしょうか?

重本 譲先生重本先生

豊胸手術後、体質などによっては術後6カ月までダウンタイムとして、一時的なしこりや違和感などが出る場合もあります。基本的には大きな問題はありませんが、不安でしたら施術を受けた医療機関に相談しましょう。術後の不安を取り除くためにも、アフターフォローがしっかりしている医療機関や経験豊富な医師を選んでいただきたいと思います。もちろん、悩みが解消できなければ、ほかのクリニックに相談するのも選択肢になるでしょう。

編集部編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

重本 譲先生重本先生

豊胸手術にはいくつか方法がありますが、全ての人にとって「◯◯が一番いい」ということはありません。一人ひとりに豊胸する目的や生活している環境がありますので、自分にあった方法を選ぶことが大切です。ご自身で選べなくても、医師側が個別に希望を聞いたうえで施術方法を提案してくれるはずなので、希望を包み隠さずにしっかりと伝えていただけたらと思います。そのために大事なことは、医師と患者側の信頼関係です。また、施術するクリニックを選ぶ際も、「実績は確かなのか」「アフターフォローはしっかりしているか」などを確認しておきましょう。

編集部まとめ

今回は、バストアップの方法や選び方などについて解説していただきました。豊胸の方法は大きく分けて3つあり、それぞれのメリットやデメリットがあるとのことでした。大事なのは、医師にきちんと目的や希望を伝えることです。そのためにも信頼できるクリニックを選んで、ご自身が納得したうえで豊胸手術を受けていただきたいと思います。

医院情報

ジョウクリニック

ジョウクリニック
所在地 〒104-0061 東京都中央区銀座8-11-3 銀座露木ビル7F・8F
アクセス JR・東京メトロ「新橋駅」 徒歩5分
東京メトロ「銀座駅」 徒歩5分
東京メトロ「東銀座駅」 徒歩6分
診療科目 美容整形外科

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