【糖尿病体験】夜勤続きで乱れた食生活を後悔 「自分は大丈夫」は禁物(2/2ページ)

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予防の大切さを実感

編集部
もし昔の自分に声をかけられたら、どんな助言をしますか?
藤丘さん
仕事柄夜勤も多かったので「食事や生活習慣を規則正しくすること。夜中に重めの食事をしないようにすること」です。夜中の食事は、身体にとても悪いと思います。糖質を夜中に沢山取ることは血糖を上昇させる原因にもなります。仕事が夜勤だからとは言え、もっと考えるべきだったと後悔しています。
編集部
「自分は糖尿病にならないと思っている人」に一言お願いします。
藤丘さん
糖尿病はある程度歳を取った人が患う病気だと考えている人が多いかもしれません。ですが、ジャンクフードやお菓子を沢山日常的に摂取している人は、生活習慣病のリスクが増加していると思います。自分もそうでしたが、最近は太っている人が若い方にも多く、食べ物も特に気を使うことなく食べたいものを食べている感じがします。もっと食べているものを意識して、栄養・成分なども日頃から考えながら食べることを推奨します。糖尿病は予防出来る病気です。ありきたりですが、若い頃から健康に気をつけて食事や運動を行ってほしいと思います。
編集部
医療従事者に望むことはありますか?
藤丘さん
仕方ないことと受け止めている部分もありますが、病院を受診すると、予約時間があってないもののように感じます。待たないようにするための予約制度だと思うので、もう少し改善してもらえると助かります。
編集部
最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。
藤丘さん
糖尿病の怖いところは、自覚症状があまりなく発覚するところと合併症です。失明や人工透析をしなければ生活していけないような腎機能の悪化、足の切断にも繋がりかねません。心臓や脳の病気にもなりやすいため、やはりできる限り若い時期から予防に取り組んだほうがいいと思います。自分は病気にかからないから大丈夫という安易な考えは捨てるべきです。
編集部まとめ
糖尿病を罹患した人たちは、継続的な食事に制限が必要であり、個人差はあれど生活の変化を求められます。今後の生活の質を落とさないためには、やはり予防の意識が重要になりそうです。糖尿病に限らず、病気には気をつけて生活していきたいものです。