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膝の痛みの治療とは?原因からPRP療法までスポーツ整形の医師がわかりやすく解説

 公開日:2026/03/27
膝の痛みの治療とは?原因からPRP療法までスポーツ整形の医師がわかりやすく解説

膝の痛みは、日常生活のさまざまな場面で多くの方を悩ませる症状のひとつでしょう。階段の上り下りや歩行時に感じる違和感、スポーツ中に生じる鋭い痛みなど、その現れ方は人によって異なります。膝に不調を感じながらも「年齢のせいだろう」「そのうち治るだろう」と放置してしまう方も少なくありませんが、適切な診断と治療を受けることで症状の改善や日常生活の質の向上が期待できます。
本記事では、膝の痛みの原因から治療の選択肢まで、スポーツ整形外科の視点でわかりやすく解説します。

中谷 創

監修医師
中谷 創(つくる整形外科祐天寺駅前スポーツクリニック)

プロフィールをもっと見る
2005年4月 防衛医科大学校病院 自衛隊中央病院 初期研修医
2007年6月 自衛隊中央病院 整形外科、習志野駐屯地医務室
2009年8月 防衛医科大学校病院 整形外科、埼玉社会保険病院 整形外科
2012年10月 防衛医科大学校 医学研究科(大学院)
2016年10月 自衛隊札幌病院 整形外科部長
2018年8月 自衛隊中央病院 整形外科医長、自衛隊体育学校 医官
2022年12月 つくる整形外科 開院

膝関節の仕組みと膝の痛みが起こる理由

膝関節の仕組みと膝の痛みが起こる理由
膝の痛みを正しく理解するためには、まず膝関節がどのような構造をしているのかを知りましょう。膝は身体のなかでも複雑な構造を持つ関節のひとつであり、さまざまな要因によって痛みが生じます。

膝関節の構造

膝関節は、大腿骨(太ももの骨)、脛骨(すねの骨)、膝蓋骨(膝のお皿)の3つの骨によって構成される、人体のなかでも大きな関節の一つです。骨同士が直接こすれないよう、関節の表面は軟骨で覆われており、動作時の衝撃を和らげるクッションの役割を担っています。
また、関節を安定させるために、内側側副靭帯や外側側副靭帯、前十字靭帯、後十字靭帯など複数の靭帯が周囲を支えており、大腿骨と脛骨の間の半月板と呼ばれる軟骨組織が荷重を分散し、関節への負担を軽減する働きをしています。

膝に痛みが起こる主な原因

膝の痛みはさまざまな要因によって生じます。加齢によって軟骨がすり減ることで起こる変形性膝関節症は代表的な原因の一つで、中高年の方に多くみられます。
一方、スポーツや転倒などによる外傷も膝の痛みの要因です。膝蓋腱炎(ジャンパー膝)や靭帯損傷、半月板損傷などは、運動習慣のある方に多くみられる傾向があります。また、関節内の炎症や筋力低下、姿勢の乱れなどが重なり合うことで痛みが生じることもあるため、原因を総合的に評価することが重要です。

膝関節は日常生活で負担がかかりやすい関節

膝関節は、立つ、歩く、階段を上る、椅子から立ち上がるといった日常動作のほとんどに関与しています。そのため体重の数倍ともいわれる負荷が繰り返しかかりやすく、関節や周囲の組織にダメージが蓄積しやすい特徴があります。
特に体重の増加や筋力の低下がある場合は、膝への負担がさらに大きくなり、痛みが出やすくなるため、違和感や軽い痛みの段階で適切に対処することが、症状の進行を防ぐうえで大切なのです。

階段の上り下りや歩行時に起こる膝の痛み

階段の上り下りや歩行時に起こる膝の痛み
膝の痛みが日常生活のどのような場面で現れるかを把握することは、その原因を探るうえで大切な手がかりになります。症状が現れるタイミングや状況によって、考えられる疾患も異なります。

階段の上り下りで感じる膝の痛み

階段を上るときや下りるときに膝の痛みを感じるという訴えは整形外科の診療でよくみられ、特に下りる動作では膝関節にかかる負荷が大きくなるため、膝蓋骨(膝の皿)の周囲や関節の内側・外側に痛みが出やすくなります。
こうした症状の背景には、変形性膝関節症や膝蓋大腿関節症などが関係しているケースが少なくありません。階段動作は平地歩行より膝への負担が増すため、軟骨のすり減りや関節内の炎症がある場合には痛みとして自覚しやすくなります。繰り返し症状が出る場合は、年齢に関係なく医療機関で原因を確認することが重要です。

歩行や立ち上がりでの膝の違和感

朝起きて歩き始めたときや、長時間座った後に立ち上がる際、膝にこわばりや違和感を覚えることがあります。最初の数歩に痛みが出て、動いているうちに軽くなる場合は、変形性膝関節症の初期症状が疑われます。
また、歩行中に膝が不安定になり、力が抜けるような感覚があるときは、靭帯や半月板の障害が関与している可能性も考えられます。このような変化は徐々に進行することもあるため、症状の悪化を防ぐためにも「少し気になる程度」と感じる段階で受診することが大切です。

スポーツによる膝の痛み

スポーツ活動では膝関節に繰り返し強い負荷がかかるため、さまざまな障害が生じる可能性があります。ランニングやジャンプ動作が多い競技では、膝蓋腱に炎症が起こる膝蓋腱炎(ジャンパー膝)がみられることがあります。さらに、急な方向転換や接触プレーの多い競技では、前十字靭帯損傷や半月板損傷といった外傷が起こることもあるでしょう。
スポーツによる膝の痛みは、早期に適切な評価と治療を受けることで競技への復帰や再発予防につながります。

スポーツ整形の視点から考える膝の痛みの治療

スポーツ整形の視点から考える膝の痛みの治療
膝の痛みの治療は、症状の種類や原因、患者さんの年齢、活動レベルによって異なります。スポーツ整形外科では、単に痛みを取り除くだけでなく、根本的な原因にアプローチしながら生活やスポーツへの復帰を見据えた治療方針が立てられます。

膝の状態に合わせた診断と治療方針

スポーツ整形外科では、問診や身体診察に加え、レントゲンや超音波検査などの画像検査を組み合わせながら膝の状態を総合的に評価します。関節の変形の程度や炎症の有無だけでなく、筋力や柔軟性、動作時のバランスなども重要な判断材料となります。
同じ膝の痛みであっても、成長期のスポーツを行う方と中高年の方では原因や必要な治療が異なることが少なくないので、こうした情報をもとに、患者さん一人ひとりの生活背景や活動レベルに合わせた治療方針を個別に検討する視点が欠かせません。

保存療法による治療

膝の痛みは、一般的にはまず保存療法によって改善を目指します。具体的には、消炎鎮痛薬の内服や外用薬による薬物療法、温熱療法電気療法などの物理療法、ヒアルロン酸などの関節内注射などが選択されるでしょう。
さらに、運動器リハビリテーションも重要な役割を担います。膝周囲の筋力を高めたり柔軟性を向上させたりすることで関節への負担が軽減され、痛みの緩和や再発予防につながる可能性があります。
症状の程度や生活スタイルに応じて、無理のない範囲で治療を進めていくことが大切です。

スポーツ経験のある医師による診療の強み

スポーツ選手や運動習慣のある方にとっては、単に痛みを抑えるだけでなく、パフォーマンスを維持しながら安全に復帰することが重要です。スポーツ経験のある医師による診療では、競技特性や身体の使い方を理解した医師が、競技レベルや目標に合わせて治療やリハビリの内容を調整します。
また、気持ちに寄り添いながら再発予防や身体機能の向上まで視野に入れたサポートが受けられる点も、スポーツ経験のある医師による診療ならではの強みです。

PRP療法など膝の痛みに対する新しい治療の選択肢

PRP療法など膝の痛みに対する新しい治療の選択肢
保存療法での改善が思わしくない場合や、手術を避けたいと考える方にとって、再生医療の一種であるPRP療法は治療法の選択肢の一つです。ここからは、PRP療法の概要と膝の痛みへの可能性について解説します。

PRP療法とは

PRP(Platelet-Rich Plasma)は、“多血小板血漿(たけっしょうばんけっしょう)”と呼ばれる再生医療の一つです。
患者さん自身の血液を採取し、遠心分離によって血小板を高濃度に抽出した成分を患部に注射することで、組織の修復や再生を促す作用が期待できます。血小板には多くの成長因子が含まれており、自然治癒力を高める働きがあると考えられており、身体への負担を抑えながら治療を検討したい方にとって、新しい選択肢となり得るでしょう。

慢性的な膝の痛みに対する治療の可能性

変形性膝関節症や腱、靭帯の慢性的な損傷など、長く続く膝の痛みに対して、傷ついた組織の修復を後押しすることで痛みの軽減や機能改善を目指すためにPRP療法が検討されることがあります。また、手術を回避したい場合の選択肢として考えられることもあり、スポーツ復帰を目指す方のサポートとして用いられるケースもあります。
ただし、効果の現れ方には個人差があり、すべての方に同じ結果が期待できるわけではありません。また、PRP療法は再生医療に該当するため、認可を受けた医療機関で適切な説明を受けたうえで検討することが大切です。

痛みを我慢せず医療機関へ相談することが大切

膝の痛みを感じながらも、「もう少し様子を見よう」と受診を先延ばしにしてしまっていませんか?症状の悪化を防ぐためには早い段階で原因を明らかにし、適切な対応を行うことがポイントです。痛みが長引いたり、日常生活やスポーツに支障が出てきたりした場合には、整形外科やスポーツ整形外科への相談を検討するとよいでしょう。
専門の医師による診断を受けることで、自分に合った治療方法を知ることができ、回復に向けた一歩を踏み出しやすくなります。

膝の痛みはつくる整形外科 祐天寺駅前スポーツクリニックにご相談を

膝の痛みはつくる整形外科 祐天寺駅前スポーツクリニックにご相談を
膝の痛みには、原因や症状の程度に応じてさまざまな治療の選択肢があります。
東京都目黒区 祐天寺駅前に位置するつくる整形外科 祐天寺駅前スポーツクリニックは、スポーツ整形外科を専門とする医師が、膝の痛みをはじめとする運動器の疾患に向き合って診療されているクリニックです。ここからは、つくる整形外科 祐天寺駅前スポーツクリニックの特長を紹介します。

スポーツ整形で研鑽を積んだ医師による専門的な診療

つくる整形外科 祐天寺駅前スポーツクリニックの院長は、整形外科やスポーツ整形外科医として長年の診療経験を持つ医師です。国内外の競技チームのチームドクターを務めるなど、競技現場でのサポートにも携わってこられました。日本整形外科学会 整形外科専門医・認定スポーツ医・認定運動器リハビリテーション医などさまざまな資格をお持ちで、整形外科とスポーツ医学の両面から患者さんの膝の痛みに向き合って診療されています。
子どもからアスリートまで年齢や競技レベルを問わず、患者さん一人ひとりの生活背景や目標を丁寧に把握したうえで治療方針を提案する姿勢を大切にし、患者さんの状態に合った治療計画を提案するよう心がけているそうです。

PRP療法など幅広い治療の選択肢

PRP療法など幅広い治療の選択肢
つくる整形外科 祐天寺駅前スポーツクリニックは、一般的な整形外科診療やリハビリテーションに加えて、再生医療であるPRP療法にも対応されています。
変形性膝関節症や膝蓋腱炎、靭帯損傷、半月板損傷など、幅広い膝の疾患に対してPRP療法の適応を検討し、より多くの方に治療の機会を届けることで、痛みの改善やスポーツへの早期復帰をサポートしているそうです。治療は約30分程度で完了し、日帰り(※)での処置が可能なため、日常生活への影響を抑えることができるといいます。
超音波を用いた診断や治療にも対応し、治療部位を画像で確認しながら注射を行うことで、より精度の高い処置を心がけているそうです。個別リハビリテーションやトレーニング、アスレチックリハビリテーション(自由診療)も用意されているので、治療後の身体づくりや競技復帰に向けたサポートも受けられるでしょう。

(※)術前検査・術後の経過観察が必要です

祐天寺駅近くで通いやすいスポーツクリニック

つくる整形外科 祐天寺駅前スポーツクリニックは、東急東横線 祐天寺駅東口2からすぐの祐天寺駅前ビル3階に位置しています。スポーツ障害や慢性的な膝の痛みの治療では、定期的な診察やリハビリテーションが必要になることも多く、無理なく通い続けられる立地環境は重要なポイントといえるでしょう。
診療では一人ひとり異なる膝の痛みの原因を探るため、丁寧な問診や身体診察を通して状態を把握し、それぞれに適した治療方針を検討することを大切にしているそうです。保存療法で改善がみられなかった方や、スポーツへの早期復帰を目指している方に対しても、専門的な視点から幅広い選択肢を提示できる体制を整えられています。
痛みを抱えながら「どこに相談すればよいかわからない」と悩んでいる方にとって、通いやすく相談しやすい環境があることは安心感につながります。膝の痛みに悩んでいる方は、膝の状態を総合的に評価しながら、患者さんとともに治療の方向性を考えることを重視されている、つくる整形外科 祐天寺駅前スポーツクリニックに相談してみてはいかがでしょうか?

つくる整形外科 祐天寺駅前スポーツクリニックの基本情報

アクセス・住所・診療時間

東急東横線 祐天寺駅より徒歩1分

東京都目黒区祐天寺2-14-20 祐天寺駅前ビル3階

診療時間
9:00〜13:00 ⚫︎ ⚫︎ ⚫︎ ⚫︎
15:00〜19:00 ⚫︎ ⚫︎ ⚫︎ ⚫︎

★:9:00〜15:00
※最終受付:診療終了時間の30分前まで

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