訪問診療を受けるクリニックの選び方とチェックポイント|訪問診療のメリットも解説!

高齢者の増加に伴い、高齢夫婦や一人暮らしの方が増えています。加齢や健康上の問題で、病院の受診が難しくなった際に利用されるのが訪問診療です。
訪問診療は、医師が定期的に患者さんの生活の場まで足を運んで診療を行う医療サービスで、患者さんは自宅で医療を継続的に受けられます。
今回の記事では、訪問診療についてや対象になる方、訪問診療を受けるクリニックの選び方などを紹介します。

監修医師:
頴川 博芸(浅草橋西口クリニックMo)
2016年 順天堂大学医学部附属静岡病院 臨床研修医室
2017年 順天堂大学大学院医学研究科医学専攻(博士課程) 入学
2018年 順天堂大学医学部附属順天堂医院 消化器・低侵襲外科
2021年 順天堂大学大学院医学研究科医学専攻(博士課程) 修了
2021年 越谷市立病院 外科
2022年 順天堂大学医学部附属練馬病院 総合外科・消化器外科
2023年 順天堂大学医学部附属順天堂医院 食道・胃外科
2024年 浅草橋西口クリニックMo院長就任
目次 -INDEX-
訪問診療とは

通院が難しい場合に、自宅で受けられる医療の一つが訪問診療です。
訪問診療では、どのような診療が行われているのか、詳しく見ていきましょう。
自宅や施設で診療や検査などを受けられる
訪問診療は、患者さんが生活している場所に医師が来て、計画的に治療や看護、健康管理を行うものです。
患者さんは自宅や施設で診療や検査などを受けられます。具体的には、診察から採血や検尿などの検査、点滴や投薬などの治療、心電図、予防接種、床ずれの処置などの医療サービスを受けられます。
決められた日程で定期的に診療が行われる
訪問診療は、1週間に1回や2週間に1回など、患者さんの同意のもと定期的に行われます。
医師が患者さんの体調を定期的に診察するため、家族でも気付きにくい体調の変化や異変などにも気付きやすいでしょう。定期的な診療により、治療や服薬の継続が可能になるのも訪問診療の特徴です。
往診との違い
往診と訪問診療の違いは、診察の頻度が定期的かどうかです。往診は、患者さんの状態や求めに応じて、診療を行います。訪問診療は、定期的に医師が出向いてくれるのが特徴です。例えば、訪問診療を受けている方の体調が急に悪化して医師が診療した場合、これは往診になります。
訪問診療の対象になる方

訪問診療は、誰でも受けられるわけではなく、一定の条件を満たす必要があります。生活の中で医療的な支援が必要な状況は人それぞれですが、訪問診療は、特に日常的な通院が難しい方を支えるための医療サービスです。
ここでは、訪問診療の対象となる具体的なケースについて紹介します。
寝たきりの方
「寝たきり」には、明確な定義はありません。厚生労働省の障害高齢者の日常生活自立度では、寝たきりとされるグループは2つに分けられます。1つは1日中ベッドで過ごし、排泄や食事、着替えなどに介助が必要な方です。もう1つが排泄や食事、着替えのいずれかで部分的な援助が必要で、1日の多くの時間をベッド上で生活される方です。寝たきりとされる方にも、完全に動けない方だけではなく、部分的な援助が必要な方も含まれます。
加齢や病気で通院が困難な方
加齢や病気で通院が困難な方も、訪問診療の対象になります。加齢や病気の影響で身体機能の衰えや機能不全が生じた場合、通院が困難になる方も少なくありません。
2019年時点では、訪問診療を受ける患者さんの約9割が75歳以上の方とのデータが出ています。また、2014年に行われた訪問診療を行っている理由を調べた調査では、身体機能の低下により通院が困難と答えた方々が全体の55%を占めました。
退院後のケアが必要な方
胃瘻や尿道カテーテルの交換や管理、痰を自力で出せない方への喀痰吸引など、退院後も継続的なケアが必要な方も対象となります。これらのケアは医療行為にあたり、退院後もケアが必要なため、訪問診療の対象になります。
高齢の夫婦世帯や一人暮らしの方
訪問診療の対象には、高齢の夫婦世帯や一人暮らしの方も含まれます。2021年に行われた65歳以上の方がいる世帯数を調べた調査では、夫婦のみの世帯と一人暮らしの世帯が、それぞれ3割ずつ占めていました。男女とも65歳以上で一人暮らしの方が増えている傾向にあります。2022年の日本人の平均寿命は男性で81.05歳、女性で87.09歳です。しかし、この年齢まで健康で日常生活を送れるわけではなく、何らかの健康上の問題により徐々に身体の機能が低下していくでしょう。健康上の理由で日常生活が制限されずに送れる期間とされる健康寿命は、男性で72.57歳、女性で75.45歳です。平均寿命と健康寿命の差が健康でない期間ともされ、患者さんの状態によってはこの期間に訪問診療が必要になるかもしれません。
終末期医療が必要な方
終末期医療とは、患者さんに回復が見込めない状態で行われる医療です。受ける医療行為の選択は、ご本人の意識があればご本人の意思が尊重されます。しかし、終末期ではご本人の意識がない場合や意識があっても判断ができない状態である場合が少なくないため、ご家族の方に医療行為の選択が求められるでしょう。
訪問診療のメリット・デメリット

実際に訪問診療を利用するとなると、事前に知っておきたいこともいくつかあります。
ここでは、訪問診療のメリット・デメリットについて、具体的に見ていきましょう。
メリット:療養環境を選べる
訪問診療のメリットは、療養環境を選べることです。訪問診療は医師が自宅や施設まで来てくれるため、患者さんが生活したい場所で診療が受けられます。通院の不安やストレスなどがなく、家族やスタッフが近くにいる状態で診療が行われるため、患者さんは落ち着いて受けられるでしょう。
メリット:通院による患者さんやご家族の負担を軽減できる
訪問診療は、通院による患者さんやご家族の負担を軽減できるでしょう。
病気や身体機能が低下した状態では、通院するだけでも大きな負担となります。しかし、訪問診療であれば自宅や施設に医師が来てくれるため、通院の負担はかかりません。
また、通院する場合、ご家族にも負担がかかることがあります。病院に行くために着替えを手伝い、付き添う必要があります。その日は、仕事を休まなければいけなくなるかもしれません。
通院による患者さんやご家族にかかる可能性がある負担を軽減してくれるのが、訪問診療です。
メリット:緊急時には決められた診療日以外にも対応してもらえる
急な体調の悪化は、誰にでも起こり得ます。訪問診療の場合、緊急時には決められた診療日以外にも対応してくれます。
ただし、医療機関によって対応可能な時間帯は変わるため、訪問診療を受ける際に確認しておきましょう。なかには、緊急時用の電話番号を患者さんに共有して、24時間体制で対応している医療機関もあります。
デメリット:行える診療が限られている
自宅や施設で診療を行うため、対応可能な診療に制限があります。
訪問診療で行える医療行為は点滴や薬の治療、床ずれの処置や酸素療法、尿道カテーテルの管理などです。行える検査は心電図や尿検査、血液検査やエコー検査など、限られています。また、病院のように設備や機器が整っているわけではないため、CTやMRIなどを要する画像検査や手術は行えません。
患者さんの病気の状態によっては、画像検査や手術が必要になる場合があります。精密検査や手術を患者さんが希望されれば、連携している病院で対応してもらうことになります。
デメリット:ご家族の介護が必要となる
訪問診療を受けるには、ご家族の協力が必要になるでしょう。自宅で介護を行う場合、食事や排泄など、患者さんが一人では行えない行為に介助が必要になります。
ほかにも、生活面でのサポートや医療的なケアなど、ご家族の介護や看護が必要です。
訪問診療を受けるクリニックの選び方とチェックポイント

訪問診療を検討する際、多くの方が悩むのがどのような医療機関に依頼すればよいのかという点でしょう。継続的な医療をお願いすることになるからこそ、信頼できる医療機関を選びたいものです。
訪問診療を受けるクリニックの選び方とチェックポイントについて、わかりやすくご紹介します。
対象のエリアをチェック
訪問診療の対象のエリアは、医療機関や事業所から半径16km以内です。これを超えると保険適用外となり、診療費は自己負担になります。ただし、例外を設けており、以下のような場合には保険適用で訪問診療が受けられます。
- 患者さんの生活場所から半径16km以内に、患者さんが求める診療に専門的に対応できる保険医療機関が存在しない場合
- 患者さんが求める診療に対応できる医療機関が存在していても、その医療機関が往診や訪問診療を行っていない場合
- 積雪により車での往診に通常以上に時間がかかる、道路状況が悪く徒歩で行かなければならず時間がかかるなどの特殊な事情
訪問診療を受けたいと考えている医療機関がある場合は、一度その医療機関やケアマネジャーに相談してみると、対象のエリアの医療機関が確認できるでしょう。
幅広い診察に対応しているかチェック
患者さんの状態や症状によって、必要なケアが異なります。そのため、医療機関を選ぶ際には、診察内容をチェックすることが大切です。
患者さんの基礎疾患はさまざまで、循環器疾患や認知症、脳血管疾患など、対応する医師もこれらの分野の知識や対処法が必要になります。また、病気や機能低下により、生じる問題は時間の経過とともに変化していきます。もともとは、介助があれば車いすに乗れていた方もベッド上だけでの生活になるかもしれません。それに伴い必要になる医療行為や知識も変わってきます。
訪問診療を依頼する際は、その医療機関がどのような診察に対応しているかチェックしておきましょう。
緊急時に24時間365日対応してくれるかチェック
緊急時にどのような対応をしているのかも、訪問診療を受ける医療機関選びには重要です。
体調の悪化や不調は、突然発生することがあります。緊急時に24時間365日対応してくれる医療機関であれば、何か問題が生じた際にも気兼ねなく対応をお願いできるでしょう。医療機関によって緊急時の対応は異なるため、事前に確認しておくようにしましょう。
訪問診療は浅草橋西口クリニックMoにご相談を

訪問診療を行っている医療機関を探している方は、東京都台東区の浅草橋西口クリニックMoに相談してみてはいかがでしょうか。
訪問診療において質の高い医療サービスを提供しているクリニックです。
土曜日も診察を行っており、緊急時は24時間365日対応が可能です。以下で、浅草橋西口クリニックMoの特徴を紹介します。
幅広いニーズに対応できる訪問診療
浅草橋西口クリニックMoでは、一般的な健康問題から慢性疾患、急性の症状まで、幅広い診察に対応しています。がんや神経疾患、呼吸器疾患、心血管疾患、消化器疾患、腎泌尿器疾患、皮膚疾患などに対し、酸素療法や人工呼吸器管理、胃ろう、尿道カテーテル管理などの処置対応をしているそうです。経験豊富な医師と専門的な医療機器で、さまざまな病状に対応可能だといいます。
浅草橋西口クリニックMoは、患者さんの健康を考えたうえで、さまざまな状況にも柔軟に対応してくれるでしょう。
患者さん一人ひとりに適した医療を提供

浅草橋西口クリニックMoの院長は、消化器外科を専門とする医師として上部消化管や胆嚢、虫垂の疾患、鼠径ヘルニアの治療に携わり、病院で訪問診療や産業医などの研鑽を積まれました。患者さんを総合的に診たいとの考えから、浅草橋西口クリニックMoを開業されたそうです。
日本専門医機構認定 外科専門医の資格をお持ちで、そのほかにも多くの学会に所属しており、幅広い専門的な知識を有しています。
これまで培われた経験と知識をもとに、患者さん一人ひとりの身体状態や要望に応じた医療を提供することで、患者さんが笑顔で過ごせるよう努められています。
思いついたときに気軽に立ち寄れる「行きやすい」クリニック
浅草橋西口クリニックMoは、浅草橋駅の西口改札を出てすぐのアクセスのよい場所にあります。予約不要で平日19時まで診療をしており、土曜日も診療を行うなど、思いついた時に気軽に立ち寄れる身近なクリニックを目指しているそうです。
内科以外にも泌尿器科や皮膚科など総合的に診療を行い、患者さんの幅広い悩みに対応しています。
ほかにも、血液検査や尿検査などの結果はアプリで確認できる、充実した感染対策、キャッシュレス決済にも対応しているなど、患者さんが受診しやすいようにさまざまな取り組みを行われています。
訪問診療を考えている方は、浅草橋西口クリニックMoに相談してみてはいかがでしょうか。
浅草橋西口クリニックMoの基本情報
アクセス・住所・診療時間・費用
JR中央・総武線 浅草橋駅 徒歩1分
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10:00~14:00 | ● | ● | - | ● | ● | - | ● | - |
| 14:00~16:00 | - | - | - | - | - | ▲ | - | - |
| 16:00~19:00 | ● | ● | - | ● | ● | ▲ | ● | - |
▲:13:00~18:00
※上記は外来の診察時間となります。
【訪問診療の場合は、月曜~土曜、緊急の往診は24時間・365日対応しております。】
※受付終了は診察終了時間の15分前
※休診日:水曜・第3土曜の翌日曜・祝日
【費用(税込)】
医療保険
1割負担の方:7,000円前後
3割負担の方:20,000円前後
参考文献




