歯科検診・適切なセルフケアの「習慣化」が家族の口腔環境を整え、リスクの軽減に繋がる【岡山市北区 はな歯科クリニック】


親子で同じ歯科医院に通うことを考える場合、まず成人・小児の診療に対応していることが前提だが、ほかにはどんなポイントに着目して歯科医院を選べばよいのだろうか。別々の歯科医院に通うという方法もあるが、特に子どもが小さいうちは、時短・安心という意味でも、できれば同じところに通いたいもの。岡山市北区の「はな歯科クリニック」は、2017年の開院以来、多くの親子・3世代の家族を診療し続けている。藤田宗祐理事長に、親子・家族で同じ歯科医院に通うメリット、また同クリニックの取り組みについて、主に予防治療の観点から話を伺った。
藤田 宗祐(ふじた・そうすけ)
はな歯科クリニック 理事長
岡山県倉敷市生まれ。2010年徳島大学歯学部卒業。岡山大学病院臨床研修プログラム修了。医療法人大木会大木歯科医院勤務を経て、2017年に「はな歯科クリニック」開業。日本臨床歯科学会会員、日本臨床歯周病学会、日本顕微鏡歯科学会会員。
「一生涯ご自身の健康な歯を維持していただく」「今後悪化していくことを食い止める」ことを使命とし、予防をはじめとする歯科治療に幅広く対応する。親子・家族で通いやすい環境づくりにも注力する。
目次 -INDEX-
- 子どもにとっては「楽しい場所」であることが何より大切
- 貴クリニックでは、親子・3世代で通われている患者さんが多いそうですね
- 予防目的というと、定期的な歯科検診が中心になるのでしょうか?
- 定期的な歯科検診とセルフケアの改善の両方が大切なんですね。ブラッシング指導では、どのような点について指導しますか?
- 磨き残しがあるかどうかは目で見てわかるものなのでしょうか?
- お子さんの場合、何歳くらいから歯科医院に通えばよいですか?
- ただ、「子どもが泣いて迷惑をかけてしまったら申し訳ない」と感じる親御さんもいらっしゃるようです
- そう言ってもらえる歯科医院だと安心ですね。お子さんが泣いてしまったとき、貴クリニックではどのように対応されますか?
- 場所・人・診療に慣れれば、楽しく通ってくれるようになりますか?
- お子さんがリラックスして受診できるよう、環境づくりに配慮されているようですね
- 刺激し合える・安心して通える環境づくりのために
- 親子で同じ歯科医院に通うことには、どのようなメリットがありますか?
- 確かに、小さな頃から歯科検診や食後の歯磨きが当たり前になっていると、面倒くさいと感じないかもしれません
- 貴クリニックでは食習慣についてもアドバイスされますか?
- 「食べ方」もアドバイスされるとのことですが、具体的にどういった食べ方が問題になるのでしょうか?
- 食事の内容だけでなく、食べ方でもむし歯リスクは変わってくるんですね。貴クリニックにはファミリースペースがあると聞きましたが、これはどういったものですか?
- リラックスして診療が受けられそうですね。同時に受診したい場合、それ以上の人数だと難しくなりますか?
- 保育士さんによる無料託児サービスにも対応されているそうですが、その内容を教えてください
- さまざまな形で、ご家族の通いやすさをサポートされていますね。ただ、なかには「むし歯になるのは仕方ない」と半ばあきらめてしまうケースもあるようです
- むし歯になった場合も、早期発見・治療から再発予防へとつなげる
子どもにとっては「楽しい場所」であることが何より大切
貴クリニックでは、親子・3世代で通われている患者さんが多いそうですね
特に予防を目的として、親子・3世代でいらっしゃるケースが増えています。また最近の傾向として、パパとお子さんでお越しになることも多くなってきました。皆さん、積極的に予防に取り組んでくださいます。

予防目的というと、定期的な歯科検診が中心になるのでしょうか?
そうですね。歯科検診では主にむし歯や歯周病のチェック、歯垢の染め出し、ブラッシング指導、歯科衛生士によるプロフェッショナルケアを行います。6歳以上であれば、初診時にはレントゲン検査も行います。歯科検診の時に受ける口腔衛生指導をもとに、その方に適したセルフケアを確立することが重要です。フロスや歯間ブラシの使用も必要があれば歯科衛生士から指導をさせていただいています。
定期的な歯科検診とセルフケアの改善の両方が大切なんですね。ブラッシング指導では、どのような点について指導しますか?
歯ブラシの持ち方・動かし方・歯への当て方や、フロス・歯間ブラシの使い方などを、当クリニックの歯科衛生士が丁寧に指導します。親子で受診された場合、親御さんには、お子さんが歯ブラシを持てるようになってからも、小学校低学年くらいまでは仕上げ磨きをしてあげるようお願いします。もちろん、その仕上げ磨きの指導も行います。
磨き残しがあるかどうかは目で見てわかるものなのでしょうか?
歯科検診の際、プラークに反応する染め出し液を使用し、その色のついたところを重点的に磨いてもらいます。染め出し液はドラッグストアなどでも市販されていて、ご家庭でも使用できます。
お子さんの場合、何歳くらいから歯科医院に通えばよいですか?
乳歯が生え始める生後6カ月くらいが目安です。この頃は、むし歯のチェックに加え、むし歯を予防するためのフッ素塗布などが大切になります。歯科医院という場所、お口の中を触られることに慣れておくという意味でも、早めに歯科検診をスタートしましょう。
ただ、「子どもが泣いて迷惑をかけてしまったら申し訳ない」と感じる親御さんもいらっしゃるようです
当院のスタッフは、「子どもは泣くもの」と理解しています。特に小児歯科を掲げている歯科医院では、迷惑だなんてまったく感じていないと思いますよ。むしろ、お仕事や子育てで大変ななか、相談してくださったことをうれしく思うのではないでしょうか。
そう言ってもらえる歯科医院だと安心ですね。お子さんが泣いてしまったとき、貴クリニックではどのように対応されますか?
無理に治療をすることはしません。まずは泣き止んでお話しできるまで、親御さんと協力しながらあやします。ママ・パパと手をつないでもらいながら、膝ベッドに座ってもらいながら診療することもあります。最初は泣いていても、必ず協力してくれるようになるので、親御さんも焦らず見守ってあげてください。
場所・人・診療に慣れれば、楽しく通ってくれるようになりますか?
歯科治療そのものを楽しく感じるというのは難しいかもしれません。ただ、「楽しい場所」にすることは十分に可能だと思うんです。
当クリニックでも、待合室・キッズコーナーで過ごす時間、スタッフとお話する時間などを、少しでも楽しく感じてもらえるよう努めています。

お子さんがリラックスして受診できるよう、環境づくりに配慮されているようですね
はい。また当院では、タッチディスプレイで創造性のある遊びができるチームラボ(teamLab)を待合室に導入しています。来院の際には、ぜひ親子で画面にタッチしてみてください。お子さんと一緒に触って楽しんでいる親御さんもよく見かけます。
刺激し合える・安心して通える環境づくりのために

親子で同じ歯科医院に通うことには、どのようなメリットがありますか?
もっとも大きなメリットは、互いに刺激し合えることだと思います。親御さんが歯科検診を受けているのを見たお子さんは「歯科検診に行くことは当たり前なのだ」と思い、自然に受け入れてくれます。ご家庭での歯磨きもそうですが、習慣化することが大切ですね。
確かに、小さな頃から歯科検診や食後の歯磨きが当たり前になっていると、面倒くさいと感じないかもしれません
食習慣についても、ほぼ同じことがいえます。甘いお菓子やジュースなどを親御さんがよく口にする場合、お子さんも似たものを口にする機会が多くなります。結果、親子や家族がみんなむし歯になりやすい、ということが起きてしまいます。
貴クリニックでは食習慣についてもアドバイスされますか?
むし歯が多い・繰り返してしまう方には、間食を含めた食事の内容や食べ方をお聞きして、アドバイスをします。たとえば間食としては、糖分の少ないおにぎり・果物などが理想です。お菓子やジュースの場合も、むし歯リスクが低いものに変えることや、食べ方を工夫するだけでむし歯リスクを下げることができます。
「食べ方」もアドバイスされるとのことですが、具体的にどういった食べ方が問題になるのでしょうか?
テレビを観ながら、仕事や勉強をしながらの「ダラダラ食べ」は、お口の中が長く酸性に傾くため、むし歯リスクが高くなります。間食は15時など決まった時間にテーブルについて、5~10分くらいで食べきれる量を出すことをおすすめしています。
食事の内容だけでなく、食べ方でもむし歯リスクは変わってくるんですね。貴クリニックにはファミリースペースがあると聞きましたが、これはどういったものですか?
カーテンのみで仕切ったチェアー空間があります。ご家族で検診をする際はカーテンを開けることでお子さんの様子を見ながら同時に検診することができます。ファミリースペースにはチェアが3台ありますので、親1人・子2人、親2人・子1人といった形で予防や治療が受けられます。
リラックスして診療が受けられそうですね。同時に受診したい場合、それ以上の人数だと難しくなりますか?
当クリニックではチェアが7台ありますので、最大でいえば7人のご家族を同時に診るということも可能です。ただ、治療内容やほかの患者さんの予約状況にもよりますので、事前にご確認ください。また、ファミリースペースを希望する場合、大人数で一緒に受診したい場合は早めの予約をお願いします。
保育士さんによる無料託児サービスにも対応されているそうですが、その内容を教えてください
ママ・パパが診療を受ける間、保育士がキッズコーナーでお子さんをお預かりします。ご希望の方は、事前にサービスの予約をお取りください。キッズコーナーにはおもちゃや絵本、DVD、チームラボ(teamLab)のタッチディスプレイを用意しています。なお、託児サービスの予約なしでも、キッズコーナーを利用していただくことは可能です。
さまざまな形で、ご家族の通いやすさをサポートされていますね。ただ、なかには「むし歯になるのは仕方ない」と半ばあきらめてしまうケースもあるようです
そういった方ほど、当クリニックにご相談ください。よくあるのが、1人目のお子さんがむし歯だらけになって受診され、治療・再発予防に取り組まれると、2人目のお子さんはむし歯ができない・少ないといったパターンです。ご家族で定期的に歯科検診に通い、セルフケアを少しずつ改善すれば、高い確率でむし歯リスクを抑えられます。

むし歯になった場合も、早期発見・治療から再発予防へとつなげる

歯科検診は、どれくらいの頻度で通えばよいのでしょうか?
3カ月に1回が目安です。むし歯などのリスクが高い人には、1~2カ月に1回来てもらうこともあります。ただその場合も、プロフェッショナルケア、正しいセルフケアによってリスクが下がれば、多くのケースで、3カ月に1回で済むようになります。
当たり前の話かもしれませんが、定期的に歯科検診に通い、セルフケアを頑張っても、100%むし歯や歯周病を防ぐことはできないんですね
ただ、リスクはほぼ努力に比例して下がります。また、検診の重要な意義は、むし歯・歯周病になってしまったとき、早期発見・早期治療することで重症化を回避できる点です。自分のリスクに合った頻度で歯科検診に通うことが大切になります。
貴クリニックでは、早期発見のために工夫されていることはありますか?

歯科検診・予防にかかる費用について、教えてください
3割負担の方の場合、3,500円前後が目安となります。また、小学生以下のお子さんは、子ども医療費受給資格証をお持ちの場合、無料となります。
最後に、読者の方にメッセージをお願いします
当クリニックでは、予防をはじめとする歯科の研修に積極的に参加する、意識の高い歯科衛生士が揃っています。人材に恵まれた環境で、患者さん一人ひとりのリスクに合った予防法を提案しておりますので、ぜひ親子で、ご家族で、お気軽にご相談ください。
編集部まとめ
「はな歯科クリニック」は親子で通いやすい体制を整えた上で、質の高い予防・治療を提供する歯科医院です。チェアの上の天井にキャラクターのシールを貼るなど、お子さんへの細やかな優しさも見て取れます。セラミック治療・インプラント・入れ歯治療やホワイトニングなど、大人の歯科治療も充実しています。親子で、あるいは3世代で通える歯科医院をお探しであれば、ぜひ一度相談されてみてはいかがでしょうか。

医院名
はな歯科クリニック
診療内容
予防治療 小児歯科 一般歯科 など
所在地
岡山県岡山市北区西花尻1179-1
アクセス
JR伯備線「庭瀬」駅より徒歩5分



