美しさは歯の健康から。マウスピース型矯正とセラミック治療で心地よく、自然な笑顔へ【京都市右京区 デンタルクリニック川村】

矯正治療は審美性のみならず、日常の歯のメンテナンスがしやすくなり、咬み合わせが整うことから、全身の健康にもよい影響が期待できる。京都市西京極の「デンタルクリニック川村」では、目立ちにくい透明のマウスピースを用いた前歯の矯正と、強度と見た目を両立しやすいジルコニアを採用したセラミック治療を軸に、審美性だけに偏らないお口の健康を見据えた提案を行っている。今回は院長の川村幸司先生に、矯正とセラミック治療の考え方、治療の流れ、患者さんが無理なく続けるためのポイントについて話を伺った。
川村 幸司(かわむら こうじ)
デンタルクリニック川村 院長
2001年、松本歯科大学卒業後、大阪歯科大学勤務。その後、大阪・神戸市内の歯科医院にて一般診療から審美・インプラント分野まで幅広い臨床経験を重ね、2008年にデンタルクリニック川村を開院。地域に根ざしながら、むし歯・歯周病の治療を行い、お口の健康維持に貢献するとともに、セラミック治療、マウスピース型矯正などで美しい口元の実現もサポートしている。国際口腔インプラント学会(ISOI)認定医・日本外傷歯学会認定医・日本外傷歯学会、日本歯科審美学会、日本口腔インプラント学会会員。
目次 -INDEX-
- 見た目の美しさと健康を支える矯正治療
- 目立ちにくくストレスの少ないマウスピース型矯正で歯並びを整える
- セラミック治療で、自然な白さと美しさを長く保てる口元へ
- セラミック治療についてお聞きします。かつて歯科治療で入れた銀歯を長年そのままにしている方は多いようです。見た目のほか、先生は銀歯の問題点についてどのように思われますか?
- 銀歯の中でむし歯になっていても、外からではわかりません。銀歯は何年くらいもつのでしょうか?
- 銀歯のデメリットについて教えてください。逆に銀歯に利点があるとすれば、どんなことがいえるでしょうか?
- セラミックにすることのメリットには何がありますか?
- 体質的にセラミック治療が合わない人はいますか? また、セラミックにデメリットはありますか?
- 貴クリニックのセラミック治療の流れについて教えてください
- 矯正治療やセラミック治療を受ける際の費用の目安について教えてください
- セラミック治療と矯正治療は、両者とも「歯の健康と美しさが両立する治療」といえそうですね
- 最後に、これから矯正治療やセラミック治療を受けようと考えている方、Medical DOCのサイトを訪問している読者に何かメッセージをお願いします
見た目の美しさと健康を支える矯正治療
よい歯並びの条件にはどのようなことが挙げられますか?
よい歯並びの条件は、しっかり噛めて正しい咬み合わせであることです。そうした状態が整うと歯みがきがしやすくなり、むし歯や歯周病のリスク低下にもつながります。
噛む機能が安定すれば食事がより楽しめるようになり、健康面にもよい影響が期待できます。また、見た目が整うことで口元のコンプレックスがやわらぎ、人前でも自然に笑いやすくなるなど、気持ちの面でも前向きな変化が生まれます。

咬み合わせが悪いとどうなるでしょうか?
まず、食べ物が十分に噛みにくくなり、食事がとりづらくなります。次に咬み合わせの乱れで歯みがきが行き届きにくくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まります。口臭の原因になることも考えられますね。
加えて咬み合わせのズレが続くと顎関節に負担がかかり、顎関節症につながることもあるので注意が必要です。
機能的に悪影響があると考えられる歯並びにはどのようなものがありますか?
機能面に影響が出やすい歯並びとして、私が代表例として挙げるのは、上顎前突(出っ歯)、反対咬合(受け口)、そして開咬(噛んだときに前歯が当たらず、前歯が空いてしまう状態)です。
特に開咬は、前歯でしっかり噛めないだけでなく、状態によっては口が閉じにくいといった不便につながることもあります。こうした歯並びは、見た目だけでなく健康面にも関わってくるため、矯正で整えておくことが望ましいと考えています。
矯正治療では、動かした歯が元に戻ってしまうようなことはありませんか?
矯正で動かした歯が元に戻る、いわゆる「後戻り」は実際に起こり得ます。特に最初の3年間は「後戻りが起こりやすい期間」とされており、この間はリテーナーを継続して使うことが重要です。
また、リテーナーが破損していないか、歯並びに変化がないかを確認するためにも、3カ月~半年に1回の定期検診は必要です。

矯正治療が一番成功する年齢というのはありますか?
矯正治療において「この年齢が最も成功しやすい」とは一概に言えません。子どものうちに始めた場合でも、最終的には永久歯がすべて生えそろった段階で、再び本格的な矯正が必要になるケースが意外に多いものです。そのため、患者さんご自身の協力が得られる時期、たとえば中学生以降で、永久歯列が完成してからのタイミングが最も適していると考えています。
目立ちにくくストレスの少ないマウスピース型矯正で歯並びを整える

矯正治療は痛みを伴いませんか? 治療期間はどのくらいかかるのでしょうか?
マウスピース型矯正で「痛みが辛い」と訴える方や、治療を途中でやめてしまう方は、当クリニックには今のところいらっしゃいません。皆さん継続して矯正に取り組まれています。
ただ、装置を交換した直後に多少の圧迫感を感じることはありますが、比較的すぐ慣れる方が多い印象です。
治療期間については半年〜1年半の範囲で、平均すると1年くらいですね。個人差はありますが、早い方は半年ほどで終わります。治療回数は、24~48回になります。
矯正したいと思っていても、人によって矯正が難しいケースはありますか?
それでは改めて、貴クリニックでの矯正治療の流れを教えてください
まず、お口の中を診察したうえで、その日のうちに無料カウンセリングを行います。続いてマウスピース型矯正が可能かどうかを判断し、対応の可否・費用・治療期間などをご説明いたしますので、ご自宅でじっくり検討していただけます。
治療をご希望の場合は、次回来院時に口腔内スキャン(型取り)を行い、そこから治療を進めていきます。
貴クリニックの設備や機器について説明をお願いします
矯正を成功させるために、患者さんが日常気をつけたいことは何でしょうか?
最も大切なのは装着時間です。食事のとき以外は装着し、1日20〜21時間以上を目安にしっかり守っていただくことが重要です。また、交換のタイミングに合わせてきちんと通院していただくことも大切です。
当クリニックでは1〜2週間に1回の通院時にチェックを行い、状態を確認しながら治療を進めていきます。
先生は、矯正治療で一番大切なことは何だとお考えですか?
一番大切なのは、患者さんご自身の日々の取り組みです。装着時間を守ることや丁寧な歯みがきなど、毎日の積み重ねが治療結果に大きく影響します。
マウスピース型矯正は取り外せるのが利点ですが、その分ご自身の判断で外せてしまうという側面もあります。だからこそ、生活習慣の中で無理なく続けられる工夫をすることが、スムーズな治療につながります。

セラミック治療で、自然な白さと美しさを長く保てる口元へ

セラミック治療についてお聞きします。かつて歯科治療で入れた銀歯を長年そのままにしている方は多いようです。見た目のほか、先生は銀歯の問題点についてどのように思われますか?
銀歯は見た目だけでなく、劣化のしやすさも課題です。セラミックに比べて銀歯は接着力やフィット感が劣るため、時間が経つとすき間ができやすく、むし歯や歯周病のリスクが高まる傾向があります。
銀歯の中でむし歯になっていても、外からではわかりません。銀歯は何年くらいもつのでしょうか?
見た目の違いだけでなく、銀歯はセラミックに比べて劣化しやすく、接着剤の密着性も劣るため、むし歯や歯周病のリスクが高くなりやすい傾向があります。
銀歯の寿命は人によって異なり、長ければ一生使えることもありますが、早ければ数カ月~数年でトラブルになることもあります。むし歯が進行しても気づきにくいため、定期的な検診で、詰め物と歯のすき間に異常がないかをチェックすることがとても大切です。
銀歯のデメリットについて教えてください。逆に銀歯に利点があるとすれば、どんなことがいえるでしょうか?
デメリットは、むし歯や歯周病のリスクが高くなることで、再治療の可能性も上がることです。金属アレルギーの方は、金属は使えないので、銀歯は避けましょう。
逆に利点を挙げるとするならば、保険治療ができるということでしょう。
セラミックにすることのメリットには何がありますか?
保険の素材(銀歯)に比べて、セラミックは見た目が自然で変色しにくく、むし歯や歯周病になりにくいのが大きなメリットです。
ただし、汚れがつきにくいとはいえ、油断は禁物です。しっかりケアしないと、自分の歯と同じように汚れがついてしまいます。
体質的にセラミック治療が合わない人はいますか? また、セラミックにデメリットはありますか?
基本的には、体質的に合わないということはほとんどありません。ただし、ごく稀に接着剤などの材料にアレルギー反応が出るケースがあります。
セラミックの現実的なデメリットとしては、保険適用外のため、自費診療になることが挙げられます。
貴クリニックのセラミック治療の流れについて教えてください
セラミックだけを目的に来院される方は少なく、むし歯治療の流れのなかで「詰め物・被せ物」をどうするか、という選択になります。
まず、カウンセリングをして、レントゲンなどでお口の状態を検査し、現状と治療が必要なところを理解してもらったうえで治療を進めます。治療の回数は最短で1~2週間/2回です。複数本や上下など範囲が広いと、期間は長くなります。

セラミック治療と矯正治療は、両者とも「歯の健康と美しさが両立する治療」といえそうですね
そのとおりですね。審美だけでなく、咬み合わせや歯ぐきの健康まで考慮した、歯の健康と美しさが両立する治療だと思っています。
編集部まとめ
デンタルクリニック川村のマウスピース型矯正は、前歯の部分矯正に絞り、痛みを感じにくく続けやすい点が特徴です。カウンセリングでは適応の可否・治療期間・費用を丁寧に提示し、後戻りを防ぐためのリテーナー管理や定期検診までしっかりサポートしてくれます。また、セラミック治療の話題では、銀歯の問題点や定期チェックの重要性についても具体的に説明していただきました。川村院長の、口元の自信と笑顔につながる提案も印象的でした。




