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費用や手術が心配と敬遠されがち? 不安に配慮したインプラント治療とは【富山市婦中町 リードデンタルクリニック】

 公開日:2026/01/30

費用や手術が心配と敬遠されがち?
不安に配慮したインプラント治療とは
費用や手術が心配と敬遠されがち?
不安に配慮したインプラント治療とは

歯を失ってしまったとき、入れ歯やブリッジと並んで検討されるインプラント治療。一般に「料金が高い」「手術が怖い」といったイメージを抱いている人も多いのではないだろうか。しかし近年は、患者の経済的・肉体的な負担を大きく軽減する方法が開発され、治療の選択肢も広がっている。富山市「リードデンタルクリニック」の院長・石坂圭識先生は、インプラント治療のスペシャリストの一人。入れ歯やブリッジとの比較から手術回数・治療期間の低減を可能にする新技術まで、現在のインプラント治療を取り巻く状況について石坂院長に話を伺った。

Doctor’s Profile
石坂 圭識(いしざか よしのり)
リードデンタルクリニック 院長

2008年、東北大学歯学部を卒業。東北大学病院附属歯科医療センター、山形県の高畠歯科クリニックへの勤務を経て、2010年からの6年間、医療法人鳳珠会の理事として活動。幅広い年代・多岐にわたる症例に対する実績を重ね、2016年、富山市に「リードデンタルクリニック」を開院した。日本口腔インプラント学会に所属し、日本顎咬合学会では噛み合わせ認定医として活躍。豊かな知識と経験を生かし、新しい技術・新しい設備を駆使して高精度なインプラント治療を実践している。

歯を失う原因にはどのようなものがありますか?それを補う方法についてもお教えください

歯を失ってしまう原因となるのは、むし歯、歯周病、歯根破折(歯の根にひびや割れが生じる状態)などが挙げられます。
歯が欠損した箇所を補う方法としては、取り外し式の入れ歯、固定式のブリッジやインプラント治療があります。

まだまだ進化を続けるインプラント治療の技術

それぞれのメリット・デメリットはどのようなものでしょうか?

入れ歯には、部分入れ歯と総入れ歯があります。治療期間が短く他の治療法に比べて費用を抑えられ、修理や調整も容易という利点がありますが、一方で、ほかの治療法に比べて噛む力が弱く、装着時の違和感や見た目の問題がデメリットといわれています。
ブリッジは、欠損部分の両隣の歯を削り、その上に連結した人工歯を装着するという治療法です。違和感が少なく、数回の通院で治療を終えることが可能ですが、健康な歯を削る必要があるうえ、周囲の歯へ負担がかかる側面も持ち合わせています。その点も考慮して選択する必要があります。
インプラントは顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着するという治療法です。ブリッジのように両隣の歯を削る必要性はなく、周囲の歯に負担をかけることがありません。従来の歯と同じような役割を果たし噛む力を分散させるため、残っている自分の歯を守ることにもなります。天然歯に近い噛み心地と見た目を再現でき、入れ歯のように取り外しをする必要がないので違和感がなく、噛む力も強いのがメリットです。
しかし、インプラントは外科手術が必要になります。そのため治療期間が長く、費用が高額になることなどがデメリットといえるでしょうね。

これら3つの方法のうち、先生はどれをおすすめしますか?

当クリニックでは、一歯だけなど部分的な欠損の場合、主にインプラントをおすすめしています。また、欠損が全顎に及ぶ場合も新しいインプラント技術で対応できることがあり、そういった方法も導入しています

まだまだ進化を続けるインプラント治療の技術

新しいインプラント技術とは、どのようなものでしょうか?

たとえば、総入れ歯の方や多くの歯を失った方に対して、4本のインプラント体をバランスよく骨に埋入して支える「ALL ON 4(オールオンフォー)」という治療法があります。
また、骨量が足りないためにインプラント治療ができないという方には、事前に「サイナスリフト」など“骨をつくるための手術”が行われますが、近年は大掛かりな手術をすることなく骨を造成し、インプラントを同時に埋め込むことができるという治療法も登場しています。
当クリニックではこれらの新しいインプラント技術を導入し、患者さんの不安や負担のカバーに努めています。

手術や費用・治療期間の問題を解決に導く新技術

手術や費用・治療期間の問題を解決に導く新技術

「ALL ON 4(オールオンフォー)」について、詳しくお教えください

以前は、「片顎で14本歯がない」という方は、総入れ歯となるか、インプラント治療で対応するためには、インプラントを10~14本埋め込む手術が必要でした。本数が多くなると当然ながら手術時間は長くなり、術後の腫れが大きく費用もかさむことになります。
しかし、研究によって特殊な技術を用いれば、日常生活に必要な12本(片顎)の人工歯を支えるために必要なインプラントは4~6本にできることがわかったのです。ALL ON 4は、必要最少本数の4本のインプラントで、上または下の歯をすべて支えるという方法です。
ただし、欧米で開発された治療法なので、日本人では4本のインプラント埋入では不十分というケースもあります。その場合は5本のインプラントを埋入する「ALL ON 5」や、6本の「ALL ON 6」を行うこともあります。
また、骨が薄い・少ないという場合、これまではインプラント治療をあきらめるか、または、大がかりな骨移植や骨造成の手術をしてから行うという方法しかありませんでしたが、ALL ON 4ならばそういった手術をせずにインプラント治療をすることができます。

骨が少ない方でもインプラントが可能な新しい方法とはどのようなものですか?

奥歯の上に「上顎洞」と呼ばれる空洞があります。奥歯にインプラントを埋入するという場合、上顎の骨が薄くて骨量が少ないと、「サイナスリフト」「ソケットリフト」という技術を行い、“上顎洞の中に骨をつくる”という工程を経てインプラント治療を可能にする方法が一般的です。
当クリニックでは、これらをさらに進化させた新しいものです。特殊な器具で周辺の骨を圧縮しながら上顎洞粘膜ごと挙上し、インプラント体そのもので上顎洞粘膜を支えることで挙上した空間に骨を誘導する技法です。サイナスリフトなどと同じように、生態が持つ「空いているところには何らかの組織がつくられていく」という性質を活用して骨を増やす方法です。
自分の骨を圧縮しながらインプラントそのもので下支えをするため、大きな手術を経たり、骨がつくられる期間を待ったりする必要がありません。インプラント体そのものも、「ショートインプラント」と呼ばれる短いタイプが登場し、治療に貢献しています。

インプラント治療も進化し続けているのですね

そうですね。以上のような、ALL ON 4ショートインプラントなどで骨造成・骨移植といった従来の手術を避けられる方法は「グラフトレスインプラント」と呼ばれます。
さらに、グラフトレスインプラントに限らず、通常のインプラントでも、“インプラント体を埋入する手術と同時に仮歯を入れる”という「即時荷重」と呼ばれる治療法が確立されています。1回の手術で済むことで患者さんのダメージを最小限に抑えられ、「最短1日で噛めるインプラント」としても注目されています。

これらの新技術は、患者さんにどんなメリットをもたらすのでしょうか?

いずれも患者さんがインプラントに対して抱いてきた、「高いのでは?」「長くかかるのでは?」「安全?」といった不安を大きく軽減しています。
ちなみに当クリニックでは、インプラントの料金は補綴込み・税込みで1本440,000円です。骨造成手術をしないため、その費用がプラスされることはありません。支払方法は現金のほか、クレジットカードやデンタルローンの利用が選択できます。
また、治療期間は、初診からインプラント体埋入に至るまで(口内環境を整えるための時間を要することがありますが)、すべての工程はほぼ半年以内で完了します。即時荷重によって、早い方では手術に着手して3カ月で終わることもあり、従来のインプラントと比較して、費用だけでなく通院回数・治療期間も低減されています。

手術や費用・治療期間の問題を解決に導く新技術

最も重要なのは「自分の歯を大切にする」ということ

最も重要なのは「自分の歯を大切にする」ということ

「コンピューターインプラント」といわれる、安全性・正確性を高める取り組みもありますね?

そうですね。当クリニックでも、「CT」「3Dシミュレーション」「ガイドシステム」を活用し、人為的なミスの低減を追求したコンピューターインプラントを実施しています。
まず、CTによって3次元で立体的に撮影することで、今まで見えなかった顎の骨の厚みや神経管の位置などの詳細な情報を確認できるようになりました。このCTデータを用いて手術前にさまざまなシミュレーションを行い、「どのサイズのインプラントを埋入するのか」「血管・神経を避けるにはどの部分に埋入するのが適切か」などを精細に把握します。
さらに、フリーハンドで手術をするのではなく、手術用のテンプレートを作製し、それを反映しながらインプラント埋入を行います。CTデータとシミュレーションソフトによって分析・決定した情報をもとに「ガイデッドサージェリー」と呼ばれるマウスピースのような器具を作製し、手術に用います。
このような設備が整った環境で、なおかつ実績・経験がある医師が担当することで、インプラント治療の安全性・正確性が格段に向上しています。当クリニックではこれらの新しい設備・機器を完備しており、私のこれまでの実績を生かしながら、新技術を率先して提供しています。

最も重要なのは「自分の歯を大切にする」ということ

インプラント治療を考える際、患者さんにとって医院選びは重要なポイントだと思います。それについて、先生はどのようにお考えですか?

現在、インプラント治療は全世界で行われています。それにともなってインプラント体も世界各国で数多くのメーカーが開発・販売するようになりました。ただ、なかには安価で質や機能などが水準に達していない粗悪なものも存在しています。安全で効果的なインプラント治療を受けるには、信頼度の高い、良質な製品を採用している歯科医院を選ぶことが大切です。
ちなみに当クリニックは、「ノーベルバイオケア社」のインプラントを採用しています。豊富な研究実績に基づき、機能性と審美性の双方において優れた製品を提供し続けているブランドです。
もちろん、担当する医師の症例数や経験値などが高いに越したことはありませんし、日本口腔インプラント学会に所属しているかどうかなども、医院選びのひとつの目安になるのではないでしょうか。

最後に、このサイトをご覧になっている読者の方にメッセージをお願いします

インプラントは、歯を欠損した方が機能や見た目を取り戻すために効果的な治療として知られるようになりました。さまざまな技術によって、より安全で負担の少ない治療方法も次々に登場しています。
しかしながら、最も大切なのは歯を失うことなく、「いつまでも自分の歯で食べたり話したりできる」ということ。「インプラントなど考える必要がない」という健康な状態が最も理想的なのです。
インプラントでは「治療後もメンテナンスに通わなくてはならない」という点がデメリットに挙げられることがありますが、それはインプラントに限ったことではありません。むし歯や歯周病を予防・早期発見し、いつまでも自分の歯を維持するためには、定期検診を受けるなど予防に取り組むことがとても重要です。
歯科治療の費用や回数を減らしたり、外科的な処置を避けたりという意味でも、常日頃から予防目的で歯科医院に足を運び、「自分の歯を大切にする」ということをしっかり意識しましょう。

編集部まとめ

インプラントの新しい技術は、これまで敬遠していた方にもさまざまな選択肢を提示してくれるものと感じました。一方で、インプラントのスペシャリストである石坂先生が、口内の包括的な健康サポートを信念とされ「何よりも自分の歯を大切にすることが重要」とお話しされたことがとても印象的でした。富山市にお住まいで、歯・お口について気になることがある方は、「リードデンタルクリニック」にご相談してみてはいかがでしょうか。

リードデンタルクリニック

医院名

リードデンタルクリニック

診療内容

インプラント治療 審美治療 予防治療 など

所在地

富山県富山市婦中町砂子田81-292

アクセス

JR高山本線「速星」駅より車で4分

この記事の監修歯科医師