豊富な症例をこなす矯正のプロに聞く、矯正治療成功のカギ【新潟市西区 かとう歯科】

やはり、費用が高いことがためらう理由として大きいと思います。矯正治療には高額な費用がかかるというイメージが強く、踏み出せない方が多いように感じます。また、歯を抜くことへの抵抗感や、治療期間の長さも不安につながるようです。

大切なのは、高額な治療費がハードルとなり、治療をあきらめる方を減らしたいという想いです。当院では、追加費用をできるだけなくし、トータルでかかる費用を明確にしています。たとえば、目立ちにくいセラミックの装置や、抜歯の費用、後戻り防止装置の費用もすべて基本料金に含んでいるのが特徴です。

当院では、患者さんのご要望やお口の状態に合わせて、「ワイヤー矯正」「マウスピース型矯正」「歯の裏側に装置をつける舌側矯正」など、多様な矯正治療法を用意しています。

ワイヤー矯正は、歯の表面に装置を付けて歯を動かしていく、最もポピュラーな治療法です。幅広い症例に対応できるのが強みですが、「装置が目立つ」というデメリットもあります。
そこで、装置が目立たないマウスピース型矯正（インビザライン※）や、歯の裏側に装置をつける舌側矯正といった治療法も選択肢としてご提案しています。それぞれのメリット・デメリットを丁寧に説明し、患者さんに適切な治療法を一緒に見つけていきます。
※未承認医薬品等のため医薬品副作用被害救済制度の対象外の可能性があります。

矯正治療後の「後戻り」を完全に防ぐことは、実は非常に難しいのが現実です。しかし、できるだけ長く後戻り防止装置（リテーナー）を装着することで、歯並びを安定させることができます。理想を言えば、生涯使い続けることで、より高い効果が期待できます。
また、日頃の癖も後戻りの大きな原因になります。特定の噛み癖や舌の位置、食いしばりといった癖がある場合は、それを意識して直すことが、歯並びを維持するために重要です。
こうしたケアは、治療後の定期メンテナンスで歯科衛生士と一緒に確認していきます。後戻りを防ぎ、矯正治療で手に入れたきれいな歯並びを長く保つためにも、メンテナンスを怠らないことが大切です。

永久歯が生え始める6歳頃が、矯正治療を始めるのに適した時期です。この時期はあごの骨が活発に成長するため、その成長をコントロールできることが最大のメリットです。成長が足りなければ促し、強すぎる場合は抑えるなど、あごの骨を理想的な状態に誘導できます。
また、舌の位置や口呼吸といった「癖」を早い段階で改善することで、将来的な歯並びの悪化を防ぎ、抜歯のリスクも減らすことができます。

小児矯正については、主に「マイオブレース（早期予防矯正治療）」というマウスピース型の装置と、お口まわりの筋肉を鍛えるトレーニングを組み合わせて治療を進めます。必要に応じて「床矯正」という装置を使うこともあります。
マイオブレースは、ご自宅で毎日続けていただく必要があります。お子さん自身が「歯並びをきれいにしたい」という気持ちを持って取り組んでくれないと、治療効果はほとんど得られません。もし途中でモチベーションが下がってしまった場合は、別の治療法に切り替えることも検討しますので、いつでもご相談ください。

当院には、お子さん連れの患者さんにも安心して来院いただけるよう、キッズスペースを完備しています。また、保育士が常駐しているので、治療中は安心して託児をご利用いただけます。診療室はひとつだけ個室があり、そのほかはオープンスペースとなっています。
精密な診断を行うための、口腔内スキャナーや歯科用CTも揃えており、これらのデータを元に治療計画をシミュレーションし、患者さんにはiPadでわかりやすくご説明しています。

治療を始める前に準備しておくことは特にありません。初診時には、まずお口の状態を拝見し、ご希望を伺うことから始めますので、何も準備せずにお越しいただいて大丈夫です。
治療中に気をつけていただくこととしては、ワイヤー矯正の場合、装置を付けていると歯磨きがしにくくなるので、日頃の歯磨きに時間をかけて丁寧に磨くことが大切です。
また、マウスピース型矯正の場合は、決められた時間をしっかり装着することが最も重要です。装着時間を守らないと、治療が計画通りに進まず、期間が延びてしまうこともあります。

治療を始める前も、始まってからも、「丁寧な説明」を心がけています。特に、治療前にはメリットだけでなくリスクについても詳しくお話しします。治療中も、毎回写真を撮って前回の状態と比較しながら、患者さんご自身の変化を実感していただけるよう努めています。
患者さんが「今、何をしているのか」をしっかり理解し、安心して治療に臨んでいただくことが何より大切だと考えています。

やはり、少しでも気になることがあるなら、まずは気軽に相談していただきたいです。インターネットで情報を調べる方も多いと思いますが、ネットの情報がすべての方に当てはまるわけではありません。ご自身がどういう状況で、どのような治療の選択肢があるのかは、実際に歯科医院で診てもらうのが一番です。矯正治療を始めるかどうかにかかわらず、まずはご自身の歯並びについて知ることから始めてみませんか。