審美治療で叶える理想の口元。年齢を重ねても違和感が生じにくいセラミックを推奨【大阪府池田市 マウス歯科】

歯の治療は、むし歯や歯周病の回復だけでなく、見た目の美しさを整える側面もある。歯や口元の美観に焦点を当てた審美治療は、単に白い歯にするほかにも、顔貌や骨格との調和も大事なポイントだ。大阪府池田市のマウス歯科では、患者さんが抱える悩みや要望に耳を傾け、顔貌と治療結果とのバランスのとれた仕上がりを目指しているという。院長の細井誠人先生に審美治療について話を伺った。
「だってきれいになるんだから」やはり審美治療は受けたほうがいい
そもそも審美治療とは、どのような治療でしょうか?

審美治療を望む患者さんにいちばん多い悩み、または要望にはどのようなことがあるでしょうか?
審美治療は受けたほうがよいのでしょうか?
私は受けたほうがいいと思いますね。 だって、きれいになるじゃないですか(笑)。

審美治療では、治療中に痛みなどを感じることはありますか?
治療中に神経を刺激することがあるので麻酔をしますが、麻酔が切れても痛みが出てくることはありません。 また、治療に際して歯を削り、セラミックをかぶせるまでの間は仮歯を入れます。隙間があると、そのときは少し染みるようなことがあるかもしれません。
年10回のFTAの研修で得た知見を治療に反映

先生が患者さんのお口をご覧になったとき「これは審美治療を受けたほうがいい」と思うことはありますか?
もちろんありますよ。治療をおすすめする患者さんは、ほとんどが次のような場合です。 ほかの歯はきれいなのに、1本だけおかしいとか、治療痕があるようなときですね。写真を撮って患者さんに見せ、「気になりませんか?」とお尋ねして治療へつなげていきます。
先生は「FTA」というスタディグループのコンセプトに沿って治療をなさっているそうですね。FTAについて具体的に教えてください
FTA(Fundamental Training Association)は「顔貌から口腔内を考察する」という独自のコンセプトに基づいた歯科医師向けのスキルアップ研修会です。 患者さんの顔全体のバランスを詳細に評価し、そこから口元や歯の状態を総合的に診断することにより、単に歯を美しくするだけでなく、顔全体の調和を考慮した審美治療を行います。 FTAの審美治療では単に口腔内だけでなく、患者さんの顔全体のバランスや調和を考慮するため、「顔貌からの診査」を重視します。次に、患者さんの背景、年齢、生活習慣なども含めた包括的な診断を通して患者さんの具体的な希望や理想を把握し「治療ゴールの設定」を明確にします。そして、これらの診査と診断結果に基づいて「精密な治療計画」を立てて治療を進めていくというものです。これにより、患者さん一人ひとりの個性を最大限に引き出すことを目指します。
FTAには頻繁に参加なさっているのですか? 費用もかかると思いますが?
研修会は年に10回ありますから、ほぼ月に一度の頻度です。しかし、費用はスキルアップのための投資と考えています。また、FTAで得たことは実際の治療に反映しますし、実際、FTAで得た知見を治療に反映する前と後では結果がまるで異なりますから、最終的には患者さんに還元されていると思います。
貴院の設備や機材をご紹介ください
まず、治療に活用している主な機材として、「歯科用のCT」と「レントゲン」の機能を紹介しましょう。歯科用のCTは、あごの骨の厚み、密度、血管、神経の位置まで三次元で詳細な情報を得ることができます。医療用のCTと比べると被曝量が少なく、安心して受けていただけます。 レントゲンは歯や歯根の状態を鮮明な画像で確認できます。口腔内全体から一部分まで必要な情報を入手でき、目には見えない部分までわかります。 院内の衛生管理面については、「口腔外バキューム」と「滅菌機」を設備しています。口腔外バキュームは、歯を削る際に飛び散る微細な粉塵をはじめとした汚染物質を、患者さんが吸い込まないように、空中に浮遊する粉塵を吸い取って除去する装置です。 滅菌器は院内感染のリスクを下げるための機材で、治療で使った器具はすべて滅菌機を用いて完全滅菌しています。器具は患者さんごとに取り替え、徹底した衛生管理に努めています。

歯は一生のお付き合い。定期的なメンテナンスが欠かせない

貴院における審美治療の流れを教えてください
まずは予約をお取りください。24時間対応のWEB予約にも対応していますから、ぜひご利用ください。 初診で来られたら、まずは基礎資料としてレントゲンや写真を撮り、気になるところやどのような結果を望んでおられるかのヒアリングをします。もし前歯を治したいのであればほかの歯も触る必要があることや治療の内容などもお話しして、納得していただけたら、治療をする・しないの決断は患者さん自身でしていただきます。 治療を開始したら通院は2~3回、期間は2週間程度かかります。
審美治療を望む患者さんは、どんな方が多いですか?
比較的ご高齢の方が多いです。 もし歯周病があれば先に歯周病の治療をしますし、そもそも歯が抜けてしまっている方にはインプラントなどほかの方法を提案することもあります。
治療中と治療後に患者さんが気を付けることはありますか?
取り立ててありませんが、強いて挙げるとすれば、治療中はなるべく硬いものを食べないようにしてください。万が一歯が欠けてしまうと、それまでの行程が台無しになってしまいます。 治療後は、定期的に歯のメンテナンスに来ていただきます。これは審美治療に限らず、当院で治療を受けられた皆さんにおすすめしていることです。

貴院での審美治療の費用をお伺いします
素材はオールセラミック、メタルボンド、ジルコニアがあるのですが、いずれも税込み110,000円です。 ※下記はご紹介した素材のリスク説明です。 【オールセラミック】 保険適用外なので料金が高い・歯の状態や技術者の技量が大きく影響する・セラミックが割れたり欠けたりしてしまうことがある。 【メタルボンド】 土台に金属を使用しているため金属アレルギーの方には使えない・長期使用すると、金属により歯肉が黒ずんでしまう場合がある・焼きついていたセラミックが割れてしまった場合、金属が見える場合がある。 【ジルコニア】 天然の歯より硬いため、調整が不十分だと歯が削れる可能性がある・一度作成したものの修理ができないため、再作成となってしまう。
編集部まとめ
物静かでありながらも、時折笑顔を見せながら話される細井先生。マウス歯科の特徴を「待ち時間がすこぶる短いこと」といいます。受付から診療の開始まではもちろん、診療を終えた患者さんが待合室へ戻ると、会計までだいたい1分くらいだとか。 「多くの病院で、受付から診療の開始まで、何十分も待たされるのが普通になってしまっていますよね。病院=待つというイメージは、当院ではありません」 逆の立場ならきっとイライラするからと、待ち時間の短縮にも配慮されている先生でした。





