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親子の歯科治療・予防を一つの歯科医院で完結【札幌市清田区 ひだまりスマイル歯科】

 更新日:2024/06/25

親子の歯科治療・予防を一つの歯科医院で完結
親子の歯科治療・予防を一つの歯科医院で完結

「小児歯科」の受診は通常、保護者が主導となる。しかし歯科医院に連れて行こうとすると、子どもが嫌がって困る方も多いでしょう。また、子どもが協力的であったとしても、保護者が歯科医院選びで迷うことも多い。どのように子どもの納得や理解を得るか、数ある歯科医院の中でどこに相談すればいいのか、札幌市清田区平岡にある「ひだまりスマイル歯科」の水上直弘院長に詳しく話を伺った。

Doctor’s Profile
水上直弘(院長)
ひだまりスマイル歯科

2004年に北海道大学歯学部を卒業後、2010年同大学大学院歯学研究科修了。千歳市内の歯科医院に勤務した後、北山デンタルクリニック院長、ホップ歯科副院長を経て、2015年にひだまりスマイル歯科を開院。日本口腔インプラント学会、日本補綴歯科学会、北海道形成歯科研究会 、北海道口腔医療研究会会員。北海道大学病院客員臨床医師。笑顔と笑い声の絶えないアットホームな環境の中で、優しく丁寧な説明・治療を行っている。

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小児歯科でむし歯の予防・早期治療、定期検診の習慣を身につける

近年の歯科医院でのお子さんの受診状況は、以前と変わりありますか?

若い世代のお母さん・お父さんの健康への意識の高まりからか、お子さんの受診率、特に予防のための受診率が高くなっています。乳歯をできるだけむし歯にしないことで、将来的なむし歯のリスクも低くなるというデータが広く知られるようになったことも影響しているようです。

小児歯科でむし歯の予防・早期治療、定期検診の習慣を身につける

身体の健康意識だけでなく、お口の健康意識も高まっているんですね

健康な歯でしっかりと噛んで食べるということは、お子さんの身体の成長にもよい影響を与えます。逆にむし歯を放置していると、左右どちらか片側で噛むことで顎・身体のバランスが崩れたり、丸のみして消化不良を起こしたり、脳への刺激が不足したりといったことが懸念されます。あとは、歯並びの乱れも心配ですね。

むし歯と歯並びの乱れは一見関係なさそうですが、どのような影響があるのでしょうか?

乳歯が重いむし歯になり、本来よりも早く抜けると、永久歯が早く生えてくることがあります。歯の生え替わる順番が前後することで、歯並びが乱れるおそれがあります。また、歯はあいているスペースに移動する性質があるため、抜けたところに隣の歯が動いてくるということもあります。

歯並びが乱れると、見た目以外にも問題が生じるものなのでしょうか?

食べ物が詰まりやすい・磨きづらいことで、むし歯や歯肉炎、将来的な歯周病のリスクが高くなります。また正しく噛めないため、むし歯がある場合と同じように、身体の成長への悪影響、顎や身体のバランスの崩れといった問題が発生します。

子どものむし歯や歯並びの乱れを防ぐために、親御さんにできることはありますか?

定期的に歯医者に通わせることです。むし歯や歯肉炎のチェックだけでなく、予防のためのクリーニング・ブラッシング指導・フッ素塗布シーラント、歯並びの乱れを防ぐための食習慣・生活習慣指導が受けられます。また、指導された内容をご自宅で実践していくことが大切です。

ただ、子どもを歯科医院に連れて行くのは大変そうです…

「歯医者さん=こわい」というイメージがしっかり形成される前、理想でいえば0歳から、信頼できる歯科医院に通い始めるとよいでしょう。通っている歯科医院がこわくなければ、そういったイメージを抱きようがありません。

子どもをこわがらせないためには、どのような工夫をされていますか?

まずは歯に関係のないお話をするところから始めて、慣れたらチェアに座ってもらう、お口の中を見せてもらうといったように、一つずつステップアップしていきます。時間はかかるかもしれませんが、人と人としての信頼関係を構築することが、こわがらせないためにもっとも大切なことであると考えます。

嫌がる子どもを毎回無理矢理連れて行くのは、やはりよくないのでしょうか?

親御さんが連れて行く間は、それで予防や治療ができるかもしれません。しかし、お子さんはいずれ自立します。それまで無理矢理受診させられてきたお子さんは、そのとき自主的に定期検診に通うようになるでしょうか?
もちろん、一度こわい体験をしたお子さんでも、新しい歯科医院で根気強く接していけば慣れてくれるでしょう。親御さんの手を離れるまでに、歯医者さんを好きに、少なくとも嫌いでない状態に持って行くことが大切です。

小児歯科でむし歯の予防・早期治療、定期検診の習慣を身につける

お子さんがこわがる要素の一つには、「痛み」があると思いますが、いかがでしょうか?

定期検診や予防治療では、基本的に痛みはありません。治療で痛みが出そうなときには、麻酔を使用します。まず表面麻酔を塗って歯茎を一時的に痺れさせ、そこに注射麻酔を打ちます。麻酔液を人肌近くに温める・極細の針を使うといった工夫をすることで、ほとんど痛みがなく、麻酔・治療が受けられます。

無理なく、楽しく通える歯科医院を選ぶために大切なこと

無理なく、楽しく通える歯科医院を選ぶために大切なこと

お母さん・お父さんは、お子さんのためにどのように歯科医院を選べばよいのでしょうか?

HPなどで、その歯科医院が小児歯科に力を入れているかどうかをチェックしてみることをおすすめします。小児歯科では、適切な顎の発達や歯の生え替わりなどを考慮した、専門的な診療が必要になります。HPに小児歯科のページがあるかどうか、専門サイトを持っているかどうかといった点でも判断可能かと思います。

設備面ではどうでしょうか?

検査・治療・予防に関する設備については、小児歯科で何か特別な機器が必要になるということは基本的にありません。お子さんが明るい気持ちになれる雰囲気、キッズスペースがあることなどが、楽しく通うことを考えた場合には大切になるかと思います。赤ちゃんの場合には、おむつ交換台があればなお便利ですね。

キッズスペースがあると、お子さんも楽しく通えそうです

当院でも絵本やおもちゃ、アニメが流れるテレビなどを置いておくなど、楽しんでいただける工夫をしております。お母さん・お父さんが治療を受ける間、お子さんにキッズスペースで待っていてもらうという使い方もできます。親子で同じかかりつけ医が見つかれば、それに越したことはありませんね。

たとえば親子で同時にむし歯治療が必要になったという場合も、対応可能ですか?

当院では複数の歯科医師が在籍しておりますので、同じ日の同じ時間帯にご予約いただければ、別のチェアでそれぞれ治療を受け、一緒に治療を終えるということが可能です。治療内容によって終わる時間が多少ズレることもありますが、どちらかが長く待たなければならないということは基本的にありません。もちろん、定期検診も一緒に受けられます。

親子で治療・予防を受けると、お子さんもヤル気になれそうですね

はい、「お母さん・お父さんも頑張ってるから」と前向きになってくれます。反対に、お母さん・お父さんの方がお子さんの頑張りに刺激を受けて、お口の健康意識が高まるというケースもよく見られます(笑)。

相乗効果で、親子でむし歯ゼロを達成できればとても良いですね! 改めて、定期検診に通うことの重要性を教えてください

3カ月に1回くらいのペースで定期検診に通うことで、むし歯や歯肉炎(大人の場合は歯周病)の予防と早期発見・早期治療ができます。また当院の場合であれば、お子さんに矯正治療が必要になりそうであることを事前にお伝えしたり、理想的なタイミングで矯正治療を開始したりすることができます。

無理なく、楽しく通える歯科医院を選ぶために大切なこと

親子で長く通うなら、小児矯正や大人の治療も安心してまかせられる歯科医院を

親子で長く通うなら、小児矯正や大人の治療も安心してまかせられる歯科医院を

貴院では小児矯正に対応しているとのことですが、具体的にどのような矯正方法を行っていますか?

3~12歳頃の「Ⅰ期治療」では、ムーシールドというマウスピース型の矯正装置を使ったり、舌や唇のトレーニングである口腔筋機能療法MFT)を行うことで、顎の適切な発達と適切な生え替わりに備えます。

いわば、永久歯がきれいに生える・並ぶための土台づくりですね

そうですね。ムーシールドのメリットは、マウスピース型で簡単に取り外し可能で痛みも少ないことや基本的には就寝時だけ装着すればよいことが挙げられます。デメリットとしては、装着期間は症例にもよりますが目安1年程度かかり、その間お子さん本人の協力が不可欠であることや、保険適用外のため装置費用が5~10万円(税込)で、別途月に1回の調整費3~6千円(税込)程度かかることなどでしょうか。ただし、このⅠ期治療を受けることで、次のⅡ期治療、大人になってからの成人矯正が不要になる・簡単な治療で済む可能性が高くなるため、生涯で矯正歯科にかける費用をできるだけ抑えようと思うのであれば、Ⅰ期治療を受けることの方がメリットが大きいと考えています。

その他、Ⅰ期治療からスタートするメリットはありますか?

この時期は、著しく顎が成長する時期です。成人して顎の成長が止まると、「新しいスペース」をつくるためには基本的に抜歯が必要になってしまいますが、装置やトレーニングによって顎の成長を促すことで、「新しいスペース」がつくることができます。

自分の歯を多く残すためにも、Ⅰ期治療からの開始が理想的なんですね。その後は、どのような治療を行いますか?

13歳以降の矯正治療は、「Ⅱ期治療」となり、ワイヤー矯正やマウスピース型矯正など、大人と同じ装置を使って永久歯を動かしていきます。当院では、ブラケットとワイヤーを歯の裏側に取り付ける舌側矯正にも対応しています。

先ほど、「親子で通える歯科医院が便利」という話がありましたが、貴院では実際にそういった患者さんは多いですか?

一般歯科、予防治療、小児歯科、小児矯正・成人矯正、セラミック治療ホワイトニングインプラントと幅広く対応し、親子で通院しやすい環境を整えていることもあり、よくご相談いただいています。三世代で通ってくださるご家族もいらっしゃいます。

親子など家族で通うのであれば、子ども・大人の両方の歯科治療に対応されているのが安心ですね

対応している治療の種類、専門性は歯科医院によって異なります。当院では幸い、各分野を専門とする歯科医師が揃っておりますので、ほぼすべての治療を紹介なしで完結できます。また、全国展開する「ママとこどものはいしゃさん」グループに加盟しています。

親子で長く通うなら、小児矯正や大人の治療も安心してまかせられる歯科医院を

それはどのようなグループなのでしょうか?

予防・審美・小児矯正の3つを軸とした先進的な歯科医療を提供すること、厚生労働省の基準をクリアした滅菌体制を徹底することで、地域の健康への貢献を目指すグループです。当院も“町の歯医者さん”として身近な場所でありながら、高度な治療・予防を提供してまいります。

では最後に、読者の方にメッセージをお願いします。

美容院や遊び場に通うような感覚で、親子で、ご家族で、お気軽にご相談ください。20年後、30年後のお口と身体の健康を考えた予防・治療を提供します。

編集部まとめ

小児歯科に通うことの重要性、歯科医院の選び方など、詳しくお話を聞けました。親子で一緒に歯科医院を受診すると、互いに刺激し合えるというのも新しい発見でした。「ママとこどものはいしゃさん」グループへの加入などから、水上院長はさらなる高度な治療の追求、地域貢献への想いも強くお持ちであることがわかります。子どもが安心して通える歯科医院、親子で通いやすい歯科医院をお探しの方は、一度相談してみてはいかがでしょうか。

ひだまりスマイル歯科

医院名

ひだまりスマイル歯科

診療内容

小児歯科 予防治療 歯科一般 矯正歯科 など

所在地

北海道札幌市清田区平岡7条2丁目2-1
東光ストア平岡店2F

アクセス

札幌市営地下鉄東西線「大谷地」駅より車で5分

この記事の監修歯科医師